「ぽこらて」さんのページ

総レビュー数: 13レビュー(全て表示) 最終投稿: 2011年02月23日

原作ファンの視点からみた評価です。

まずまっさきに気になったのは絵が子供っぽいことでしょうか。空の軌跡は、ラブコメっぽい雰囲気もありますが、シリアスな展開も大きな見所なので、この絵柄で後半のシリアスな展開を表現できるのか不安です。
ストーリー進行が駆け足なことも重なって、読んでいて軽い印象を受けました。

もう一つ気になったのは漫画という媒体上の問題です。
これは仕方のないことなのですが、「音」を表現できない、という点は致命的だと感じました。
元々原作のゲームではサウンドという点が高く評価されていて、とくにヨシュアがハーモニカを吹くシーンなどは、このゲームの象徴といっても過言ではなく、そのシーンを漫画では表現しきれないというのは結構きついです(もっとも原作をプレイしたファンなら脳内補正できるかもしれないが)。

興味がある人は、公式HPで一部公開されているので、そちらを読んでから購入を検討するのがいいかもしれません。
現段階での個人的な評価は、とりあえず保留、といった意味で4点にしておきます。今後の展開に期待。

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[投稿:2011-05-11 23:32:39] [修正:2011-05-11 23:32:39] [このレビューのURL]

4点 JIN -仁-

設定は面白いが、仁が江戸時代に馴染見すぎている感じがした。もうすこし元の時代に戻る事への葛藤があっても良かったと思う。
それと、医学的説明や時代背景などの説明が多くて、飛ばし読みすることが多かった。

ドラマ化された事で知名度がいっきに上がった作品だが、ドラマと原作では設定に大きな違いがあるので、ドラマから入る人は注意が必要。
具体的に言うと、ドラマであった仁の恋人関連の設定が原作ではありません。そのため、原作では仁が何のために医学の知識を江戸時代で広めているのか、良く理解できなかった所がある。
(ドラマでは現代にいる植物状態の恋人を救うため、という目的があった)

面白い作品なのかもしれないが、その面白さを理解するには読み手側に相応の歴史の知識が求められる作品。残念ながら自分の好みには合わなかった。
この漫画の最大の見せ場である、1巻で貼った伏線の回収と竜馬関係のくだりは面白かったし、そこだけ見れば7点くらいあげれるのですが、全体で評価すると4点になってしまうかなぁ。

それにしても作者は歴史が好きなのか、読んでいて江戸時代、特に竜馬への愛のようなものを感じた。仁も竜馬が薩長同盟をしたように、医学所と医学館の橋渡しをしていたし、作者は竜馬に憧れていたんでしょうかね?

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[投稿:2011-02-25 00:14:00] [修正:2011-02-25 00:14:00] [このレビューのURL]