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7.31点(レビュー数:44人)

作者冬目景

巻数11巻 (完結)

連載誌グランドジャンプ:1999年~ / 集英社

更新時刻 2012-07-26 21:18:34

あらすじ ロウテンション青春漫画。カラスを飼うエキセントリック少女野中晴と、色々と迷いながらコンビニでバイトを続けるフリーター魚住陸男の二人を中心に、若者たちの揺れ動く心を描く。

備考 ビジネスジャンプで不定期で連載されていたが、途中で休刊となった為、グランドジャンプに移籍した(月1連載)。

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イエスタデイをうたってのレビュー

点数別:
6件~ 10件を表示/全44 件

5点 チーズカバオさん

中盤以降、隔週誌でありながら月イチ連載で同じような話をチマチマやっていたので、連載の後半には大して真面目に読まなくなっていた。

最近、コミックスで一気に読み直したが、4巻まではかなり良かった。6巻までも楽しめた。しかし7巻以降はやはり連載時と同じ印象に落ち着いてしまう。
この作者のモチベーションが続くのは、せいぜい単行本5巻くらいまでなんだろうと改めて感じた。

とは言え、超飽きっぽい冬目景にしては、これほどの長期連載を投げ出さず完結させてくれたこと自体に謎の感動はあると思う。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2020-02-26 06:38:13] [修正:2020-02-26 06:40:29] [このレビューのURL]

6点 朔太さん

カラスを飼い馴らして街を歩く少女ハルとの出会いから
始まる冒頭では、これから起こる事件への期待感が膨らみます。
恋愛感情を抱くリクオには恋愛に踏み切れない事情があり、
それは高校生の時から憧れるシナコの存在でした。
そうこうしている間にも、ハルに接近してくる雨宮が登場、
その雨宮にも幼馴染のミモリが現れます。
という風に出てくる登場人物全てが、相思相愛になれず
三角関係の連鎖が延々と続きます。
この成就しそうでしない人間関係の微妙な加減が作品の魅力です。

読み進めるうちに、男性作家がこんな微妙な人間関係を
ベースに物語を紡ぐのは珍しいなあ、と思っていました。
ところがこのサイトで作者はやはり女性だということを知り、
納得した次第です。

男性誌に掲載された女性漫画という印象です。
8巻で満腹になりました。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2018-03-02 21:18:46] [修正:2018-03-02 21:18:46] [このレビューのURL]

5点 jdf54jさん

現代っ子の冷めた主人公の前に突如現れた謎のヒロイン。
数多あるボーイミーツガールものと言ってしまえばそれまでだが・・・
主人公が勤めるコンビニに用も無いのにちょくちょく顔を
出しては他愛も無い会話をして消えていくヒロイン。
徐々に彼女の事が気になりだした頃、昔男が好きだった女友達が
偶然そのコンビニへやってきて、なんだかんだで三角関係になる所から
話は進む。なんてことない話なんだけど読んでしまう。

変わり者のヒロインと平凡な主人公はくっつくのがお約束、
だけどこの漫画のヒロインは男を追うばっかりで報われず
一人で悶々としているって関係がいいのかな。よくわかんないです。


ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-12-26 06:53:17] [修正:2011-01-17 01:23:36] [このレビューのURL]

7点 臼井健士さん

まず「絵」ですよ。一見するとラフデザインか?と思うかのような輪郭の不鮮明な登場人物たち。
だが、それは「白」と「黒」の組み合わせで浮かび上がる、さながら「水墨画」に近いような世界だ。
未熟さは感じつつも・・・多分固定ファンは付くのでは?と思わせるものがある。

大学を出たものの、将来の自身の展望を描けないままにフリーター生活を続ける主人公が、想いを寄せ続けるのがかつての同級生の生真面目な女教師。しかも死んだ幼馴染の男を忘れられず、今もとらわれ続けている。

・・・と書くと「めぞん一刻」と似た雰囲気かと思いきや、上記の2人を主軸としてその2人のことを想う周辺人物の心情をも細やかに描き、「いずれは結ばれことが最初から読めてしまっている」めぞん一刻よりは、先行きが気になる作品ではある。

しかも主人公がフリーター、その主人公を好きになった高校を中退した少女・・・等、人物の背景がより現代的になった分、リアルさが増したように思う。
みんながみんな片想いで、順風満帆なカップルなんて全く登場しない。
そこには実るか実らないか判らない自身の気持ちと、先行きの見えない各キャラの人生がクロスして本来ならもっと重苦しいお話になるのではないかなとも思うのだが、なぜか作品としての雰囲気は全体的に明るめなのは意外だ。

欠点は「作者の遅筆」。コミックスがなかなか出ないのを作中で作者自身が自分でツッコミ入れている辺り、かなりの地雷だと思う。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-12-03 12:13:16] [修正:2010-12-03 12:13:16] [このレビューのURL]

7点 BuBuさん

6巻まで読んだ感想など

話はボーイミーツガールで逆ドリカム状態にやきもき!といったどこにでもありそうな感じの内容です。が、この作品を内容だけで語ることは難しく、漫画として読んでみないと分からないのではないでしょうか。
恋の行方を題材にしているだけあって結末まで読まないと何とも言えない部分もありますが、私は非常に魅力的な作品であると思いました。

連載開始が10年前ということもあってかレトロな雰囲気を大切にしていて、その中で登場人物たちの個性が活き活きと描かれています。またキャラクター達の心の機微も丁寧に描かれているので作品の世界に入り込みすい印象を受けました。

絵は粗いのに綺麗という不思議な感じです。表紙や扉絵など本気で描いていると思われる絵は文句なく綺麗なのですが。

3巻あたりからは話を進めるために新キャラを出しては消えていくのが恒例に。
ネタがないので話を引き延ばすためにそういった演出になってしまってるのかなーと感じる部分もチラホラ。早く結末を読みたいです。

個人的にはハルに幸せになって欲しいと思いますw

ナイスレビュー: 0

[投稿:2009-05-07 23:48:10] [修正:2010-09-14 13:10:40] [このレビューのURL]

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