「ゴーヤーチャンプルー」さんのページ

総レビュー数: 18レビュー(全て表示) 最終投稿: 2010年06月11日

「なるたる」同様、作者の趣味(ロリータ、ミリタリ、etc)全開です。陰鬱なストーリーや秀逸な伏線も健在ですし、相変わらず登場人物たちが作者の思想などを代弁しています。全てに賛同はできませんが、考えさせられるものが多くあります。ウシロ父の死の授業やキリエの命の価値、畑飼教師の選択の話などが特に印象に残りました。なるたるの鶴丸も同じようなことを言っていましたが、自分の中でこの畑飼は、気分が悪くなるというか、より恐ろしいキャラクタでした。

主人公がいない、もしくは全員が主人公という、17人のパイロット達に順にスポットを当てていくストーリー進行は、珍しく、新鮮に感じました。このおかげで、テンポよく進みダレなかったと思うし、新たな疑問の提示や伏線の回収がスムーズでした。これもぜひ複数回読んで欲しい作品です。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-06-11 19:41:17] [修正:2010-06-11 19:41:17] [このレビューのURL]

他のレビューでも散々述べられていますが、この作品にはかなりキツイ暴力的な表現や子供の性描写があったり、登場人物たちが随所で特殊な価値観や思想を顕にしたりします。そのため、これらに免疫のない、或いは影響を受けやすい子供にはお薦めできません。といっても、それらの思想は、この作品の主題の一つであろう「生命」や「魂」の意味に直結しているので、作者としては寧ろ子供に読ませたいのかもしれませんが・・・

しかし、それらを補って余りある、緻密に組み立てられたプロットや秀逸な伏線の数々によって、傑作に仕上がっていると思います。初めて読み返したとき、第一話からの伏線の多さに非常に驚きました。賛否両論な最終話ですが、タイトルを含めたこれらの伏線を見ると、予めこの結末は決まっていたのではないかと思います。ですので、時間と気力に余裕のある方には、是非とも2周以上読んでいただきたいです。

それから、自分には美的センスがあまりないので、竜たちのデザインに対してはあまりコメント出来ないのですが、個人的に好きなのは(これまた物議を醸した)のり夫最期のシーンのヴァギナ・デンタータが、のり夫のコンプレックスを表していて良いと思います。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-06-11 18:41:14] [修正:2010-06-11 18:41:14] [このレビューのURL]

合法ロリ漫画。嘘です。有り得ない設定で真面目にラブコメを展開するクピドシリーズの第二弾です。そんな設定が気にならない程ぐいぐい引き込めるのは、ベテランの手腕のなせる技ですね。

この作品で一番魅力的だと思ったのは、表情の豊かさです。エロモードのスイッチが入った顔、嫉妬に怒り狂う顔、失恋で自暴自棄になっている顔、等々。良い意味でも悪い意味でも、これぞ人間!という感じです。読んでて楽しい。

ラストは意見が分かれるでしょうが、自分としては、まぁ有りかな、程度です。3人が幸せになれれば。寧ろ主人公3人よりも、ラスボスに感情移入して泣いたことは秘密。養父を助けるために道を踏み外し、最期を見とれないなんて…

ナイスレビュー: 1

[投稿:2010-06-11 23:27:32] [修正:2010-06-11 23:27:32] [このレビューのURL]

中国四大奇書に数えられることもある原作に強烈なアレンジを加えた、”フジリュー”の代表作ですね。藤崎氏のデザインとカラーのセンスは素晴らしいです。白地に人物の全身のみというあの表紙は、氏の画力があってこそです。
内容もうまくギャグを交えつつ、愛すべき主人公・太公望を筆頭に皆キャラが立っています。…いや、一部可哀想な人もいますが。雷震子とか。
まさかのボスキャラ勝ち逃げを含むあの結末も、ジャンプにおいて稀に見る見事な完結だと思います。何度でも読みたい傑作です。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-06-11 22:00:08] [修正:2010-06-11 22:00:08] [このレビューのURL]

8点 GENTE

前作リストランテと合わせて。オノ氏の「大きい」方の絵の作品では一番好きです。

フェチ漫画。将来、こんな爺さんになりたい!BL物書いてるだけあって、男性陣の色気がすごいです。

出てくる人が皆良い人ばかりで、幸せな気分になります。オノ氏独特の間を生かした作品だと思います。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-06-11 21:22:02] [修正:2010-06-11 21:22:02] [このレビューのURL]

続編のGENTEと合わせて。オノ氏の「大きい」方の絵の作品では一番好きです。

フェチ漫画。将来、こんな爺さんになりたい!BL物書いてるだけあって、男性陣の色気がすごいです。

出てくる人が皆良い人ばかりで、幸せな気分になります。オノ氏独特の間を生かした作品だと思います。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-06-11 21:20:29] [修正:2010-06-11 21:20:29] [このレビューのURL]

8点 not simple

オノ氏の「小さい」方の絵の作品では一番好きです。近親相姦や同性愛、エイズといった重たいテーマを扱うからこそ、こちらの絵柄が合っているように思います。

報われないバッドエンディングながらも、読了後は洋画を一本見たような、妙な心地良さがあります。この作品から、オノ作品にはまりました。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-06-11 21:12:48] [修正:2010-06-11 21:12:48] [このレビューのURL]

西森氏お得意のヤンキー主人公のコメディ。自分のスタイルというものを確立しており、一定のクオリティを保っている氏ですが、その完成形とも行って良い作品でしょう。全11巻と長さも調度良いし、前作の道士郎に比べても、綺麗に終わらせていると思います。時代の影響か、バイオレンスな部分が徐々に減っている気がしますし、少しクセのある絵になれさえすれば、誰にでもお薦めできる良作です。次回作に大いに期待しています。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-06-11 20:58:22] [修正:2010-06-11 20:58:22] [このレビューのURL]

癒されます。人類がゆっくりと滅亡していく「夕凪の時代」を生きるひとたち。こんな終焉もあっていいのだなぁ、と、素直に感じ入りました。

作者曰く「てろてろ」としたアルファさん達の日常は、味わい深く、釣りに似ているような気がします。某漫画から言葉を借りるなら、「無為に時間を過ごす楽しみ」というか。合わない人は本当に合わないでしょう。しかし、このような行間を読むような作品こそが、漫画という表現のひとつの答えだとも思えるので、もっと評価されて欲しいです。その意味で、新装版の出版は非常に嬉しいです。

最終巻あたりは、時間経過が早く慌ただしいという意見もあるようですが、「別の時間の船に載っている」アルファさんが時代に置いてけぼりにされる悲しさのようなものがよく現れていると思います。マッキの寝顔を見ながら過去を顧み、鏡の中の自分を見て「早すぎるよ…」と涙するシーンは本当に胸が熱くなりました。

今月に出る新装版の最終巻に、読み切り「峠」が収録されているのかが、個人的に気になる。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-06-11 20:42:59] [修正:2010-06-11 20:42:59] [このレビューのURL]

8点 レベルE

ジャンプの問題児・冨樫氏の最高傑作ではないでしょうか。やりたい事を全部やった!という感じがして読んでいて楽しいですね。また、画力の高さも見せつけてくれました。ハンターの方もこのやる気とクオリティを保って欲しいものです。

全3巻というお手頃な長さで、綺麗にまとまっていると思います。オチもベタといえばベタですが良いですね。時々出てくる人の顔や性器等をモチーフにしたグロテスクなデザインを除けば、万人にお薦めできる名作だと思います。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-06-11 20:05:19] [修正:2010-06-11 20:05:19] [このレビューのURL]

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