あらすじ
佐藤大輔著の同名小説『皇国の守護者』が原作。サーベルタイガー・天龍などファンタジー色強い戦争物。が、内容は既得権益を守る為に足を引っ張り合う権力者や決して一枚岩ではない軍隊など、非常に現実的(というか生臭い)でもある。時代設定としては十九世紀ごろ。蒸気機関が発明されてから約二十年が立つ。
【大協約】という人と龍が交わした契約が、世界秩序を為す世界。そこに存在する小国『皇国』と、その皇国に侵攻してきた世界最大の大国『帝国』との戦争が主な内容だが、そこに皇国内での覇権争いや経済問題、政治も絡めて描いてゆく。主人公は帝国との決戦に敗れた皇国が敗走する中、運悪く遅滞戦を命じられた皇国軍人・新城直衛。実験部隊でもある剣牙虎部隊を率い、新城は絶望的な戦線にその身を投じてゆく…。
皇国の守護者のレビュー
6点 jdf54jさん
原作が小説であり、弁も達者でキャラの掛け合いや戦闘における駆け引き
が小気味良く展開していき、ダレずに読了できました。
主人公も偏屈な裏の性格を相手によって
微妙なサジ加減で出したり引っ込めたりするのが面白く、
見ていて飽きません。
ただ山場というかこれといった見せ場もなく
ドキュメンタリー作品のようで、打ち切り?を嘆いている人には
悪いですが、リアル路線だからこそ、
このまま続けても話が広がるようには思えません。
虎の強さも理不尽では無い分爽快感も無くなんだかなあ・・・
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2010-12-20 00:23:05] [修正:2010-12-20 00:56:39] [このレビューのURL]
8点 torinokidさん
皆さんの感想通りでございます。
作品としては非常に面白い。
しかしあの終わり方は…、やはり「え??」ですな。
やむにやまれぬ事情があったにせよ、読者としてはツライですわ。
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2010-12-16 12:47:58] [修正:2010-12-16 12:47:58] [このレビューのURL]
8点 あおはなさん
他の方の意見に激しく同意。この作品とても良かったのですが・・・バトル的な表現や戦術的表現。そして政治色(コレはあまり他にない独特さ)。当時はワクワクして読んでました。あと意外と再読できる。でももう少しラスト周辺がなあ・・・といつも思ってしまうんです。ほんと他の方のおっしゃるとおりなんですが・・・
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2010-11-04 07:24:31] [修正:2010-11-04 07:24:31] [このレビューのURL]
8点 即身仏さん
原作者はどんな事があろうと、土下座してでもこの漫画を続けさせるべきだった。というか、この件で原作者の愚かさが実によく分かった終了劇。というのを決して言い過ぎだとは思いません。
コンビニにてこの漫画を表紙買いしたのですが、すっかりこの漫画の魅力に取り付かれて全巻購入した程、作者の伊藤悠さんはこの小説の魅力を十二分に引き出していた。だから、この漫画が突然連載終了した時は本当にショックでした。えぇ。
原作者はノータッチである程度まで伊藤悠さんに任せれば良かったのに。と言える位です。そしたらこの漫画はもっと凄い漫画になっていたと想像出来そうなものを・・・。
原作者は嫌いでも作品に罪は無い。本当に不遇な作品でした。その分の8点です。
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2010-11-03 23:09:45] [修正:2010-11-03 23:10:23] [このレビューのURL]
7点 森エンテスさん
原作(小説)付きの作品のようですが、漫画として面白いです。
何より絵柄が好みです。
戦争をし続ける主人公の物語ですが、戦争シーンを中心に描いている作品なのに、とても心に残るのは何故なんだろうかと不思議に思います。
続編を是非とも観たい作品です。
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2010-10-28 22:50:22] [修正:2010-10-28 22:50:22] [このレビューのURL]
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