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6.96点(レビュー数:50人)

作者鬼頭莫宏

巻数11巻 (完結)

連載誌月刊IKKI:2003年~ / 小学館

更新時刻 2009-11-25 06:28:37

あらすじ ぼくらの大切な地球に、異形の巨大ロボットが迫る!
迎え討つは15人の少年少女のみ! S
Fファンタジーの鬼才が贈るニュータイプ・アクションコミック。
(amazonより)

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ぼくらののレビュー

点数別:
36件~ 40件を表示/全43 件

6点 パンダマンさん

 死臭がする。これは漫画なのに死臭がしてくる

 少年少女が世界を守るために使うのは命。命をつかって動かすロボットを使ったゲーム。負けは即世界の死を意味する。
 主人公達は行けども戻れども逃れられない絶対的な死がすぐそこまで待ち受けてる

 生は死が近いほど輝くが、人間が生を感じるのは死から遠ざかろうとする力。死を感じさせないほどのエネルギーにこそ生を感じる。
 だけど、これは死に向かって生きていく、生きなければならない状況に追い込まれる絶望的な話。感じられるのは生ではなくやっぱり死だった。

 この状況が受け入れるかどうかでこの漫画は変わってくると思う。正直死臭の濃さはかなりのもの。普通に読むと気持ち悪くなる人も多いかもしれない

 命を考えるにはいい作品。でも読んでも気は晴れない。そこが逆に先を読ませる原動力なのかもしれない

ナイスレビュー: 2

[投稿:2007-09-23 18:44:40] [修正:2007-09-23 18:44:40] [このレビューのURL]

3点 leoさん

友人に勧められて読みましたが、正直、展開についていけませんでした。心理描写の薄い淡々としたストーリー展開、リアリティのなさなど、いろいろ理由はありますが、一番大きなのは無意味に人が死にすぎる点ですね。

まぁあのストーリー展開じゃしょうがない気もするけど、もっと登場人物について掘り下げてから死んでもわらないと、したくても感情移入できない。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2007-09-12 14:46:51] [修正:2007-09-12 14:46:51] [このレビューのURL]

無知な子供達が遊び半分で契約を交わした事によって、地球の運命を背負って戦わされる羽目に、、、。勝とうが負けようが戦闘が終わると操縦士は死ぬ。その狭間で子供たちは「人生」「生まれた意味」「生と死」等に向き合い答えを模索していく、そんな無慈悲で絶望的な漫画。
さらにガキのくせにやけに冷静だったり、物事を客観的に見れたり、ボキャブラリーが豊富すぎたり、思考が深すぎたりで感情移入も出来ないため、鬱になるといったような感動も自分は感じなかった。本当に紙の上での出来事。

それでも読み続けているのはそれなりにエンターテイメント性が高いからか、それとも半年に一冊程度の刊行ペース故に出費が少ないからか、とにかく今はこの点数かな。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2007-08-25 14:41:00] [修正:2007-08-25 14:41:00] [このレビューのURL]

6点 kazuさん

選ばれし15人の少年少女が謎の怪獣と謎の
ロボットで戦って地球を救うマンガ。

今のところ怪獣との戦闘に全て勝利しており
地球は救われている。
だが、この物語自体には救いがない。

子ども度たちは謎の男ココペリと契約を交わしてしまったため
以下のルールの中、ロボットに乗り込み戦闘を行う。

ルール?’塰未垢譴价狼紊肋談任垢襦?
ルール?⊂〕靴討皀僖ぅ蹈奪箸論鐺?終了時点で死亡する。
ルール??パイロットはランダムで選出され、次の順番になったパイロットには
    あらかじめその旨を伝えられる。

メインは、怪獣との戦いではない。

突然「死」という非日常を突きつけられた子どもたちの葛藤がこの作品の主題だ。まだ自己も定まっていない子どもたちが、数日後の死を告げられそれぞれの最後の日常を過ごす。最後まで拒否しつつも乗り込んで怪獣と戦わされる少年や死と引き換えに復讐を試みる少女などそれぞれが死に向かって取り組んで行く。

病んでる。
胸糞悪くなる。

ただ悔しいことに、良質なエンターテイメントとして作られているために胸糞悪くなりつつも先が気にったり部分部分で感動したりしてしまう。面白いんだけど、あんまり手放しには誉めたくはない。
そんな作品。

ナイスレビュー: 2

[投稿:2007-07-28 13:07:07] [修正:2007-07-28 13:15:56] [このレビューのURL]

4点 souldriverさん

「なるたる」ほどの不快感はなかったけど、相変わらず何が言いたいのか理解できない。
今の子供の心理ってこんなもんなんだろうか…。子供らしくないという以前に、なんかできすぎてて嘘くさい。作られた戦争ゲームの登場人物を見せられてるだけな気分だった。

今のマンガに(特に少年誌)「死」の描写を避ける風潮が強いのは良くないと思うけど、逆にここまで死を全面に押し出すのはやりすぎ。ひたすら非現実感が残る。

この作者とは絶対に分かり合えないような気がする。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2007-07-11 23:53:21] [修正:2007-07-11 23:53:21] [このレビューのURL]

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