「ソウルフラワー」さんのページ

総レビュー数: 12レビュー(全て表示) 最終投稿: 2010年01月23日

一言で言えば狂ったジャンプ漫画です。
独特の癖のある画風、犯人は最大限までデフォルメされていて、もう人間には見えない人も多いです。そしてどきりとするぐらい黒いブラックなギャグの数々。「作者は一体どんな人間なのか!?」と思わずにはいられないぐらい狂ってます。もちろん全てほめ言葉ですよ。

ただ、狂った ジャンプ漫画というのが大切です。
ひねくれて見えるけれども良く見ると 友情+努力+勝利+推理もの+狂気=魔人探偵脳噛ネウロということが見えてくると思います。以外にもストレートなジャンプ漫画なんですよね。
万能の者一人の力ではなく仲間の力を借り。主人公や仲間たちがピンチを切り抜け成長して、巨悪を倒す。まさに、ジャンプ黄金の方程式にぴたりとあてはまります。この方程式はマンガ界最強の方程式なだけあって、うまくいけば最高の感動を人に与えてくれます。
作品終盤の怒涛の展開は感動を覚えずにはいられませんでした。

ジャンプ式推理マンガ+狂気「魔人探偵脳噛ネウロ」最高に感動を与えてくれた作品。超お勧めです。
ただ書いていて思いました「このレヴューは推理マンガに対するレヴューとは思えないな」と・・・

ナイスレビュー: 1

[投稿:2010-02-06 02:37:40] [修正:2010-02-06 02:37:40] [このレビューのURL]

今じゃママはテンパリストで天下をおとりになられた東村アキコの出世作。
最初のほうの巻と後半の巻では同じ作品とは思えないです。
始めはふつーの少女漫画。ギャグもかわいらしい控えめなものです。しかし巻を重ねるにつれて東村ワールド全開!劇団東村アキコの誕生です。(最初から全開なのがひまわりですね)
とにかくキャラクターが濃い。これでもかこれでもかキャラクターが画面を動き回ってボケまくる。女性が考えたと思えないような小ネタの数々は爆笑です。ただキャラクターに振り回される形でだんだんストーリー性が薄くなっていくのは賛否両論あると思います。
長らく続きが出ていないので連載再開を待ち望んでいます。男でもおもしろく読める少女マンガの一つだと思います。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-02-05 02:22:04] [修正:2010-02-05 02:22:04] [このレビューのURL]

9点 FLIP-FLAP

フツーの高校生、深町くん卒業式の日に、憧れの山田さんに告白する。返事はなんとOK!ただし付き合うには一つ条件があった・・・それは彼女の愛するピンボールのハイスコアを更新すること!

恐らく世界初のピンボール漫画!?
ピンボールをただのゲームだと見くびってはいけません。狭い盤面を縦横無尽にスティールボールが跳ね回る!そのスピード感は「ピンポン」にも負けず劣らず、反応反射音速高速の世界。読んでいるうちに読者も手に汗握って、主人公と一緒にピンボールと自分しか存在しない「その場所へ」と立つことになるでしょう。

とにかくどんどん世界に引き込まれていきます。最初はいやいやだった深町くんが、徐々にピンボールの虜になっていくように。読み終わったらグーグルでピンボールを置いてるゲームセンターを探すことは間違いなし。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-02-04 02:17:58] [修正:2010-02-04 02:25:41] [このレビューのURL]

若者の青春群像ものとしてのイエスタデイをうたっては1巻が全てだと思います。1巻だけで一つ映画が作れるんじゃないかなと思うほど素晴らしいです。
あとはキャラクターの魅力(ハルは俺の嫁)と冬目景独特の画風に支えられた、普通のラブコメじゃないでしょうか。
長期連載のため、雰囲気のあった独特の暗さが陰を潜め、キャラクターもストーリーも能天気になってしまっています。黒い服しか着ず、明るいけども、どこかミステリアスなハルは、よくいるなぜか主人公を追いかけ続ける萌えキャラと化してしまいました。
羊のうたや短編集の冬目景独特の暗さ好きとしては非常に残念です。



ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-02-02 01:28:19] [修正:2010-02-02 02:01:29] [このレビューのURL]

