「トト」さんのページ

『コダマの谷』『フクちゃん旅また旅』の2本を収録した著者の第一作単行本。

『コダマの谷』
王立大学始まって以来の秀才と、その才能に目をつけた王子のドタバタ?劇。

絵、雰囲気などはやはり素晴らしいが、ただこの作品に関してはストーリーが分かりにくい。
登場人物たちがそのへんの事情をうまく語れていない(または作者が語らせていない)のが響いている。
ただこれが「群青学舎」へと通じると考えれば、才能の片鱗を見せてくれていると思う。

『フクちゃん旅また旅』
フクちゃんとそのパパが世界中を旅してみる話。

一つ4ページという短いページ数で独特の世界につれていってくれる手腕は見事。
旅に出たくなります。


長編書いてくれないかな。。

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[投稿:2009-01-17 11:55:16] [修正:2010-07-23 11:52:18]