月館の殺人のレビュー
5点 ジブリ好き!さん
最驚コンビ…確かにw
でもどう考えても、佐々木さんの画はミステリに合ってないというか違和感感じちゃいますね。
綾辻行人は本格ミステリが専門です。通常のミステリ・推理物を期待すると、人によっては失敗するかもしれません。彼の著書「どんどん橋、落ちた」なんか読むと、本格ミステリとは何か、彼の目指すミステリがどんなものかがわかると思います。
しかしまぁ、綾辻さんの本領と言えば、ミステリ好きに「オススメのどんでん返しは?」と聞けば多くの人がその一つに挙げるであろう「十角館の殺人」でしょうか。
以降、館シリーズとして「○○館の殺人」を発表しているので、この漫画の題名を見たとき、綾辻さん側の作品かなぁと思いました。でも読んでみれば、佐々木テイストの方が濃いですね。後書きで綾辻さんも、漫画でこその作品として作った、と言っていますし。
カラーページもきれいで、決して悪くない作品なのですが、鉄道マニア(テツ)でない自分には、新鮮ながらも強い関心を引くものではなかったかな。
最後に自分の感想を。(未読で興味がある方はネタバレ注意)
下巻冒頭で明かされる汽車の謎に、おおーっ!
犯人については…ちょっと一人だけ雰囲気違い過ぎ(笑)。
でも犯行理由とかトリックは、綾辻さんだなぁ。
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[投稿:2011-03-06 23:51:33] [修正:2011-03-06 23:51:33] [このレビューのURL]
5点 臼井健士さん
まず、こちらの作品を読んだ事のない方に対して言わせていただくならば、
「動物のお医者さん」
「おたんこナース」
等の作品で知られる佐々木さんの絵は「殺人事件が起こるような作品」に対して全く似つかわしくないということ。
「絵」と「雰囲気」がミスマッチ。
さらに登場人物も「異常」。
所謂「テツ」(鉄道マニア)ばっかりとはいえ連続殺人事件が発生していながら、
呑気に鉄道談義で言い争うような人間ばかりで呆れかえる。
乗り込んだはずの列車が実は・・・・という展開と、冒頭の過去の死亡事件は主人公の過去かと思いきや・・・という展開には意外性は感じつつも、ラストは呆気なく、コミックスは上・下巻で高い!
と、原作の出来栄えは置いても「漫画化」が成功しているとは言い難い。
「並」の作品でしょう。
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[投稿:2010-11-27 11:23:18] [修正:2010-11-27 11:23:18] [このレビューのURL]
5点 とろっちさん
鉄道オタク、通称「テツ」を題材にした、本格ミステリー作品。
原作は綾辻行人ですが、良くも悪くも佐々木テイストに溢れています。
自分が通勤で使っている電車は、在来線では新幹線の次に速いらしく、
その道の人々に密かな人気だそうです。
帰宅時間に、先頭車両や最後尾の車両に乗ろうと待っていると、
毎日のように誰かが写真を撮っているのを見かけます。
ホームで三脚とか普通に使ってるんですよね。大きな駅で人がたくさんいるのに。
最初はビックリしましたよ。もう見慣れましたが。
なんて本当にどうでもいいことしか思い浮かんでこないぐらい可もなく不可もなくな作品ですが、
とりあえず感想を一言。
この人の画風はやっぱりサスペンスには合いません。以上。
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[投稿:2009-12-27 22:14:12] [修正:2009-12-27 22:14:12] [このレビューのURL]
6点 booさん
この人のほかの漫画は動物のお医者さんしか読んだことがないのだけど、あれと同じようなノリで描かれるギャグはほんとおもしろい。かなりつぼにはまってしまった。じゃあなぜこの点数かというとミステリーとしてはいまひとつだと思うから。ギャグがミステリーの雰囲気壊してるし、絵的にも向いてない感じ。綾辻行人に原作だけど、それにしてもトリックもそんなに驚かなかった。でも、犯人探ししたい人のためにはかなり親切設計なのでいいかも。
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[投稿:2007-06-29 14:56:26] [修正:2007-06-29 14:56:26] [このレビューのURL]
6点 リヴィエラさん
テツ(鉄道マニア)を知るための豆知識本!?
全体的にコメディ調で描かれミステリ物としては緊張感が無いが一癖も二癖もあるテツたちの言動には思わず笑ってしまう。
端々に鉄道の専門用語が飛び交い。その解説もちゃっかりやってくれたり。巻末にもこれでもかと言わんばかりにびっしりと編○長?からの鉄道用語の解説があるのでもうお腹いっぱい。
事件(列車の中で殺人事件が起きます)の真相は使い古されてる感はあったがなかなかに衝撃的だった。
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[投稿:2007-06-27 17:50:38] [修正:2007-06-27 17:50:38] [このレビューのURL]
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