「アメ」さんのページ

総レビュー数: 22レビュー(全て表示) 最終投稿: 2013年02月05日

 医療漫画として、最高峰ではないか。

 手術の描写もよいが、大学病院内での政治闘争の部分も熱い。
 医療漫画と政治や選挙が好きな人(なかなかピンポイントですが)は、絶対に楽しめる。

 悪役として出てくる教授が非常に魅力的。勧善懲悪にならなかったところもリアルで良かった。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2013-02-08 21:52:54] [修正:2013-02-08 21:52:54] [このレビューのURL]

 面白いです。
 寄生獣より地味という方もいますが、私はこちらの方が好み。

 どこかの田舎の山里の集落(?)に、古くから守られてきた因習があり、里の民たちは外の世界にばれないようにその秘密を守っている、という設定だけで、都市伝説好きな人や秘境マニアなんかは絶対引き込まれると思います。

 守られている秘密も、奇抜で面白いし、よそ者を排除し、逆に仲間(正確にはお殿様?)とみなした人にはガラッと態度を変える描写も、リアルに描かれていて説得力がある。

 4巻と短いですが、きちんとまとまっていて、作品の完成度は高いです。

 派手さはないけど、輝いている秀作。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2013-02-08 21:42:50] [修正:2013-02-08 21:42:50] [このレビューのURL]

 無職の父親、酒と男にだらしない母親、新興宗教にかぶれた両親を持つ境界例っぽい女の子、常識人のようだが意志が弱く欲望に流されて人を傷つけてしまう叔父など、シリアスな問題を抱える人たちが目白押しで出てくる。

好みの問題だが、この容赦ない鬱々とした雰囲気はとても良くできていて引き込まれる。

 作品の最大の特徴は、主人公とその親族が可愛らしい鳥の姿で描かれていること。この仕掛けによって、内容が陰惨で泥臭くなりすぎず、作品が透明感のあるものになっている。主人公が記号的な分、ゆがんだ世界を素通しで見られる感覚。

 ただ、お話の行き着く先が見えない、展開が遅い点が気にかかる。悲惨な話が続くだけでマンネリ化してしまわないか心配だ。

個人的にとても好きな作品なので、どこかで突き抜けて、うまく着地(どんな形でも)させてほしい。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2013-02-06 20:47:30] [修正:2013-02-06 20:47:30] [このレビューのURL]

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