ベルセルクのレビュー
8点 霧立さん
結局のところ蝕までが「面白すぎた」のがこの漫画の不幸だったのかもしれない。蝕までの面白さの本質はガッツとグリフィスの関係が織りなす夢と絶望、友情と裏切り、人生とは何かという人が一度は思い悩む「人間の内面」にこそあったのだが、盛り上がり過ぎてしまった作品は新たな面白さを求めて「一大ファンタジー叙事詩」を目指してしまった。
結果としてその後の話は世界観も戦闘もスケールアップしてはいるが、作品の生み出す熱量は比較にならない。そして壮大になりすぎた展開は作者の筆の歩みを遅めるとともに、「おそらく完結しないだろう」という緩やかな絶望を読者に与えている。
ゴットハンド達と彼らが創造する世界全てに答えを出す事に囚われず、ガッツとグリフィスだけの決着を描ききっていればあるいは…などと詮無い事を考えてしまうほどに勿体無い作品になってしまった。名作として完結させるというのはこうも難しいのか。とはいえ蝕までで十二分に作品の価値はあるのでこの点数。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2015-05-23 18:46:02] [修正:2015-05-23 18:46:02] [このレビューのURL]
9点 デビルチョコさん
圧巻なストーリーと描写。
ファンタジー漫画の最高峰。
後半の、人間と魔獣達が入り交じった格闘シーンには鳥肌がたった。
この作品はどのように終わるのだろう。。
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2015-02-15 11:32:12] [修正:2015-02-15 11:32:12] [このレビューのURL]
5点 hinohikariさん
面白いです。黄金時代編は始まりから終わりまで、面白すぎました。
特に最後の「蝕」の衝撃は忘れられません。
ただの傭兵集団の鷹の団が、仲間としての信頼や絆を深めていき、次々と強敵を倒し勝利を重ねていき、ついには貴族にまでなって明るい未来が見えたと思った矢先に、団長のグリフィスそして鷹の団の転落が・・・・
グリフィスは捕まり拷問、鷹の団は貴族から逆賊へと
これだけでも中々絶望させてくれる展開なのだが、まだまだ序章
鷹の団はボロボロになりながらも、やっとの思いでグリフィスを敵の手から救出。やっと見えた希望が、しかしグリフィスの体は拷問でボロボロに・・・
鷹の団唯一の復活への希望グリフィスが、仲間に、読者に絶望を与える。
そこにさらに追い打ちをかけて、起こる「蝕」
この絶望展開からの絶望展開からの超絶望展開の流れは衝撃的でした。
しかし黄金時代編が面白すぎました。その後は「蝕」を超える展開は無く、
絵には迫力があるし、見ていて面白いのだが、
完結もおそらくしない点から考えても、わざわざ読む必要は無いかなというストーリーが続きます。
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2014-08-26 06:32:50] [修正:2014-08-30 00:54:22] [このレビューのURL]
8点 CUBさん
残虐描写と性的描写のえげつなさには賛否あると思いますが、
ガッツの強さと壮絶な人生、戦闘シーンの迫力、壮大なストーリーは相当なものです。
最大の問題は話の進み具合が非常に遅くなってしまい、無事にガッツとグリフィスの
因縁に決着を着けて完結できるのでしょうか?
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2014-04-10 21:56:50] [修正:2014-04-10 21:56:50] [このレビューのURL]
7点 テムさん
個人的にガッツは一人で運命に抗ってほしかった。
(パックは許す)
強大な敵に肉体一つで立ち向かってほしかった。
(徒手空拳ではない)
よって魔術でのドーピングは頂けない。個人的に。
(共感者いませんか?)
いまや完全にどっちらけ。
唯一無二の魅力がある漫画。それは確か。
鷹の団編までなら、ためらいなく10点を付けることの出来た漫画。
それだけに残念でならない。
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2014-03-15 06:53:37] [修正:2014-03-19 18:56:18] [このレビューのURL]
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