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7.97点(レビュー数:46人)

作者ちばてつや

原作高森朝雄

巻数20巻 (完結)

連載誌週刊少年マガジン:1968年~ / 講談社

更新時刻 2011-01-12 12:53:56

あらすじ ある日ふらりと下町のドヤ街に現れた、天涯孤独な少年・矢吹丈。腕っぷしの強さが元ボクシングジム会長の飲んだくれオヤジ、丹下段平の目に止る。ボクサーを育てる事に生涯をかける段平は、夢の実現を託そうとするが、丈は詐欺窃盗事件を引き起こし、高等少年院へと送致されてしまう。だがそこには、生涯のライバル力石徹がいた。

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あしたのジョーのレビュー

点数別:
16件~ 20件を表示/全46 件

8点 あおはなさん

ラストバトルに関してかなりの物議を醸しだしてして最近ようやく本当の原作では矢吹はどうなっていたのかが明かされた本作。まあ今となってはそれはさほど重要ではないので。ラストシーンの描写は原作者が非常に激怒したわけですが、アレがないとココまでの作品にならなかったというほど革命的ですね当時としては。あと当時の漫画と思えないほど何度読んでも読めてしまいます。ひとつの転換点なんですね漫画の。そういった意味でやっぱり高い評価にせざるをえないですね。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-11-03 18:25:19] [修正:2010-11-03 18:25:19] [このレビューのURL]

9点 パンプキンさん

漫画史上屈指のラストシーン。
ジョーという男の生き様。あのページにはその全てが詰まっている。

85点。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2009-06-27 22:04:07] [修正:2010-07-26 17:48:13] [このレビューのURL]

8点 s-fateさん

名作というほかありませんね。60年代のマンガなのに古さを度外視して読めるマンガもそうそうありません。小学生のときちょうど入手が困難だったころ、力石が死んだところまでコミック持っていた友達に借りて読んで以降何度も読んでますが、年食ってこちらの視点が変わってもなお面白さを見出せるところがすごい。純粋にかっこよさや、あの最終回に感動するもよし。紆余曲折はあったのに最高の最終回に持ち込んだ製作者らのプロ魂に感動するもよし。
個人的には最近読みなおして、同じ鑑別所から出たマンモス西が早々にボクシングをあきらめ小さな幸せ(といっても社長の娘婿、だから普通以上だとは思う)を築いていく様をちょくちょく新車を買い換えたり、店を大きくしたり等、残酷なまでに物質的貧富の差を淡々と描いていることに気付いて何が選択肢として良かったのかを考えさせる部分も用意されていたりするところに驚きました。そういえば丹下のおっさんですらジムの再構築に成功している。ここにジョーのもうひとつの孤独感を見たような気がしました。
また何年かしたら読み返そうと思います。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-07-04 17:43:41] [修正:2010-07-04 17:43:41] [このレビューのURL]

9点 ITSUKIさん

はじめてジョーを読んだのは高校の時。
スポーツ漫画としての描写のリアリティにはツッコミ所は沢山あると思います。
しかし、ジョーを読んでから数年経ちますがこの作品以上に読んでいて熱くなった、熱中できたスポーツ漫画は未だに出会っていません。

この作品の特徴として、作中通して雰囲気が暗く孤独感が漂う点があげられます。
ジョーは身寄りもなく、ボクシング以外にも本当に熱中するモノがない孤独な天才です。
恋愛にもうつつを抜かさないし、ライバルとの友情なんかも芽生えません。(ジョー自身がそういう事に関心がない)
それに加えて有名な力石徹との因縁や、カーロスリベラの変貌など周囲も少なからず不幸である為本当に暗い。
その分ジョーがドヤ街の連中と一緒に一瞬ホセ・メンドーサの事・ボクシングの事を忘れるあのカットなんかは非常に印象的。

その他印象に残る名シーンも多いです。
力石との戦い、紀ちゃんとの間に決定的に壁が出来てしまったあのシーン、カーロスとの熱戦、西のリタイア、チャンピオンホセ・メンドーサとの決戦の直前の白木葉子、そしてホセとの試合を終えた後からラストまでなどなど・・・
もちろんリング上でのジョーの熱い語りの数々も外せません。
感じた事、印象に残った場面などが他のレビュアー方とかぶりまくってしまったのは仕方ない・・・それだけの名作です。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2010-03-30 00:24:59] [修正:2010-03-30 00:24:59] [このレビューのURL]

8点 穴子さん

これほどまで「スポーツ漫画」で「孤独」な主人公はあまり見たことがない。
スポーツ漫画の典型的な「青春」「感動」「友情」などは微塵も感じられない。

あるのは「ライバル」との死闘。闘うことだけを考え真っ白に燃え尽きる主人公。

ちなみにあの有名な「立つんだジョー」はたぶん1回ぐらいしか言っていません笑。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2009-05-21 12:06:59] [修正:2010-01-26 13:22:47] [このレビューのURL]

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