最終兵器彼女は綺麗な作品ですよね。人の死や過酷な現実がけっこうエグイ描写で描かれてるにも関わらず。
それでも最終兵器彼女の印象が綺麗なのは、高橋しんの絵が大きいのだと思います。透明感があるというか、少女漫画的というか、最終兵器彼女の世界観に一番あった絵ではないでしょうか。
また、過酷な世界から二人だけを切り取って描かれた二人の恋愛は、儚くも美しく感じさせるのでしょう。

だからこそ最後のSEXは、急に夢の中に現実が紛れ込んだような、ものすごく異物感を感じてがっかりしてしまいました。個人的には他にしめ方があったじゃないかなと思います


ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-02-02 01:58:15] [修正:2010-02-02 02:00:02] [このレビューのURL]

今、巷にあふれる萌え4コマとみせかけ、実はとびっきりの実力派4コマ

全体的にふんわりとした空気で、女の子の絵もかわいく、キャラ4コマとしても良作だと思います。
ただそれだけではなく、決してキャラ頼りにならず、日常や生き物を一風変わった目線から切り取って、一つ一つの4コマが、ちゃんとくすりと笑わせられるものとなっています。

萌え好きも4コマ好きも両方満足できる作品だと思います

ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-02-01 02:29:27] [修正:2010-02-01 02:29:27] [このレビューのURL]

絵は恐ろしく下手です(作者公認で)
初期は作者得意の言葉遊びは控えめで、シュールギャグが基本です。
ダウンタウン世代とでもいうべきシュールぶりは、ごっつええかんじのコントやうすた京介が好きな人とは相性がいいと思います。
後半になるとぐっと洗練されてきます。サナギさんにもつながる、思わずうなるような上手いことや、意外な言葉の解釈が多いです。

「転校生を紹介する 強化ガラス越しに」

ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-02-01 02:12:46] [修正:2010-02-01 02:12:46] [このレビューのURL]

東京から神戸に越してきた女の子の大学生活を個性豊かなサークル仲間やゼミ仲間が彩るエッセイ的作品です。

トーンを使わずに描かれた独特の淡い画風に加えて、事件らしい事件は起きないので、人によっては、やさしいゆったりとした作品。それとも淡々とした面白みのない作品と、評価は分かれてしまうかもしれません。

ただ私が「神戸在住」を普通の日常ものではなく名作だと思うのは、物語の後ろ側にあるリアルから目を離さず、正面から向き合った点なのです。

この年代の神戸を描くのならば避けて通れない「阪神大震災」をほぼ丸々1冊使って描ききり。
現実ならば確かに存在するのに、マンガやドラマではほとんど出てこない在日朝鮮人や障害者の方が作品に登場してきます。
ただ、説教を押し付けてくるのではなく、一人の女の子の目から見た日常の一部として描いているので、すっと心に入ってきます。

物事の裏側をきっちりと描いているので、作品内の人間関係、世界間に血と肉の通った厚みが生まれるのでしょう。

ずっと大切に持っていたい1冊です

ナイスレビュー: 1

[投稿:2010-01-29 15:08:43] [修正:2010-01-29 15:09:47] [このレビューのURL]

自信を持って、今一番おもしろいマンガはこれだ!!と人に勧められる作品。
熱い、熱すぎる!巻が進むごとに、一段階ずつきっちりと面白くなっていっているところは見事。
今のところ中だるみ一切無し。

ライトな絵で描かれた藤田和日郎作品、という表現はどうだろうか。掲載紙や絵柄はマニアックだけれど、惑星のさみだれは形を変えた、王道少年マンガなのだと思う。



ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-01-23 03:39:02] [修正:2010-01-24 13:24:52] [このレビューのURL]

魂が震える作品とはこれのことだろう。
子どもたちには一番に読んでもらいたい少年漫画。デスノートも面白いけど、少年漫画じゃないよな。
少年漫画は、始めて漫画を読む子どもたちに何か伝えるという使命があると思う。

自分の思う少年漫画の王道たる条件
・主人公が成長していく 
・ぼろぼろになって、ピンチになってもあがき続ける
・主人公の頑張りを見て仲間が集まっていく
・絶対的巨大な敵の存在
・ハッピーエンド

すべてをクリアしている王道的少年漫画。そして人によってはとっきにくいかもしれないけど、魂のこもった迫力のある絵。伏線のちりばめられた完璧なストーリー。
これが「うしおととら」だ!

ナイスレビュー: 1

[投稿:2010-01-24 13:18:55] [修正:2010-01-24 13:18:55] [このレビューのURL]

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