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7.34点(レビュー数:23人)

作者浅野いにお

巻数1巻 (完結)

連載誌Quick Japan:2005年~ / 太田出版

更新時刻 2009-11-25 06:34:58

あらすじ ---

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虹ヶ原 ホログラフのレビュー

点数別:
11件~ 15件を表示/全20 件

8点 ITSUKIさん

読む前にここのレビュー等を読んで、かなり再読する必要のある作品なのだろうと認識したので、
1ページ1ページじっくり読んでいったのですが、それでも一回読んだだけで全部を把握するのは不可能でした。
様々な登場人物・時系列・表現・そして伏線が存在するためです。

一度最後まで読んでの感想は「よくわからない。けど、何か凄い作品だ」って事だけでした。
この作品を頭の中で生み出した作者のただならぬ才能を感じる事が出来ます。

この作品を「読み解く」にはかなりの深い考察が必要でしょう。
自分はレビュアーの穴子さんのサイトで解説を読んでようやく理解し、スッキリできたと思ってます。

娯楽として「面白い」という作品ではありませんが、「こんな作品があるのか」と漫画の新しい可能性を感じました。
そういう点では「面白かった」です。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-01-04 03:45:48] [修正:2010-01-04 03:45:48] [このレビューのURL]

10点 メルふぁさん

私はこの漫画一生持っておきます!
初めて著者の漫画を読みました。
難しいように見えて、実は誰もが抱えている問題を題材にしたストーリーだと私は解釈しました。
人それぞれ色々考えると思います。
なんでかわからないけどすごーく惹きつけられました。
最初は古本屋でデザインがかわいいと思って立ち読みしただけなんですけど。
一人の視点からじゃなくて、同じ対象に対して各登場人物から見たそれぞれの視点からの表現があって、素晴らしいと思います。
そこにリアリティがあって。
説明することは簡単なんだけど、あえて説明を最小限に抑えているような作者の意図が見える感じがする。
それはいちばん難しいことなんじゃないかなって思います。。
まるで自分の想像力を試されているような。
何度も読まさせるこういう漫画が大好きです!

ナイスレビュー: 0

[投稿:2009-10-20 21:15:58] [修正:2009-10-20 21:18:58] [このレビューのURL]

9点 穴子さん

世界の矛盾(絶望)が生んでしまった双子は、
蝶のペンダントで引き寄せられ出会ってしまう。
そのとき世界は滅ぶことになる。

唯一、この世界の矛盾に対しての力を持つブリキの空箱。

もしも世界の矛盾に耐えられず、ブリキの空箱を開けたのなら、世界は滅ぶ。
もしも世界の矛盾を受け入れ、それでも強く生きると決めたら世界は続く。

この物語は、「それでも不毛な世界で生きていけるか」というテーマにおいて
「双子」「ブリキの空箱」「蝶のペンダント」を交錯させた物語。

おそらく輪廻の物語です。主人公鈴木アマヒコの「生きる」ための物語。

ブログの紹介記事で、この作品の考察をまとめてみたので、良かったらどうぞ。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2009-06-24 01:09:37] [修正:2009-06-24 01:09:37] [このレビューのURL]

10点 くっしいさん

 この漫画は評価や好みが大きく別れると思います。「この人の他の漫画は好きだけどこれは駄目」と言う人も少なくないンでしょうね。
 話しが分かり難い部分もあったり、残虐な展開もあったりするので不愉快に感じてしまう人もいて当然だと思います。また面白がって読む人にも人間性に問題があると思います。作者は面白がらせようと思って描いた訳ではないンだろうなあ。
 なかなか読み方が難しい漫画ではありますが、情緒の奥底を揺さぶられる様な何かがある漫画です。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2009-04-04 16:06:29] [修正:2009-04-04 16:06:29] [このレビューのURL]

8点 チャドさん

「素晴らしい世界」とかよりも狂気的。
ともすれば嫌悪感さえ抱いてしまうような話なのに、美しささえ感じてしまう。
交差するストーリーが、それぞれ暗鬱として虚しさを訴えてきて、なんの確証も無い希望のようなものが胸に来る。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2008-02-15 17:12:06] [修正:2008-02-15 17:12:06] [このレビューのURL]

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