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6.96点(レビュー数:51人)

作者鬼頭莫宏

巻数11巻 (完結)

連載誌月刊IKKI:2003年~ / 小学館

更新時刻 2009-11-25 06:28:37

あらすじ ぼくらの大切な地球に、異形の巨大ロボットが迫る!
迎え討つは15人の少年少女のみ! S
Fファンタジーの鬼才が贈るニュータイプ・アクションコミック。
(amazonより)

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ぼくらののレビュー

点数別:
11件~ 15件を表示/全51 件

6点 LILwayneさん

奇抜で斬新、予想外な展開はあるものの、話自体はさほど響かないし深くもない。
奇をてらっただけのマンガ。1回読めば十分。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2011-07-12 18:49:14] [修正:2011-07-12 19:05:49] [このレビューのURL]

6点 ibさん

ロボットものの新境地に挑戦した秀作だと思います。

ただ、美純がウシロの母だった、という意外な血縁関係は、それほどドラマチックでもなく、ストーリーの根幹に必要な要素でもないのに、天文学的確率の奇跡でしか起こりえないものなので、作品全体にただようリアリティをスポイルしてしまっていてもったいない。

その一方、ラストに、この戦いと淘汰のシステムについての謎がもう少し明かされて終わることを期待していましたが、あまりにも肩すかし。
アニメ版のように人のかたちをした神様が描かれたりするのは失笑ものですが、最後に何かフックが欲しかったです。自然現象、の一言で片付けられたのは残念。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2011-05-05 18:11:13] [修正:2011-05-05 18:30:36] [このレビューのURL]

8点 ぽこらてさん

エヴァに似ている、というような前評判を耳にして読んでみましたが、正直そこまで似ているというほどでは無いですね。
少年少女がロボットに乗って敵と戦う、という部分についてはエヴァと同じですが、こちらは「生と死」をテーマに据えているので、作品の雰囲気はエヴァとは全然違います(あちらは青春群像劇と言われているのかな?)。
「死」をテーマにしているので、暗い雰囲気だったり、残酷な描写があったりすることもありますが、目をそらさずに読んで欲しいと思う。

『「死」が「生」に価値を与える。』

これは個人的な哲学ですが、「ぼくらの」でもそういったメッセージがあった気がします。

中学生の頃といえば、誰もが「死」について考え始める時期であり、だけど、生きている事をリアルに実感できない年頃でしょう。
そうした同じ年頃の少年少女が死のロボット(ロボットを操縦すると必ずパイロットが死ぬ)を通して取る選択、そこになんとなくですが、生のリアルさみたいなものを感じました。

とくに最終巻は読んでいて鳥肌が立った。
生きているのが当たり前の現在の日本では感じることの無い現実。

ぼくらは、他の生命を殺して生きているんだ、という現実。

それを少しだけですが、体感できた気がする。

話が少しズレますが、自分は今まで自殺について割りと肯定的な意見を持っていました。
その人が苦悩しながら出した決断な訳だから、第三者が無責任に口を出すべきじゃないと思ったからです。
だけど、「ぼくらの」を読んでその考えに自信が無くなってきました。
他の生命を殺して、今自分達が生きているのなら、生きている事は権利ではなくて義務なのかもしれません。

難しい問題なので、「ぼくらの」で書かれていることについては当然賛否両論あるのかも知れませんが、自分は非常に惹きつけられました。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2011-03-14 19:22:44] [修正:2011-03-14 19:22:44] [このレビューのURL]

9点 spprさん

この作品は、鬱になるとか言われていますが、作者の伝えたい思いがとてもたくさん詰められていていい作品だと思います。ただ子供が死んでいくので少し抵抗のある人はいると思いますが。人が生きる意味を考える上でとても面白い作品になっているので、そこを意識して読んでほしいと思います。

作者の伝えたい事を受けて、そこから考察していくことで自分なりの答えを出していけばとても楽しむことのできる作品だと思います。

個人的には、マコのお母さんがかっこよくて好きです。感動できる話なのでぜひ読んでみてください。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2011-02-08 14:51:40] [修正:2011-02-08 14:51:40] [このレビューのURL]

8点 あおはなさん

この作品は「2度」読むことを半ば「強要」しているという意味で「深くて傲慢な漫画」だと思います。

この漫画の主人公は子供全員と言えばいえなくもありませんが、実は明確に「中核」になる子がいます。
そしてその中核の子が誰かを認識した上でないと途中で戦っていく子供たちのうち少なくとも10人を通して語られる主張哲学が明確にならないという意味で2回読まないと理解できないつくりになっている(この点はすごいと思う反面立腹)。

タイトルが「ぼくらの」。「ぼく」とは誰かということです。

これ11巻の圧巻の表現技法からなる最後のあの子のラストシーンでさりげなくもはっきりとカミングアウトされています。
1巻の衝撃のラストに加担するのが何故かれでなければならなかったのかという時点で本作を描いている段階であの子をラストにしようなどというやっつけ仕事でもないのは明らかで、本作はなるたるに比べて非常に完成度が高く洗練されています。
いや洗練されすぎていてそっけなく味気なく感じるほどに。

細かいところに気がつかないと「またガキが死んでいくあの展開か?」でおわってしまうので残念。

それを考慮してかアニメでは上記で述べたことに気がつかなくても良いようにまさにこの部分に関連していくところのみに大幅な「改変」が行われまして、「二人の妹」に関する話が完全に飛んでしまいました。

この漫画で表現上最も評価すべき11巻のあのラストシーンがなくなってしまったわけで、漫画で読まないと意味が無い作品の筆頭に上がります。

アニメ化にあたってアニメ監督の森田宏幸さんは「子供を助けたい」と鬼頭さんに「改変」許可をもらうにあたって鬼頭氏は「魔法を使わないならばOK」と答えたそうです。
この回答にも深い意味あります。「死んで生き返る展開はやめてくれ」と暗にいっているわけですから。

それにしても最近、読解力を求める漫画増えました。漫画を読む年齢層にあわせると必然的にこうなってしまうのかわからないですが、IKKI、エロティックF、アフタヌーン、イブニング、スピリッツとモーニングの半分以上はこの傾向が強い。漫画は日々色んな意味で進化していると感じる反面、単純な娯楽性は逓減していくわけで複雑でもあります。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-11-05 16:50:53] [修正:2011-02-02 19:28:56] [このレビューのURL]

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