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7.77点(レビュー数:48人)

作者芦奈野ひとし

巻数14巻 (完結)

連載誌月刊アフタヌーン:1994年~ / 講談社

更新時刻 2011-01-12 13:08:16

あらすじ 舞台は、文明がほぼ滅びた近(?)未来。 のんびりとした時が流れ、のち... 続きを表示>>

備考 2009年10月より新装版が発売。

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ヨコハマ買い出し紀行のレビュー

点数別:
6件~ 10件を表示/全48 件

10点 左手さん

 「斜陽世界と穏やかな人々」
 雰囲気が超いい!
 登場するキャラたちはみんな明るく楽しく穏やかに暮らしている。しかし、夕凪の時代と呼ばれる年々海面が上昇し、人類の滅亡がゆっくりと進んでいる。この明るさと反面する背景の斜陽が対照的にし、主人公のアルファを始め様々なキャラの些細な行動や小さな幸せがとても大事な宝物のように思えます。
 ユートピア(理想郷)と反するディストピア(暗い未来)が大好きな人にはオススメです!

ナイスレビュー: 1

[投稿:2011-04-15 12:34:00] [修正:2011-04-15 12:34:00] [このレビューのURL]

10点 lowtech711さん

これは強烈に良い作品だと思う。

主人公の【アルファさん】はロボットで、岬の上でカフェを営んでいる。本作品は水没しつつある未来の日本が舞台。お客にコーヒー出したり、横浜まで豆を買いにいったり、旅をしたり、友達と遊んだり、泳いだり、楽器を弾いたりと、アルファさんの日常生活がメイン。近未来ということでSFファンの僕がワクワクする設定もたくさん出てくる。

作中ではおよそ10年の時が流れる。時間の経過と共に日本はどんどん水没し、アルファさんを取り巻く環境も変わる。登場人物達には成長する者もいれば老いる者もいる。

でも、アルファさんはロボットであるがゆえに変化がないんです。

巻数を重ねるごとにジワジワとその物悲しさを読者が感じとっていく。周りの人が大好きなのに同じ時間を生きていないような錯覚。変化と不変の対比がとても切ない。そういう心情を、表情と間と演出で見事に表現している。でも決して不幸な終わり方をしないのに僕は非常に救われたし、この物語の【ほのぼのとした日常の幸せ】、『Life is beautiful』の精神を強く感じることが出来た。

こういう綺麗な漫画はなかなかお目にかかれるものではない。

かなりオススメ。
是非、御一読を。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2010-07-08 00:58:47] [修正:2010-07-08 01:01:15] [このレビューのURL]

7点 フクポルさん

<所持歴:全巻>

マッタリ、陽だまり、昼寝

形容するならばそんな感じ。
色々と謎?が残ったまま、あえてそれらに触れないまま完結しているけど、
それら(の回答?)を読者に委ねる・・・といった作品でもないと思う。
深く考えずに読む、と言うか、考える気が起きないw(良い意味で)
本作独特の世界観に浸りながら、コーヒー片手に読みましょう。

てことで、マンガに「ハラハラドキドキのエンターテイメント」を求める人には不向き。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2008-10-21 22:04:09] [修正:2010-02-07 20:53:38] [このレビューのURL]

10点 yywwさん

これはもう単純に、こんなマンガが商業ベースで存在していることに驚いた。映像畑の人にもSF好きの人にも自信を持って薦めることができる大傑作だと思う。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2008-12-20 15:55:19] [修正:2008-12-20 15:55:19] [このレビューのURL]

8点 Leonさん

本作を一言で表すなら「ほのぼの世紀末」。
ほのぼのとした日常の中にどこか残酷で切ない感じがする。
巻数が進むにつれ時の流れを意識させられる。
徐々に年を取る登場人物とアルファさんをはじめとするアンドロイドの
対比に心に来るものを感じた。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2015-11-02 23:31:02] [修正:2024-05-31 09:24:53] [このレビューのURL]

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