ピンポンのレビュー
3点 assdさん
登場キャラの性格が極端で、不自然さが最後まで抜けず、
感情移入できず、卓球の魅力も伝わってこないまま、
結局なんなのって感想しかなかった。
ストーリーもずっと暗いままでテンポ悪い。
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[投稿:2006-07-30 21:47:37] [修正:2006-07-30 21:47:37] [このレビューのURL]
9点 白い犬さん
それまでスポーツ漫画で卓球というジャンルは未開拓でした。
(稲中みたいなギャグはあったけど)
卓球のあの一瞬一瞬をドラマとして描ける漫画家がいなかった
というのが本当のところでしょう。
個人的にピンポンの醍醐味はそれぞれのキャラ(ペコ、スマイル
アクマ、ドラゴン)の敗北の部分ではないかと。
勝つことは無条件に「強者」の称号を得られ「カッコイイ」
とされるけどピンポンは負けていく姿さえかっこいいのである。
やっぱ松本大洋は天才ですね。
映画の「ピンポン」もよかった。
本当に「ピンポン」を好きな人たちが集まって作った
というのがひしひしと感じられた。
でも窪塚くんのマンション9階からの「アイキャンフラーイ!!」
はびっくりしました。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2006-03-20 17:50:19] [修正:2006-03-20 17:50:19] [このレビューのURL]
9点 dollboxさん
松本大洋に初めて触れた作品ですが、今まで読まず嫌いしていたのを激しく後悔した。
内容が素晴らしいのはもちろん、絵が本当にかっこいい。
ペンで描いた平坦な線なのに、動きがあり熱がある。早い話、魂がこもっている。
構図もキャラの表情もこれしかないっていうくらいピッタリです。
もう文句なしの傑作。
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[投稿:2006-01-22 22:09:24] [修正:2006-01-22 22:09:24] [このレビューのURL]
9点 gonさん
松本大洋が手塚治虫と並んで評価されている理由が実によく分かる作品でしたね。 表向きは天才の挫折と才能へ開花が上手く描かれた作品、しかし その裏では一人の 人間が深くカラに閉じこもってしまうのを卓球を通して救われる作品。そして その表を代表するのがペコなら裏を代表するのがスマイル。言わば この漫画を 面白くさせてるのは スマイルこと月本なんですよね。もちろんペコがいなくちゃ 成立しない漫画であり、チャイナ、アクマ、ドラゴンと どの登場人物もなくちゃ ならないんですけどね。
物事の勝敗より相手を引きづり落としたりする事を嫌う月本、しかし そのたぐい 稀なる卓球の才能が故に周りの人間を傷つけ、そしまた深く殻に閉じこもってしまう。 卓球マシーンと化し部活内でも外でも孤立していく… そして自分が どんどん殻に 閉じこもるのを ひたすらヒーローが現れて救ってくれるのを待つ。それを分かって いながら耳を塞ぎ知らんフリをしていたペコが自分のプライドとスマイルのために努力し その才能を開花させて戻ってくる。そして最終話では あれだけクールで人間味の 無かったスマイルが子どもにジョークが言えるほど変貌している。ここに一人の 人間が救われた瞬間を垣間見ることが出来きましたね。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2005-10-18 17:39:48] [修正:2005-10-18 17:39:48] [このレビューのURL]
7点 lemonlemon☆さん
スポーツ漫画を扱う上で大事なことがある。
それは『その漫画を読んでそのスポーツをやりたくなる』かどうかということ。
もちろんそれは絶対ではないが、せっかく卓球というなかなか扱われないスポーツを扱っているのだからそれは存在してほしかった。
松本大洋の漫画は『小説でもいいんじゃないの?』と思わせられることが度々ある。
人の心を大事に描いている漫画としては秀逸。
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[投稿:2005-10-06 01:07:05] [修正:2005-10-06 01:07:05] [このレビューのURL]
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