バクマン。のレビュー
2点 bkさん
キャラクターに感情移入できない。
何故だろう。
漫画家漫画とはいっても、業界の裏事情とかレポート漫画の形式をとっているわけではなく、
テーマを漫画執筆にしただけで、やってることはスポーツ漫画やバトル漫画とあまり変わらない。
「漫画執筆で競い合う漫画」。まあそこはいい。
週刊少年雑誌で連載するならそういう形態にするのが無難だろう。
ただ、キャラクターがどうも気に入らない(主観バリバリですが)。
なんというか、キャラの会話や物語の流れの中から、
作者が考えているであろう「こうあるべき姿」が伝わってきてしまって
それが気に入らないのかもしれない。
あるいは、「何が何でも主人公は良い奴、敵対する相手役はダメ」
っていう流れが気に入らないのかもしれない。
インターネットで意見を募る形式で漫画を描いていたキャラの没落具合とか
主人公の片方と、声優のラブストーリーとか
「このキャラはこんなに嫌な奴ですよー」「主人公とヒロインはこんなに健気ですよー」
という描写にしたいのだろうな、とは思うのだけど、それが自分の感性とは相いれない。
正義と悪が対立するわかりやすい勧善懲悪漫画じゃないのだから
良いところも悪いところも両方あると思うし、
むしろ善悪で決めつけるジャンルではないはずなのだけど
どうも片方を持ちあげて片方を貶す描写が多い気がする。
しかも、主人公が直接手を下さないからか、
敵役がフェードアウトしてもスッキリしない。
まあ、一介の漫画家が直接手を下すということもおかしいので、
それはそれで仕方が無いのかもしれないが。
キャラクターを持ちあげるか落とすかではなく、
もっと別の面で魅力を引き出せたら良かったと思う。
ナイスレビュー: 2 票
[投稿:2012-02-22 13:12:30] [修正:2012-02-22 13:14:53] [このレビューのURL]
3点 bugbugさん
1巻までしか読んでいないんですが
作中の説明とは裏腹に、漫画家になる動機に説得力がない
前作はサスペンスだったので、いわゆる少年漫画的な演出を排しても違和感がなかったのですが
今作は夢を追う少年の話としては、作品や主人公がもつ「熱」が感じ取れないのは致命的だと思います
理屈っぽい登場人物に好感を抱けません
はっきりいって、絵しか見どころがありません
余談ですが大場つぐみ=ガモウひろしって本当だったんですね
単行本に乗っているネームをみて驚きました
追記----
3巻まで読みました。
感想と点数は特に変わりません。
ジャンプの内情を暴露するだけで楽しいと思えるのはWJ中毒患者だけでは・・・?
ナイスレビュー: 2 票
[投稿:2009-01-22 21:54:02] [修正:2010-05-03 19:15:03] [このレビューのURL]
4点 ミドリちゃんさん
主人公の性格む気にくわないとか文字が多いとかもだけど,もう完全にストーリー自体がつまらなくなってきている。
最初の頃は確かにジャンプの内情暴露とか抜きにして,この二人の熱意だったり変わったライバルだったり素直にストーリーを楽しめた。
さっさと一位取って下さい。
ナイスレビュー: 2 票
[投稿:2010-03-08 10:10:20] [修正:2010-03-08 10:10:20] [このレビューのURL]
10点 久さん
アクションはないですが、友情・努力・勝利の要素がこれでもかと盛り込まれた王道漫画として
とても面白く読む事ができました。
一人一人が魅力的で、大好きになったキャラも沢山。
サイコーは初恋の相手・亜豆の為、ジャンプ読者やおじさんの為に
とにかくひたすら漫画を描く事に全力を尽くしているというのが伝わってきて、更に
調子に乗って人を見下したりしない誠実な性格がとても好印象です。
亜豆に対する一途な純情ぶりも良い。
こんなに努力を惜しまない奴を応援したくならない訳無い。
エイジもギャーギャー言ってますが、漫画に対する情熱は
ネーム上げの早さや躊躇の無い一括修正、作ってきた量などでもこっちに伝わってくる本物。
エイジもまた実力を鼻にかける事無く相手をちゃんと分析し、ライバル心を燃やし続けてるのが良い。
そして敵(?)キャラの七峰にも深い魅力を感じました。
必死にアドバイスを出そうとする担当さんや夢に破れて行った古株作家さんをないがしろにする行為は
本来なら嫌悪感を感じる筈なのですが、
七峰の考えた会社のシステムは実世界においても使えそうな程の本気感が感じられますし、
それを使うべきだと言う七峰の真に迫る言葉も凄い。魂のこもった言葉で存在感を感じられますし、
「心から自分の方法を信じてるんだな」と伝わって来ます。だからこそ嫌いになりきれない。
本当に存在感のあるキャラクター。
物語も勿論最高。序盤でのエイジとの実力の差が開きすぎてるのも燃えます。
強い敵→更に強い敵とマンネリ化しないで終わっているのも凄い。
更に、昔はアニメ化なんて実感全然無かったのにとてつもない努力を重ね続け、
ようやくすぐ手の届く所に来たという成長ぶりにも希望や勇気が湧いて来る。
思わずつられて「自分もサイコ―達みたいに頑張りたい」と思える程。
そういう風に、ただの現実逃避だけで終わらず
心にダイレクトに影響してくれる部分もこの漫画の素晴らしい所だと思います。
作者さんの夢を持つ人や漫画に対する愛情も含め、本当に真心を込めて作られた漫画と感じる。
細かい部分、岩瀬や中井が語りきってない感などほんの少しありますがそんな事は置いといて、
読んでよかったと心から思える名作である事はまず間違いないです。
そして、漫画家を目指す人にとっては更に強い意味を持つ漫画になるのではないでしょうか。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2015-05-28 08:50:46] [修正:2015-05-28 08:53:31] [このレビューのURL]
3点 kagehiensさん
一言でいうと「小畑健の無駄づかい」をやってしまった漫画だと思う。
キャラの不自然な言動が高い画力とミスマッチを起こしていて、気持ち悪さを覚える。これがガモウひろしの絵で描かれたと想像すれば、しっくり来る。(その場合まったく読まれなかったと思われるが)
話自体は妄想と女性蔑視が目一杯詰め込まれていて合う人と合わない人がはっきり分かれる内容・・・というか漫画でこれから一山当ててやるという人以外は門前払いのレベル。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2015-01-24 14:51:02] [修正:2015-01-24 14:51:02] [このレビューのURL]
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