青い花のレビュー
10点 佐々木裕健さん
レズ、百合というジャンルは閉鎖的な作品が多い。
「同性愛者がマイノリティに属している」「まだまだ社会に受け入れられる価値観になっていない」という事実、現実的な問題をバッサリ切り落とし、背徳的な快楽、二人だけの閉じた幸福というおいしいところだけを表現する、現実逃避的な作品ばかりである。
したがって、そういう世界観を無条件で楽しめる人、好きな人、はまり込んでいる人以外の人にもお勧めできる作品はほとんど存在しない。
『青い花』はその唯一(に近い)の例外である。
友達に同性愛を告白する際「気持ち悪いと思わないで。」と泣き崩れるシーンは、ただの百合もので終わらないという作者の姿勢の象徴とも言える。
もちろん、ただ厳しい現実を描いたからすばらしいというのではない。
登場人物一人一人の丁寧かつリアルな描写、幸福も不幸も全てをやさしく包み込む世界は、極めて上質なエンターテイメントである。美化しているところも含めて。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2007-06-12 15:15:29] [修正:2007-06-12 15:15:29] [このレビューのURL]
8点 XTCさん
なんかあれだなー、杉本先輩はヤな奴だなこのやろー
振り回しっぱなしで全然だれにもかれにも本心言わないんだもんなー。
でもそういう人けっこういいよね
あーちゃんとふみちゃんはずっと親友のまんま仲良くかわいいお婆様になったりしたらちょっと素敵
ふわーっとしてる空気がすごいいいよね。春みたいなふわーっとする感じ。でもあんまり浮ついたのはないの。
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2006-12-26 03:06:29] [修正:2006-12-26 03:06:29] [このレビューのURL]
8点 白い犬さん
中高時代、同性にに対して抱いた恋心を
カウンセラーとかいったひとが
「それは思春期における一過性のものです」と
一言で片付ける。それはつまり大人になったら
異性愛者になりますよ、という意味付けなのだが
そうなのだろうか?そうだとしても
私はふみちゃんの咲かせた青い花をそういう一言で
引っこ抜くようなまねはしたくない。
ただそこにある恋心をそっと見守りたい、
そういう気分になります、この漫画。
ナイスレビュー: 3 票
[投稿:2006-03-15 17:49:14] [修正:2006-03-15 17:49:14] [このレビューのURL]
8点 ごまあぶらさん
この作者が裏切ってくれるはずがありません。
今回のお話はなんかしっかりとストーリー展開作ってるなあと少し驚きました。
いつもなら次の回で「全て裏切って遠くへ旅立ちました」をいつしてもおかしくないような状態だったんで。
「しがらみ」をテーマに持ってきたような気もします。
こだわって、帰依して。
それぞれのキャラクターがあくまで個を主張していて、見ていて気持ちいいです。
でも、個人的には、ほんと個人的にはですけど、
「あ、もういいや」
とすぐ思ってしまう志村ブランドのキャラクターたちに愛着が強いんで、なげないかなあとひそかに思っていたりもして。
と、妙に漫画系ニュースサイトでこの漫画を取り上げられているのを見て、なんか不思議な気分。
志村貴子さんってそんなみんなにお勧めするような人だったっけ?と半笑い。
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2006-01-09 04:53:05] [修正:2006-01-09 04:53:05] [このレビューのURL]
8点 cimoc.comさん
あーやっと出た。待ち草臥れましたよ。
内容の方は言わずもがな。買って損無し。
まだ様子見なので点数はこれで。
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2005-12-22 22:25:20] [修正:2005-12-22 22:25:20] [このレビューのURL]
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