「chunya0816」さんのページ

総レビュー数: 38レビュー(全て表示) 最終投稿: 2011年04月26日

人間は誰もが「闇」を持っている。その闇は深く、薄暗い。

本作はその闇を見つめ続ける、青年の話だ。
結局やっていることは探偵なワケだが、作者の山本英夫がなぜ「のぞき屋」というタイトルを打ったのか?
読むにあたって「のぞき」というのが重要なワードとなるのでご留意頂きたい。

それにしても、1993年連載と今から20年近く昔の作品。にも関わらず出てくる盗聴グッズは今見ても恐ろしい。
現在はどれほど進化しているのだろうか?

知らない間に、我々も「のぞき」をされているかも知れない。

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[投稿:2012-05-24 11:02:03] [修正:2012-05-24 11:02:03] [このレビューのURL]

大人ってダサイ。

そのダサイ大人の中でもナンバー1にダサイ黒沢。

そのダサさがなんと一周する。むしろカッコいいのだ。
素直で、でも馬鹿で、仲間思いで、孤独を嫌う。

痛いよ。痛いオッサン。でもその痛さを強さに変えるオッサン。

本作を例えるなら、大人のもがき方指南書。
もがくことはダサイけどかっこいい。

でも黒沢みたいな生き方は遠慮しとく…

ナイスレビュー: 1

[投稿:2012-04-26 00:51:55] [修正:2012-04-26 00:51:55] [このレビューのURL]

ゴルフというとっつきにくい題材を絵柄とキャラクター、そして中世の騎士という裏テーマで見事昇華させた作品である。



ゴルフというスポーツは多くの社会人がやらなければならない競技。
もちろんスポーツとして、そして時には接待として。

もしかしたらグリーンという場所は憂鬱な場所という認識という大人もおられるかも知れない。

しかし少年誌で多くの少年たちに、ゴルフを楽しいと思わせてくれた同作品の功績は他ならないものである。



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[投稿:2012-04-24 01:36:16] [修正:2012-04-24 01:36:16] [このレビューのURL]

私はこのゆでたまごという男が好きだ。

行き当たりばったりの設定。
読者が考えたキャラクターをアレンジもせず、そのままの鮮度で紙面に出す。
原理も真理も分からない必殺技の数々。


いい意味でも悪い意味でも読者を裏切る。

一番この作品にピッタリな言葉は《なんでもあり》。格好よく言うと《自由》で《壮大》。


マンガは娯楽。バカでいいじゃないか。
矛盾したっていいじゃないか。


笑ったもん勝ちだろ?

ナイスレビュー: 1

[投稿:2011-04-30 22:12:17] [修正:2011-04-30 22:12:17] [このレビューのURL]