「Pyo」さんのページ

総レビュー数: 15レビュー(全て表示) 最終投稿: 2010年02月21日

とても古い作品なのでどうせ誰も読まないだろうし来ないだろうが、たまたま以前全巻手に入って読破したのでレビューしてみた。
元々私はこの作品をアニメでしか知らず、1995年集英社から出た文庫本で初めて本屋で読んだがその作画とぶっ飛んだ展開に閉口。あまりにアニメとイメージが違いすぎですぐに本を戸棚にしまったぐらい。
そして3巻以降発刊されず(おそらくよほど売れなかったと推測される)お蔵入りになってたのだが、数年前たまたまその続きを単行本で読んだところ、4巻あたりからキャラが丸みを帯びてきて、ストーリー的にもこなれてきて古くささはぬぐえない物のまともに読めるようになってきた。
そこから12巻あたりまでは安定していたけど、13巻あたりからじわじわ駄作が見え始め17巻以降は目も当てられないことに。
ピョン吉の存在感が薄くなってきて、いわゆる新キャラがことごとく魅力が無く作品全体として劣化を進んでいき、24巻あたりには末期臭。そして誰も知られないままEDと行った感じ。
アニメが成功して原作者も若かったので天狗になったのだろうが、元々素質というより勢いで来てたからこういうことになったのだろう。
アニメと比べ、キャラの等身が低く、キャラも全体的に子供っぽく、素行も幼稚。作画もキャラの細かい描写に乏しく、コマの使い方も下手くそで、オチかと思ったらまだ続いたりストーリー構成もよろしくない。
今の子供が見ても絶対受けないだろう。
まあそれでも中盤まではまあまあ読めるので0点は回避。でもこんなの見るぐらいならアニメの方が数千倍幸せになるのは確かでしょう。

ナイスレビュー: 2

[投稿:2010-03-05 22:35:17] [修正:2010-03-05 22:35:17] [このレビューのURL]

10点 みゆき

未だに定期的に何度も読んでる私にとって人生のバイブル。
人に対する思いやり、優しさの大切さ、そしてそれが悲劇を呼んでしまう結果・・男女関係の難しさを改めて思い知らされました。
たしかに多くの人が言われるように最後はひどいけど、でもあの最後があるからこそ未だに心に残る作品になってるんだと思います。
全体的に安心して読め、当時の作者のノリが伝わってきて、コメディー要素とシリアスな部分が上手く融合された名作だと。
それにしても何度読んでも涙が出てきます。

ナイスレビュー: 2

[投稿:2010-02-21 11:17:26] [修正:2010-02-21 11:17:26] [このレビューのURL]

高橋留美子の最高傑作はこれだと思う。
現実設定のところにありえない住民キャラ、そして適度に散らばるギャグとシリアスな名シーン。そのバランスが実に見事で、ストーリー展開も最後まで息を抜かせず最後も完璧な締めをしている。
何度読んでも涙が出て、そして切なくしかし新鮮な気持ちで読める漫画もそうは多くはない。
まあラブコメの理想系はこの作品だと思うし、ここまで完璧かつ綺麗な終わり方をしている作品も実に少ないだけに、貴重だと思います。

まあ不満点を言えば、就職、受験で住民がちゃかして喜ぶところとかちょっと不愉快なことがあるのと、全体的に少し重い展開なので気軽に読むには難しいのと二階堂キャラの失敗ぐらいですかね。
それでもラブコメ漫画の金字塔であることには変わりません。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2010-03-03 11:23:13] [修正:2010-03-03 11:23:13] [このレビューのURL]

最初アニメの再放送で知ったのですが、色々ツボに填って原作も買いましたが、なるほどよくできた作品かと思いました。
まあ設定やらキャラやらありきたりのところが多いのでオリジナリティーには欠けますが、ただ最後まで全く無駄が無く、長期連載によくありがちな死にキャラが発生しないのは素晴らしかったです。
どのキャラも最後まで愛情を込めて書かれ、読み手に不快感を一切与えない技法、そして無駄のないストーリー進行は驚きました。
そしてなんと言っても姫ちゃんのキャラと性格は感情移入でき、ポコタやエリカたちの友情、そして大地への恋愛、信頼関係など、見るべき点が多く、その関係を最後完璧なまでに消化されており、本当に素晴らしい作品でしたね。
ただ、もうちょっと日常エピソード系の遊びも欲しかった。
かろうじで数話の書き下ろしでフォローしてますが、本編をまとめる上で難しかったんでしょうか。ただその部分をアニメでフォローされてたので、この作品はアニメ+原作で二度楽しめるのもいいですね。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2010-02-21 11:25:41] [修正:2010-02-21 11:25:41] [このレビューのURL]

