「フィロ」さんのページ

総レビュー数: 34レビュー(全て表示) 最終投稿: 2017年03月23日

世紀末的な暴力がはこびる世界で、強化外骨格「零」をまとい、戦術鬼と戦う少年、葉隠覚悟が主人公のバトル物です。
葉隠、という名字でもわかるとおり、武士道精神が熱く語られる漫画でもあります。
残虐な世界観の中、強化外骨格の「零」の悲しみや痛みを背負う覚悟の深い優しさがあったり、罪子の心の強さや慈愛があったり、ラスボスの散は部下には器が広かったり、
昨今の薄っぺらいデスゲーム(それはそれで面白いです)が一番流行りのジャンルになっている現代には、失われてしまったような真逆のクドい人道をこの漫画から感じたりもします。お爺ちゃんのお説教を聞くような懐かしさというか、真っ直ぐに一本筋の通った漫画です。

正直画風が今風ではなく、さらに薔薇で囲まれて耽美だったり、内臓がでてグロかったりしてこってりとしているので、ライトな漫画好きには敬遠されると思います。しかし、前述の理由から、その濃さや武士道にハマる人はハマると思います。

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[投稿:2017-03-25 21:55:30] [修正:2017-03-25 21:59:31] [このレビューのURL]

高校生の天才ハッカーが、ハッキング技術を駆使して、テロ組織と戦うお話。

高校生なのに天才ハッカーという設定から、もう子供の中二心をくすぐられますね。大人になってから全話読んだので、子供のときに読みたかったです。

テロ組織のエージェントであるマヤ先生が、色気たっぷりで身近な存在なのに実は容赦ない敵、というところにゾクゾクきました。
敵組織がなかなか冷徹なので、そこに緊張感があっていいと思います。他の少年漫画のように下手に意味不明な温情をかけたりしないので、危機一髪の場面に本当にハラハラします。
スリリングな漫画が読みたい人にオススメです。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2017-03-25 21:03:59] [修正:2017-03-25 21:05:03] [このレビューのURL]

6点 BLEACH

尺魂界編に8点です。尺魂界編はめちゃくちゃ面白い。

主人公が死神の力を手にいれて、死神同士や虚と戦うバトル漫画です。
初期の、町に霊や虚がでて倒していたのが連載していたまだ地味な頃、周りに誰も知っている人がいなかったのですが、ひそかに読むのを楽しみにしていました。

ルキアが尺魂界にさらわれていき、一護がそれを取り返しにいくところから、グッと面白くなりました。
まだ見ぬ未知の尺魂界という設定、侵入しないといけない難しさ、そしてなんといっても、護廷十三隊のキャラクターの濃さ。

少年漫画って敵が濃ければ濃いほど面白いと思うんですが、美男美女だけではなく、貫禄あるお爺ちゃんや獣やマッドサイエンティストまで含まれている護廷十三隊が、しかも敵として立ち塞がり、個性豊かな斬魄刀で戦っていくという展開は、ワクワクが止まりませんでした。

ルキア奪還までは、本当に熱くて、作者のスタイリッシュなセンスも相まって夢中で読めましたが、アランカル編からは少し和風の世界観から逸れてきて、ページの余白も増えてきて、面白さが薄れてきたように思いました。アランカル編の途中までの評価として、この点で感想を書かせていただきます。

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[投稿:2017-03-25 20:38:27] [修正:2017-03-25 20:38:27] [このレビューのURL]

絵が男女ともに艶やかでいいですね。2003年の漫画にしてはそこまで古さを感じさせない力強く美麗な絵です。セクシー。
甲賀忍法帖は原作がとても面白いのですが、その世界を壊さず上手いこと絵で表してあると思います。ベタが多く、忍者が蠢く夜の闇を感じさせる画です。

ストーリーは敵味方に別れているところに相思相愛の男女の悲恋があり、という忍者のバトルロワイヤルにロミオとジュリエットをプラスしたものになっています。
さまざまな術が出てくるので楽しめますし、バトルロワイヤル物ゆえに、濃いキャラがバッサリ退場させられてゆく潔さがあります。

