「フィロ」さんのページ

総レビュー数: 34レビュー(全て表示) 最終投稿: 2017年03月23日

新堂冬樹の原作小説は未読です。

愛妻家のサラリーマンが、悲しい過去を持つ教祖が作った宗教組織に洗脳された妻を奪還しようとするお話です。

絵は綺麗というかんじではないですが見やすくて、こういうテーマにもっとも必要であろう感情の変化の書き分けがよく表されています。狂った場面の人の表情に本当に狂気を感じます。

こんな手口を使うのかという怖いものみたさや、続きはどうなるのかという好奇心で、ページをめくる手が止まりませんでした。
そういう意味では面白いです。

ただ、エロ漫画じゃないのに下劣なエロシーンが多くて作品の品を下げているんじゃないかと思うと勿体ないです。
もっとも、カリスマを書く上でリアリティーを追求するために避けて通れなかったからエロも必要だったのかもしれませんね。

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[投稿:2019-01-01 22:53:15] [修正:2019-01-01 23:02:31] [このレビューのURL]

賭博が年関係なく合法化してる世界で、豪運をもつ主人公の少年ミツルがギャンブルをしていくお話。

なかなかダークで気持ち悪い、悪そのものみたいな敵を負かしていくのでハラハラしては読めますが、いかんせん運だけで勝っているようなところばかりでした。
なのでこれは、その緊張感や雰囲気を味わう漫画なのだと思います。
主人公のライバルの青年がロシアンルーレットをするお話と、そこの種明かしが面白かったです。
続編の麻雀物もチラッと読んだのですが「ギャンブルッ!」のほうが面白そうでした。

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[投稿:2017-03-23 21:28:11] [修正:2017-03-23 21:30:13] [このレビューのURL]