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7.65点(レビュー数:35人)

作者新井英樹

巻数8巻 (完結)

連載誌ヤングマガジンアッパーズ:2001年~ / 講談社

更新時刻 2010-03-10 19:23:51

あらすじ ボクシングの才を見出された主人公リン。その才能のみを武器に元天才ボクサーのジムに殴りこみをかける。板前修業をしながらチャンピオンを目指す紆余曲折成り上がり型ボクシングストーリー。

備考 「ヤングマガジンアッパーズ」の休刊によって一旦は完結したが、2005年10月より「週刊ヤングマガジン」にてタイトルを『RIN』に改題し再スタート。その後「別冊ヤングマガジン」に移籍した。

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SUGARのレビュー

点数別:
21件~ 25件を表示/全32 件

8点 Suzzさん

主人公はアクが強く、ぱっと見では本当にただの嫌な奴だったりする。

この作品では主人公が今何をどう考えているのかは直接書かかれない。
描写されるのは台詞、行動、表情などの客観的に得られる情報だけである。
それなのに、この主人公、徹底的なまでに繊細であったりする。
その繊細な心は表面には悪態や悪ふざけといった形でしか出てこない。
そんな天邪鬼で繊細な心を間接的情報だけで、こうも上手く表現できるのかと舌を巻いてしまう。

そして何といっても、ボクシングシーンがカッコいい。
かくいう僕もはじめはボクシングシーンがカッコ良かったからという理由だけで読み始め、
心情描写の巧妙さに気付いたのは後になってからだったりする。
この部分だけでも一度見て欲しい。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2008-02-06 03:01:25] [修正:2008-02-06 03:01:25] [このレビューのURL]

8点 たにやんさん

天才らしい、華麗なボクシングを魅せてくれる凛。

でもKYの極みです。
いや、空気が読めないというより、
読んだ上で自分の空気に持っていこうとしてるのが性質悪い!

友達にはなりたくないけど、
その活躍は見続けていきたい。

富樫と新井は、
セリフで読ませてくれます。

あとタイトルがかっこよすぎですよね。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2008-01-26 09:30:15] [修正:2008-01-26 09:30:15] [このレビューのURL]

8点 M4時さん

ストーリーのまとまっていて爽快な異色スポーツ漫画です。天才と呼ばれ、またそれを自覚する少年の心境を繊細に描いた作品です。他の奴と一緒にされたくない、でも人に気にかけて欲しいみたいな。私にとってはほぼパーフェクトな作品ですが、これを読めるか読めないかは主人公に愛着を沸かせることができるかどうかだと思います。名作です。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2007-10-06 19:50:41] [修正:2007-10-06 19:50:41] [このレビューのURL]

リングの上を「のどかだね〜」とか言っちゃう天才ボクサー・石川凛のボクサーズロード。

1、2巻では相変わらず人の非言語的表現に敏感ながらも、それ程毒の無い奴だったのに、、、欣二をぶっ倒して自信ついちゃったんだな。

まぁ新井らしく、普通のボクシング漫画とは奥行きが違うな。
ボクシング描写も「鮮やか」の一言。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2007-08-26 19:26:07] [修正:2007-08-26 19:26:07] [このレビューのURL]

8点 rongaiさん

「天才」を描かせたら、この人の右に出る者は
いないんじゃないかと私は思っているです。はい。
曽田正人さんも「天才」を描く人だと思ってんですが、
曽田さんの描く「天才」は字の読んで如く
天が与えた才能のみであって、
リアルな天才って、
凡人が理解し得ないことを考えて反感買ったり、
強いカリスマ性があるために
逆に神のように崇められたりすることってあると思うんですよ。
新井さんの描く「天才」って、
そういう熱風みたいな空気感を持っている
天才を作り出すのがンまい人だなぁと。

主人公のリンから出る言葉の数々をムカつくと感じるのか、
それとも天才がひねり出す不可解な言語と解釈するのか、
それは読む側を試すものかもしれない。

ナイスレビュー: 2

[投稿:2007-06-08 13:54:56] [修正:2007-06-14 15:08:37] [このレビューのURL]

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