「Leon」さんのページ

とりあえず、褒められる点は主人公の不滅が
相手を気遣うことができるキャラクターだったこと
ぐらいですかね。そこだけは前作の反省が伺えた。

まず、何よりダメな点は異常な展開が多すぎること!
三中チームの幽霊とロボットが融合して人間になるわ、
不滅が魔球を二回投げて天国へ行くわ、メンバーの
一人が実は天使だったとか真面目に「野球漫画」を
描いているのかが疑わしいレベル。
「ドラベース」のように元が非現実的ならともかく、
ベースが現実的なのに無茶苦茶な展開を挟んでくるから
読んでて物凄い疲れてくる。

次にテンポがグダグダすぎること。1回の試合で
半年くらいかけるのは当たり前で、最初の「校内大会編」だけで
約1年半、5巻近くもかかっているのも悪い意味で驚いた。
そこからプロテスト編を挟んでグダグダな茶番を見せるわと
ホントに話数を無駄遣いしているとしか言いようがない。
多少はチームの掘り下げや丁寧な練習描写を入れるべきだっただろうに。

あと、キャラ描写もダメだと言っておく。
副主人公の佐々木は泣き虫でそこから成長させようとしたんだろうけど、
また泣き虫に戻ったりとか、敵チームも三中チームを小馬鹿にしたが、
実は野球に対して熱心だったというのが多かった。
「駆けろ!大空」の黒八木教頭ポジションの川上校長も嫌う理由も
逆恨みだったし、最後に不滅の邪魔をしたのも不快だった。

その他、絵が相変わらず汚いとかマウンドに噛んだガムを
吐いてそれを利用して魔球を投げたりなど野球に対する
リスペクトが感じられないなど欠点は数多い。

軽く断言するけど、「ドラベース」や「駆けろ!大空」、
ちゃぐりんの「火の玉ベース」辺りには全ての面で足元にすら及ばない。

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[投稿:2022-07-13 20:15:46] [修正:2022-09-05 20:14:54]

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