忍者が好きな人、原作を絵で表したものがみたい人、短くまとまってて面白いバトル物がみたい人にオススメ。


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[投稿:2017-03-25 20:23:21] [修正:2017-03-25 20:23:21] [このレビューのURL]

6点 BLACK CAT

連載当時、ジャンプで読んでいました。

映画「LEON」の影響を強く感じますし、ところどころ色々な漫画に似てる要素はあるのですが、もはや先駆者に似ている漫画が氾濫する昨今となっては、この漫画だけがパクっているようには思えないのです。
そして、少年漫画としては単純に面白いと思います。
金曜ロードショーや日曜洋画劇場でハリウッド映画をみているようなアングルでバトルシーンを楽しめます。
絵が一貫してキレイなので読みやすいです。

クロノスという暗殺集団を抜けた殺し屋の主人公が、先をみる能力をもつ相棒や、変身能力のある少女と組んで、初期は依頼を解決していき、後期は因縁の相手と戦います。キャラクターは大勢出てきますが、クロノス側も、敵のクリード側も、個性があって覚えやすいです。バトル物の少年漫画が好きな人にはオススメ。

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[投稿:2017-03-25 19:59:55] [修正:2017-03-25 19:59:55] [このレビューのURL]

東京の地下にはアンダーグラウンドがあり、公司(カンパニー)があって、その公司に連れ去られたお姫様を取り戻すために戦う、能力者系バトル漫画。

学生のときにコツコツ集めて全巻もっていました。主人公が風の能力、相棒の女性が重力の能力、などそれぞれの能力をもった者がいて、それらが地下世界でバトルを繰り広げます。

未知の地下世界というサスペンス要素に最初はドキドキしたのですが、公司がしきっている独裁的な世界なので、そこまで広がりは感じませんでした。
地下世界を舞台にした漫画は珍しいので、そこがユニークでいいと思います。

絵はだんだん綺麗になっていって、中盤くらいが読みやすいです。読んでいた当時はわくわくしました。キャラクターもそれぞれ立っています。
小学・中学生のころに読むととくに楽しんで読めそうな、王道の少年漫画です。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2017-03-25 19:44:26] [修正:2017-03-25 19:44:26] [このレビューのURL]

商人がみずからのこぶしを託し、試合で決着をつける習わし、拳願試合。
現代のしがないサラリーマン山下一夫がそれに巻き込まれていくお話です。
いわば少年漫画でいうところの、超王道バトル漫画ですね。ストレートにバトルトーナメントだけを取り出したかんじです。
しかし、試合シーンの絵には迫力があり、「ほんとかそれ」とツッコミたくなるようなバトルの解説、濃いキャラクターが面白いです。
作者の方は格闘マニア(?)らしいので虚実皮膜なワザの数々を楽しめます。シンプルなのに、すごく面白い。アニメ化したらヒットしそうです。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2017-03-23 21:43:54] [修正:2017-03-23 21:43:54] [このレビューのURL]

6点 LIAR GAME

オリジナリティのあるゲームがたくさん出てきますし、よく練ってあるなと感じます。
ですので、ゲームそのものを自分も推理しながら(解きながら)読んでいきたいタイプの読者には向いてると思います。ゲーム面では面白いですが、ストーリー的な盛り上がりには欠けるかな。

主人公のナオは純粋すぎて、秋山は賢すぎるような、そんなコンビなので、あまり誰にも共感しながら読み進めることができず、端から見守りながら読んでいくかんじでしょうか。自分のことしか考えてないドライな敵が多いなかで、純粋さを保ったまま人をみることを知ったナオは、成長できましたね。

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[投稿:2017-03-23 19:58:39] [修正:2017-03-23 19:58:39] [このレビューのURL]

サクサク読めるデスゲーム物です。

出てくるデスゲームのちょっと可愛いような不気味なような、もちろん残酷な、そういったセンスが絶妙。
キャラクターも変なクセがなく、読みやすいです。

個人的には2より1のほうが面白かったです。面白いデスゲーム物を探している人にはオススメ。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2017-03-23 19:38:10] [修正:2017-03-23 19:38:10] [このレビューのURL]