乙嫁語りのレビュー
8点 kikiさん
正直ストーリーはせっかくの時代、場所設定が斬新だからもっと面白く
できそうなのに想定内の展開というか、中央アジアの日常漫画っぽく
なってしまっている気がします。(それはそれで好きなんだけど)
アミルさんのキャラ以外があまりキャラ立ちしてないかな。
それでも彼女の取材力と描写力がすごすぎて引き込まれます。
愛情こめ過ぎですw それが漫画読んでるだけでヒシヒシ伝わってくる
のがいいですね。
中央アジアは大好きな地域(旅行で行きました)なので、まさかあんな
マニアックな場所を漫画にしてくれる人がいるだなんてそれだけで感激です。
しかもそれがあのマニアックな森薫さんだし。
木彫りに刺繍に最高すぎる!
→4巻まで読んで修正。
1、2巻では森さんのアミルさんや、狩り、模様などの萌え度が
高すぎて個人的にはツボだったけど、ストーリーはまぁまぁかな
なんて思ってました。
3巻からは居候だった英国人のスミスさんが旅に出ることで
行く先々で様々な乙嫁達に出会います。
当初感じていたストーリーのぎこちなさは感じなくなり、3、4巻
と進むにつれかなり面白くなってきています。
3巻のタラスさんとの話なんて、イスラム社会の父権制度がよく
描かれてて上手いなぁと思いました。
モスク描いて欲しいなぁ。
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[投稿:2011-04-16 15:56:29] [修正:2012-05-16 20:56:31] [このレビューのURL]
7点 エピオンさん
絵が本当にすばらしい。
丁寧に描きこまれた背景には本当に圧倒される。
ただ、ストーリーは可もなく不可もなくといったところ。特別に感動したりといったことはなかった。
それでも作中に引き込まれてしまうという点ではすごいと言えるのかもしれない。
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[投稿:2011-01-11 22:03:08] [修正:2011-01-11 22:03:08] [このレビューのURL]
8点 臼井健士さん
「エマ」の森薫先生の新作。相変わらず群を抜いて絵が上手い。
今回も森先生の趣味全開で興味の対象がメイドからシルクロードの遊牧民にシフトしました。
12歳の夫に嫁いだ花嫁はなんと20歳の姉さん女房。
現代で言うならば「小学生の男の子」に「高校生の女の子」が嫁いだようなもの。
草原での暮らしは毎日が平穏・・・で賑やかで家族の関係が強い。
家族関係が希薄になったという日本人とはかけ離れた生活だ。
外の部族から嫁に入った彼女はまだ夫とは性関係は持っていない。
つまり「乙女の嫁」≒「乙嫁」でありました。
8歳の年齢差のある二人が日々の触れ合いから少しずつお互いを慈しむ心を育てていく軌跡。
まだ肉体的に結ばれるには早いけど・・・・・・。その分、心からゆっくりと近付いていくのです。
森先生の趣味≒仕事は正に「好きこそ、ものの上手なりけり」の諺通り(笑)。
エマは「結ばれる(結婚する)まで」。これは「結ばれて(結婚して)から」のお話。
愛はどちらからでも育めるのだと知れる1冊!勿論、「森先生の愛情」もてんこ盛り!
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[投稿:2010-12-18 12:50:02] [修正:2010-12-18 12:50:02] [このレビューのURL]
8点 即身仏さん
森薫。ただそれだけの理由で購入したこの漫画であるが、いやぁ、この人は本当に凄いですよね。この人に関しては奥村編集長にスカウトされて正解だったんでしょう。だって、作者の好きなように描かせてくれるんですから。
とにかく、布に縫い付けられている刺繍が恐ろしく綿密。勿論それだけじゃあ面白い訳が無い。登場人物達も綿密さと比例して活き活きしていて良い。この漫画も風俗とかキチンと描写しているのも良い。
2巻でアミルを返せ返さないといった「動」の描写も迫力があって良い。良い漫画なのである。
しかし、3巻はどうやらスミスの嫁になる?(仮定)人のお話になろうとは。見逃せないですね。
8点に修正。
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[投稿:2010-09-23 01:20:09] [修正:2010-12-11 22:39:01] [このレビューのURL]
7点 そうすけさん
2巻まで。
ストーリーはまだ大きく動いていない。年の差カップルの今後に期待。
描きこみは病的な域。刺繍の柄まで見ていくときりがない。つまり何度も読める。
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[投稿:2010-09-13 00:44:22] [修正:2010-09-13 00:44:22] [このレビューのURL]
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