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7.5点(レビュー数:18人)

作者土田世紀

巻数7巻 (完結)

連載誌週刊ヤングサンデー:2000年~ / 小学館

更新時刻 2011-05-22 20:44:36

あらすじ 数えきれないほどの不幸を背負いながらも全身全霊で真実の愛を貫き通す男・ドンが見せる切ないほどたくましい青春像!

備考 平成11年(1999年)度文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞を受賞。
2005年に窪塚洋介主演で実写映画化。

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同じ月を見ているのレビュー

点数別:
16件~ 18件を表示/全18 件

9点 ちょうあんさん

何年か前に読んで、本当の弱者、友情、愛情、再生、慈愛、キーワードを上手く繋げる事ができず
どうよかったのか整理できずにいる。
僕の書評力がないだけなんだけど、既成の言葉で表せない、今ある既成の言葉のその先の、その奥の概念を表現する作品にふれるとビビッときてしまう。
この作品に限らず言葉で簡単に表せないからこそ「作品」って形をとる表現手段なんだろうけど…漫画、映画、小説、絵etc

遠藤周作が漫画かいたらこんな感じなんだろうなぁ

ナイスレビュー: 0

[投稿:2008-06-26 04:27:24] [修正:2008-06-26 04:27:24] [このレビューのURL]

10点 souldriverさん

この作品で土田先生と出会った。

自己を主張することも、他人を疑うことも知らないドンのひたすらにまっすぐな思いには胸を打たれる。
自分の幸せとは自分の好きな他人の幸せ。
そこにあるのは自己犠牲の精神でも博愛の精神でもなく、ただ自分を、そして人間という生き物を信じる心だ。罵られ、嘘をつかれ、裏切られ、どんなに傷つけられても、関わったすべての人たちに人間としての真の誇りを見つけさせていくドンの生き様は本当に不器用だけど、本当にカッコイイ。

生きることはそれ自体が大きな苦痛だ。でも「永遠の場所」は、必死に生き抜くことの中に自分で見つけていくしかない。それは現実の刹那さを突いた心理だけど、同時に人間の暖かさも教えてくれる。
多分僕がドンのように純粋な愛を持つことは一生かかってもできないんだろう。
でも、いつかはそうありたいと願う。

まさに魂を揺るがし、僕の人生観を大きく変えた作品。
おそらく今後も、これほどの影響を与えてくれるマンガに出会うことはないだろう。

『ドン、おはよう! おまえが大好きだ!!』
 

ナイスレビュー: 0

[投稿:2007-06-22 22:16:57] [修正:2007-06-22 22:16:57] [このレビューのURL]

6点 rongaiさん

土田さんよぉ、あんたイイ漫画描くよ、ったくよぉ。
「土田」って言ったら、
今まで「U-turn」の土田思い出してたけど、
私は今日かぎり、土田って名前聞いたら、
あんたのこと思い出すことに決めたよ!(いらない決意)


なんとなく展開とか読めたんだけど、
それでも土田さんの描くアウトローな感じが存分に出ていて、
先が読めるとかそんなもんどーでもいいんだよ!って思った。


昔のアウトロー作品の復刻求む。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2007-06-08 15:18:01] [修正:2007-06-08 15:23:43] [このレビューのURL]


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