「アメ」さんのページ
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6点 みぎわ 水辺の消防署日誌
海保でも海自でもなく、消防の潜水士を主人公に据えた話。海猿やトッキューとの違いは、消火活動があるところや、きったない川を主戦場とするため、ヘドロの中を潜る場面が多いところか。助からない命も多く、現実に真摯に向かい合った作品と感じた。
中身は普通に面白い。海猿やトッキューとの違いをもっと打ち出すため、ヘドロの中での潜水作業の大変さなど、独自要素をもっと出してより差別化を図ってもよかった。
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[投稿:2013-02-09 10:45:13] [修正:2013-02-09 10:45:13] [このレビューのURL]
4点 カナヤゴ
女の子と刀鍛冶、という題材にとても期待していたのに……、というのが率直な感想。
テーマを聞いて想像した通りのお話だと思ってかまいません。刀鍛冶にあこがれた少女が大学進学を蹴ってスゴ腕職人に弟子入りします。兄弟子は厳しいですが、そんな中でも持ち前の明るさと努力で頑張って、という展開。
でも、一番肝心の刀鍛冶の部分(刀をうつ部分)があまり描かれていないのです。どんな工程があるのか、どんな難しさがあるのか、面白さや魅力がはどんなところなのか。
各話の間に解説が入りますが、それをお話の中でやって欲しかったのです。
ニッチ職業ものの漫画の一つとして期待していたのですが、今のところは少し微妙。でもまだ期待しています。
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[投稿:2013-02-09 10:32:37] [修正:2013-02-09 10:32:37] [このレビューのURL]
7点 研修医なな子
なにげに医療漫画の中で最高峰だと思う。
絵柄からほのぼの系漫画に思われるが、まさにその通り。病院の腐敗や医師の堕落など、よく医療ものでテーマになる要素はあまり出てこない。研修医が指導医について学んでいく様子、普段の病院での生活が描かれる。
思うに、本当の現場ってこんなもんなんじゃないだろうか。常に黒幕のような教授がいて、白い巨塔は腐敗し、医師は患者を小バカにして、無知な患者はだまされる、というのは、形式化した偽りの世界だと思う。
笑いあり涙あり、本当の(と断言していいかは分かりませんが)、医師の生活が見たいという人はどうぞ。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2013-02-08 22:19:14] [修正:2013-02-08 22:19:14] [このレビューのURL]
主人公の正義感の強さに辟易させられる。大学病院のこれでもかという悪役ぶりもやり過ぎに見える。主人公(=作者)だけが正しい勧善懲悪の世界観には、共感できない。
それでも、この作品が世の中に与えたインパクトは評価するべきだと思う。封建的な大学病院の体質や薬剤認可における国の腰の重さなど、この漫画を通して知り、考えた人はきっと多いと思う。
医師や病院への不信が募り、インフォームド・コンセントやセカンドオピニオンといった考えが社会に浸透していった背景の一部に、この作品もあるのではないか。ドラマ化もされたし。
個人的には、ガン編が一番泣けた。死ぬ母親は、自分が死ぬことよりも残される家族のことを考えるのか、と思うと涙が止まらなかった。精神科医療編は、もっと統合失調症をリアルに描いて欲しかった。でも、二番目に好きだった。
基本的には嫌いな作品の部類に入ると思う。それでもしっかり読んでいるし、色々話したくなってしまうのも、作品の魅力なのだろうか。
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[投稿:2013-02-08 22:15:26] [修正:2013-02-08 22:15:26] [このレビューのURL]
6点 凍牌
最初は良かった。闘牌もそれなりにリアルで、何より「氷のK」と呼ばれる主人公のクールさと相手を追いつめた時のゆがんだ笑顔が魅力的だった。
また、簡単に人が殺され、ヒロインかと思われた女の子がアイスピックで悲惨な目に遭うような「痛さ」も魅力の一つだった。
だが、途中からは闘牌がどんどん荒唐無稽になっていき、ヤクザの仕事にしては有り得ないようなスケールの話になっていく。痛さも、飽きられないためかどんどんエスカレートしていき、少し食傷する。
