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10点 H2
H2は2人の主人公と2人のヒロインから成り立っています。
もうこれだけで相当な人間ドラマが成り立ちます。そしてそこには嫉妬や痛みや苦しみも存在します。凡才の漫画家なら非常にウェットで生々しく描いてしまうか、その状況は完全にないものとしてストーリーを進めるでしょう。
しかしあだち氏は、その少年少女を成長させるためにこれらの感情とまっこうから向き合います。そしてただ向き合ってそのまま表現するだけでなく、あだちフィルターを使って、読者ターゲットである少年たちがギリギリ理解し、少し背伸びをして感情移入できるようなレベルに標準を合わせています。
いやあだちさんのデフォルメ力は、本当にすばらしいと思います。押しつけがましくない淡い感動を描くのが得意なんでしょうね。
また登場人物が魅力的(特に主役の4人)ですので、読者の多くは最後の方で必ず「自分はどっちを応援したいのだろう」という自問自答に入ることだと思います。そしてこれが1周目、2週目繰り返し読むと感想が大きく変わっていきます。つまり、読者も成長とか新しい考えを発見できるのです。
登場人物のみならず、読者も成長させるお手本にすべき少年漫画です。
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[投稿:2013-05-20 22:25:40] [修正:2013-05-20 22:25:40]