もっけ(勿怪)のレビュー
6点 torinokidさん
いわゆる「視える人」関連の漫画。
青嵐とかニャンコ先生みたいなのはいないけど。
登場する勿怪達の元ネタは基本的に日本の民話・伝説なので、
作品を楽しむのと同時に良い勉強にもなった。
しかしジーサンはかっこええなあ。
賛否両論ある後半の学園生活的な展開については
個人的な感覚では「否」寄りです。
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[投稿:2012-11-03 23:21:55] [修正:2012-11-04 00:03:08] [このレビューのURL]
7点 アルゲマイネ原野さん
あの世の異形のモノが見える体質の姉静流とそれらに憑依される体質の妹瑞生。
両親の元を離れ祖父と田舎暮らしをする二人の異形のモノとの接触と、
それを通じた成長を描いたストーリー。
漫画における幽霊・妖怪が出てくる作品は、霊能力=一種の超能力ととらえ
経文やお札で悪霊を撃退!みたいな派手なアクションバトルになりがちですが
この作品では、妖怪や霊は言うなれば変に首を突っ込んではならない
畏れの対象とされています。
また、憑依する原因が霊そのものというより、憑依される人の精神に依存するという形で、
それに絡めて主人公姉妹が段々と自立していく様を合わせて描いているところが良いですね。
あと、登場する妖怪や霊のキャラクターも
変におどろおどろしさを主張しない、さもそこにいたかのような演出で
実は自分たちの生活の片隅にも潜んでいると思わせるようなリアル感が出ています。
欠点というか上記のように真面目に妖怪や幽霊また霊能体質を取り扱っているせいか、
全体的に雰囲気が暗く、特に二人の学校での人間関係なんかを描いた回は
級友達がやたら陰湿で、読んでてあまり爽快になるという事は無かった印象がありました。
ただ各回のストーリーもしっかりしており、全体的にみるとかなり良作だと思います。
「蟲師」なんか好きな人におすすめです。
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[投稿:2011-11-29 23:46:11] [修正:2011-11-29 23:46:29] [このレビューのURL]
7点 森エンテスさん
ジブリ的な絵柄での「ほのぼの系妖怪物語」です。
妖怪が見える特異体質による苦悩は描かれていますが、重くなりすぎないようにしているのが良いです。
初回から最終回まで安定したクオリティで走りきっているのが素晴らしいです。
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[投稿:2011-01-20 19:05:53] [修正:2011-01-20 19:05:55] [このレビューのURL]
8点 そうすけさん
改めて読み返すと面白かった。
基本的に姉妹と祖父の三人が軸の物語で一つ一つの話に不思議な温かさがある。少しずつ成長していく二人が見ていて落ち着く。
各話の妖怪もそれぞれしっかりと資料を読み込んだことをうかがわせる出来の良さだった。
雷獣の話が良かった。どれもよかった。
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[投稿:2008-09-06 12:12:16] [修正:2010-04-29 00:01:03] [このレビューのURL]
7点 鋼鉄くらげさん
前半8点。後半6点。間を取って、総合7点。
後半、よく分からない学園ドラマになってしまったのが少し残念な作品です。自分は、どちらかと言えば前半のような、日常から半歩隔絶された不思議な世界観を持った話の方が好みでした。
まぁそれはさておき、こういう話を読むと、日本の民話というのは実に多様性に富んでいて、実に想像力豊かな伝承が多いと感じます。そして、それとともに、そうした物の怪や妖怪の類とバトルをするという、最近の漫画にありがちな発想は、実は、かなり野蛮で罰当たりな発想なんじゃないかとも思います。
「温故知新」という言葉の重みを、それとなく感じる事のできる、心優しい作品です。
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[投稿:2009-12-02 20:09:11] [修正:2009-12-02 20:09:11] [このレビューのURL]
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