前半7点、後半5点。
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[投稿:2013-02-08 22:04:48] [修正:2013-02-08 22:04:48] [このレビューのURL]
6点 うみべの女の子
主人公の女の子の顔が何ともリアル。美人でもなく不細工でもなく、本当にいそうな女の子。それをうまく表現していると思う。
その女の子に引きずられて、おかしな肉体関係を続ける同級生もいい。嫉妬した野球部員の男を、丁寧かつ挑発的なセリフで愚弄するくだりは、あの年代のドロドロした部分をうまく表現していると思う。
この作者はこういうのが本当にうまいと思う。
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[投稿:2013-02-08 21:57:28] [修正:2013-02-08 21:57:28] [このレビューのURL]
医療漫画として、最高峰ではないか。
手術の描写もよいが、大学病院内での政治闘争の部分も熱い。
医療漫画と政治や選挙が好きな人(なかなかピンポイントですが)は、絶対に楽しめる。
悪役として出てくる教授が非常に魅力的。勧善懲悪にならなかったところもリアルで良かった。
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[投稿:2013-02-08 21:52:54] [修正:2013-02-08 21:52:54] [このレビューのURL]
7点 麻酔科医ハナ
? 自分が医療ものが好きということもあるけど、これはなかなか高得点の漫画だと思う。
麻酔科医という目立たないところに目をつけたのもいいし、何より麻酔科医の仕事がどういうものかよく描かれている。
「あなたが手術を受けることになったら……」という想定で、手術室で施される作業(輸液のチューブをつなぐとか)を患者目線で描く回があり、「あー、麻酔科医ってこういうことしてるのか」と非常に勉強になった。みんなが知らない業務内容をきちんと分かりやすく伝えられている点で、まず○。
お話は、そこまでシリアスではない感じ。人がバタバタ死んだり、大学病院の腐敗が描かれたりといった内容ではない。ただ、同僚麻酔科医のアル中疑惑など深刻な要素も徐々に出てきている。
しかし、なぜか発刊ペースがすごく遅い。年に1回も出ない。
作者もフロシキを広げすぎて大変、と言っているが、このままではきちんと完結するのか心配。
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2013-02-08 21:48:51] [修正:2013-02-08 21:48:51] [このレビューのURL]
8点 七夕の国
面白いです。
寄生獣より地味という方もいますが、私はこちらの方が好み。
どこかの田舎の山里の集落(?)に、古くから守られてきた因習があり、里の民たちは外の世界にばれないようにその秘密を守っている、という設定だけで、都市伝説好きな人や秘境マニアなんかは絶対引き込まれると思います。
守られている秘密も、奇抜で面白いし、よそ者を排除し、逆に仲間(正確にはお殿様?)とみなした人にはガラッと態度を変える描写も、リアルに描かれていて説得力がある。
4巻と短いですが、きちんとまとまっていて、作品の完成度は高いです。
派手さはないけど、輝いている秀作。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2013-02-08 21:42:50] [修正:2013-02-08 21:42:50] [このレビューのURL]
7点 あさひなぐ
かなり王道かつ正統派のスポ魂漫画なんではないだろうか。
絵もかわいいしストーリーもスポーツものの王道(修業があって試合があって)をきちんと歩んでいて、素直に楽しめる。もっと評価されてもいい作品だと思う。
なぎなたというなじみの薄いスポーツだが、その辺はきちんと説明されているので問題ない。
主人公は凡才・努力家タイプ。天才肌でぶっ飛んでる先輩や、性格の悪いお嬢様や剣道から転向してきた男勝りなど、他の部員の女子たちもタイプが豊富で楽しい。
きちんと熱くなれるスポーツ漫画。もっと多くの人に読んで欲しい。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2013-02-08 21:34:57] [修正:2013-02-08 21:34:57] [このレビューのURL]