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7.1点(レビュー数:89人)

作者浦沢直樹

巻数18巻 (完結)

連載誌ビッグコミックオリジナル:1994年~ / 小学館

更新時刻 2012-10-15 04:09:50

あらすじ 主人公は将来を約束された天才的な脳外科医テンマ、彼のもとに頭に銃弾をうけた重症の少年・ヨハンが運ばれてくる。その少年を助けたことによりテンマの運命は大きく変わることになる。

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MONSTERのレビュー

点数別:
66件~ 70件を表示/全89 件

2点 riozousanさん

この作者の最近の作品の特徴ですが、いろんな話をはさみすぎて、本筋わからなくなるパターン・・・
いろんな謎もそんなに解決しないまま・・・
キャンディーの毒殺方法?どうやったの??
最後も微妙・・・
謎のまま、みたいな。
すっきりしない。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2007-05-20 22:17:47] [修正:2007-05-20 22:17:47] [このレビューのURL]

10点 swallowさん

面白いです
最後の展開は本当にすごいなって思いました
人間怖い怖いです

毎巻いいところで終わるので、一気に読んでしまいますね

ナイスレビュー: 0

[投稿:2007-05-13 16:51:22] [修正:2007-05-13 16:56:05] [このレビューのURL]

9点 とみーさん

[ネタバレあり]

 テーマは「人の命は平等でありうるのか」
 
 わたしは、この作品は作者の精神レベルを超えてしまったまさに「怪物」マンガであると思う。事実こののち、さまざまな作品を書く浦沢だが、どれも物語が破綻しかかっているという評価も多い。

 読んでない人は読むべきだと思う。読んでもわからない人は、機会があれば、「人の命は平等なのか?」「ヨハンという怪物の中に巣くう怪物とはなにか」を考えながら読んでいけば、分かるかもしれない。 


 

ナイスレビュー: 0

[投稿:2007-01-21 22:36:23] [修正:2007-01-21 22:36:23] [このレビューのURL]

7点 ほげさん

[ネタバレあり]

全編に渡ったドイツやチェコなど欧州を舞台にしたミステリー漫画。冷戦時代の東ドイツで行われた人間の人格改造によってうまれた殺人鬼こと怪物を巡る物語。

一人の出世意欲にまい進する日本人の脳外科医。その欲に満ちた人生に疑問を抱いて上司の意見を遮って助けた命が,自分の人生を大きく狂わせるという矛盾に満ちた悲劇。

序盤は極めて面白い。その助けた命はドイツ青年だが,謎めいていて彼の存在を一般の人間は誰も知らない。しかし,確実に彼は存在し,まぎれもなく人を殺していく。闇,ということばが漫画の中に何度か出てくるが,この青年自体が闇であることは,読者なら誰しも気づくのではないか?

感情表現を描くのがうまくない浦沢は,青年の不気味さを,顔で描くことはできなかった。しかしながら,青年の行動が,不気味なのであり,まさしくモンスターなのであることを教えてくれる。残酷描写は極めて控えめながら,漫画で起こる事実が読者にいいようのない恐怖感を与えるだろう。エンターテインメントとして一流であるゆえんだ。

だがいくつかアラも見受けられる。デザインのセンスに欠ける浦沢は,人間の顔に個性を植えつけることができない。これが小説だったらと思うことも少なくない。物語は悪くないのだから。だが,デザインのセンスに欠けているために,壮大な物語にケチをつける格好になっている。どれも皆同じ顔に見えてしまう。

特に,デザインのセンスの欠如が顕著に現れてくるのが,ニナ(アンナ)であろう。金髪のドイツ娘という設定だが,なにやらそこらの日本の若い娘に見える。あれをドイツ人に見立てられてもちょっと困るのだが・・・?たいして知的にも見えないし。設定がうわついて見えてしまうのだ。

物語は,悪くないといったが,徐々にしぼみはじめてしまっている。テンマが,何故モンスターことヨハンの命を狙おうとするのか?たしかにヨハンは冷酷無比だろうが,自分の全人生を賭けてまで何故?そこまでの動機がまるで見えてこない。自分の医者ないし医学者としての人生が,絶たれた訳でもなかろうに,少々理不尽な設定ではなかったか。家族が殺されるとか,なんらかのプライベートな理由がないと,感情移入するには至らない。

そういえば,テンマの家族はまるで物語に登場しないのだが,それも一体どういう理由でそうしたのだろう。

サブキャラクターのエピソードをつむいで物語の構成力を豊かにしていく手腕は,さすがといえる。その緻密かつ物語に不可欠なエピソードは,『MONSTER』という漫画を,複数の人間の感情が入り乱れる漫画に仕立ててくれている。

ドイツで指名手配となったテンマが,確かに無実の罪と判明したとはいえ,最終的には大学から招待されたり,医師団に参加したりと,なんだか適当になってしまった展開も非常に疑問である。

文化庁メディア芸術祭だとか小学館漫画賞だとか手塚治虫賞だとか主だった漫画賞を受賞した本作だが,まさにしかり,というような内容ではないと感じられた。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2006-08-08 23:46:47] [修正:2007-01-19 22:58:52] [このレビューのURL]

7点 クラムボンさん

そうか、テンマが愛されるのは家族愛で人と触れ合うからだったのか。
はい、わたしはDr.テンマの人柄が好きです。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2007-01-10 22:39:36] [修正:2007-01-10 22:39:36] [このレビューのURL]

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