最強伝説黒沢のレビュー
8点 cardiacさん
序盤のダラダラとした展開の遅さ、黒沢と対照的な存在である赤松の役割が生かされていないこと、脇役キャラの弱さ、格闘シーンなのに爽快さに欠ける点など、マイナス点を上げればキリがない。しかしそれらを差し引いても、このマンガに人を引き込むものがあるのは、作者本人の心の叫びが黒沢に乗り移っているからだと思う。
ダメ中年がみっともない姿をさらしながらも自分の弱さと向き合い、不格好でも逃げずに何かと闘うことで、命よりも大切なものを見出していくというストーリーは、コギレイで爽快な世界を描いたマンガよりも何倍も魅力的に感じる。
ラストの描き方は賛否が分かれる部分かもしれないが、作者の伝えたいメッセージ性を考えれば、納得できる結末だと思う。
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[投稿:2007-12-13 02:09:26] [修正:2007-12-13 02:10:33] [このレビューのURL]
8点 カルマさん
なんか無性に笑えてしまった…。
それでいて熱い場面ではしっかり熱くなれるのは素晴らしい。
ラストはあっさりしすぎな気もするけど、あれで良かったんじゃないかな。
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[投稿:2007-10-31 21:56:32] [修正:2007-10-31 21:56:32] [このレビューのURL]
10点 honshimejiさん
話のテンポがとても良い。
また、黒沢に感情移入してしまう自分は確実にオトナになってきているのだなぁとしみじみしてしまった。
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[投稿:2007-07-10 01:48:16] [修正:2007-07-10 01:48:16] [このレビューのURL]
9点 佐々木裕健さん
『天』で勝ちパターンを発見し、『カイジ』でメジャー系にのし上がったが、その後しばらく停滞、そして『最強伝説黒沢』で更なる飛躍を成し遂げた、と私は解釈している。
そもそも、『天』のヒットの前は主に人情ものばかり書いていた福本にとって、本当に描きたかったのは「弱者」であったのだろう。だから「強者が勝つ」物語以上に描きたかったのは「弱者が非情な現実をいかにして生きるか」であったのだろうと思われる。
その思いを達成したこの作品によって、シリアスだけではなく、ギャグ、コメディーまでも福本節にのせることに成功した。
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[投稿:2007-06-12 19:37:08] [修正:2007-06-12 19:37:08] [このレビューのURL]
6点 Dr.Strangeloveさん
俺は高校生だから
こんなむさ苦しい、
自分の親父と同じぐらいの年齢のおっさんの話に
共感できるはずがない。
気の遠くなるような話だが
30年後にレビューし直したい。
それまでこのサイトがあれば、の話。
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2007-02-08 18:23:37] [修正:2007-02-08 18:23:37] [このレビューのURL]
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