レベルEのレビュー
9点 レトさん
『幽☆遊☆白書』でジャンプ編集部と対立した冨樫のガス抜き的作品。短編集であるため、話はあまり広がらず幽白の仙水編やハンターのキメラ=アント編ほど重くはない。「天才的な悪人」ではなく「天才的な意地悪」を主役にしてしまったところが素晴らしい(笑)。読者の予想を見事に裏切る展開や、無駄なシーンが無くテンポよく進んでいく展開はいかにも冨樫らしい。食人鬼編の切ないラストでありながらベタベタのお涙頂戴演出を行わずにサラッとどこか哲学的にまとめるあたりも藤子・F・不二雄を髣髴とさせる。しかし、本作や『HUNTER×HUNTER』を読む限り冨樫はとことん「少年漫画的」な展開を嫌う漫画家であることが伺える。だからこそ「少年漫画の殻を容易く打ち破る」作品を描くことが出来る、今のジャンプ(と読者)にとっては貴重な存在なのだと思う。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2010-03-03 03:34:12] [修正:2010-03-04 22:40:32] [このレビューのURL]
4点 かずーさん
評価も高かったしSF好きなので楽しみにしていたのだが・・・。
私にはちょっと合わないマンガだった。
まずSFではなくドタバタコメディ色が強かったこと。
「読者の裏をかく」というストーリー紹介だったが、別に裏はかかれなかったこと。
「読み応えがある」という紹介だったが、別に読み応えはなくさらっと読めたこと。
以上が理由。
別につまらないというわけではなく最後まで読めたが、面白くもなかった。
期待していただけに非常に残念・・・。
コメディ好きな方には合うかもしれません。
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2010-02-26 19:20:45] [修正:2010-02-26 19:59:14] [このレビューのURL]
7点 人間賛歌さん
バカ王子と雪隆のボケとツッコミは、エンタに出てる芸人より面白いと思った
ナイスレビュー: 7 票
[投稿:2010-02-25 15:08:48] [修正:2010-03-03 00:32:50] [このレビューのURL]
7点 ショーンさん
とりあえずこの作者は頭がいい。作者の全作品の中でも最高傑作というのは納得の出来。ただ自分は何度も読み返したいとは思わなかった
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2010-01-26 16:24:36] [修正:2010-01-26 16:24:36] [このレビューのURL]
8点 カレーさん
冨樫の最高傑作。
野球部失踪事件は本領発揮だと思います。
普通に読んでても面白いですが、注意深く読んでいくと事件の「犯人」がわかるように書いてあります。
衣服の汚れ、肌の色、背番号、上下関係。
さりげなくヒントを絵やセリフの中に溶け込ませています。
これこそ漫画だと思いました。
何度も読者の想像の上をいく超展開(いい意味で)。
きっと読者を満足させてくれる作品だと思います。
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2010-01-16 16:31:02] [修正:2010-01-16 16:31:02] [このレビューのURL]
PR