昔兄が買ってたのを引き継いで、最終的にはてんとう虫コミック版の1から32巻まで読んでました。
さすがに世間体を気にして中学には卒業しましたけどね。当時は児童向け漫画は小学校高学年で読んでたら馬鹿にされてた時代でしたし。
最初見たのは5歳ぐらいアニメで、それまでいわゆるウルトラマンみたいな実写ものばかり見てたもので、最初見たときは革新的に感じました。まさにわたしの人生を変えたアニメ、そして漫画。
原作は毎晩寝る前1冊、そして月一のコロコロコミックス、それこそ毎日のように穴が開くほど読んでましたし、大百科とか関連ものも買いまくってまして、まさに自称ドラえもん博士と言っていいほど読みまくってました。
作者のコマ使いのうまさ、洗練かつ計算されたストーリー展開、時にある感動物、何百回読んでも飽きないまさに名作。ただ初期は毒のかなりあるドタバタ調で絵も癖があって当時5巻当たりまではちょっと嫌でしたね。ドラえもんやのび太が酷い目に遭わされることが多かったですし。あと20巻以降はネタ不足か、やや趣味に偏ったマニアックな感じも受けました。ピークは昭和49から54年頃の原作かも知れませんね。
あと完結してないと言われてますが個人的には6巻の「さよならドラえもん」で十分完結してると思います。これを45巻の最後に持ってこればいいだけですし、世間で言われる未完というのはおかしいと思います。ちゃんとした完結作です。
ただ今読むとどうでしょう、ちょっと物足りない感じもします。
それは年と共に一発ギャグ物より、ストーリーや心理描写の入った漫画を好むようになるからでしょうか。やはり子供向けということなんですかね。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-03-11 11:54:04] [修正:2010-03-11 11:54:04] [このレビューのURL]

2002年頃アニメの再放送で知った作品。
好きだった「姫ちゃんのリボン」の後作とあってどんなもんかいなと見たわけで、バトルと変身が嫌でそのころは何となく最終回まで見た程度だけど数年後恥ずかしくも古本屋でコミック文庫がならんでたので4巻まで購入(文庫だから買えたわけで、男にはあの赤い少女単行本売り場はどうしてもその棚の領域に立ち寄ることすら出来ない。)
初期の作画はまだ堅い感じでイマイチといえるけど、アニメの余計だったバトルや悪者がいないのは安心して読める。
まあノリもなかなかで出てくるキャラが軒並みおもちゃ扱いとは作者もなかなかやってくれるが、聞いていた毒はそれほどでもないような気もした。それは私が昔読んだことのある「あさりちゃん」の強烈なインパクトの影響かも知れないが(あっちは主人公の女の子すらボコボコですから)。
少女漫画らしく絵柄も可愛く、嫉妬に狂うチャチャとか、ハゲに悩むしいねちゃんとかセラ・ドロのずれた恋愛とか見るべきものが多く飽きない作品と言えたのだが、ポビーちゃんが出てきたあたりからおかしくなってきたのは他のレビュー者と同じ意見です。
ギャグマンガの宿命というか、長く連載してネタが詰まるとキャラを増やす→苦肉の策なので段々その新キャラ魅力のない物に→そして結局収集が取れなくなり破綻。
この作品ももれなくその負のスパイラルに直面して、最後の方なんかもうわけのわからないことに。
結局アニメがやってたころが一番面白かった皮肉。
当時の人気なら原作終了頃に再アニメ化があってもよかったのに、原作があれでは・・・
それでも後半もそれなりに楽しめる話があるのと中盤までの良さで良作とさせて頂きます。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-03-07 10:56:28] [修正:2010-03-07 10:56:28] [このレビューのURL]

昔アニメの再放送で填った作品で10年前ほどに原作で読んだのですが、非常に完成度の高い作品でしたね。
アニメとか随分設定が違うのですが、ギャグの切れやテンポ、そしてスポーツとしても一級で、時間を忘れて一気に読んでしまいました。
どっちか言うと原作の方がシリアスでスポ根寄りでしたかね(アニメはギャグが強力でちょっと今見れば子供っぽい内容に見えた感じはしました)。
キャラが一見真面目なバスケ部の部員が勝平によっておかしくなってきたり、劇画調の絵からギャグマンガ調の絵に変わったりその臨機応変さが原作者の技量の高さを感じました。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-03-03 14:00:37] [修正:2010-03-03 14:00:37] [このレビューのURL]

高橋留美子先生の漫画は基本的に好きなんだけどこの作品だけはさっぱりわからなかったです。
よく言われるキャラ萌えと言っても主人公が宇宙人じゃどうしようもないし、恋愛も同じ理由でしかり。
一番問題だったのは主人公のあたるが虐められること。
それがギャグといったらどうしようもないけど、テンに炎に包まれ、ラムから電撃、読んでて辛いです。
そういう理由からキャラにも感情移入が出来ないし、そもそもこんな作品が人気があったという理由がまったく分からない。
まだめぞんやらんまの方がわかりやすくて楽しめました。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-03-03 12:22:41] [修正:2010-03-03 12:22:41] [このレビューのURL]

最初アニメで知ったんですけど、後から原作読んだらそれなりに楽しめました。最後も一応綺麗に締めますし。
ただストーリー的には上手いとは言えず、中盤あたりはなんとなく普通の子供向けのエロ漫画に落ちてしまって他のは悔やまれます。
まどかと恭介の恋愛も感動とまでは言えず、このへんはラブコメの帝王高橋留美子やあだち充には及ばない感じですね。
やはり個人的にアニメの衝撃にはかてませんねぇ。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-03-02 11:11:04] [修正:2010-03-02 11:11:04] [このレビューのURL]

昔姉がドラマで見てたのが最初にこの作品を知るきっかけになったのですが、近年ようやく原作を読む機会がありまして読んでみたら、なんかめぞん一刻の世界観をあだち風にしたてたようで、その日常ぶりに填ってしまいました。
個人的に好きなのは3部で、正直高校野球編は蛇足だったと思います。
そして評価を下げるのが事実上の打ち切りの最後。
さあこれからと言うところだったのに、くそ?
あだち作品では「みゆき」の次に好きな作品です。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-03-02 11:04:21] [修正:2010-03-02 11:04:21] [このレビューのURL]

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