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7.1点(レビュー数:89人)

作者浦沢直樹

巻数18巻 (完結)

連載誌ビッグコミックオリジナル:1994年~ / 小学館

更新時刻 2012-10-15 04:09:50

あらすじ 主人公は将来を約束された天才的な脳外科医テンマ、彼のもとに頭に銃弾をうけた重症の少年・ヨハンが運ばれてくる。その少年を助けたことによりテンマの運命は大きく変わることになる。

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MONSTERのレビュー

点数別:
11件~ 15件を表示/全81 件

10点 佐々木裕健さん

この作品に限らず浦沢作品は、バランス感覚が絶妙である。

意表をついても、奇を衒うことはしない。個性的であっても、メジャーなところは外さない。

手塚治虫がその無尽蔵のエネルギーを全力で放出し続けたのに対し、浦沢直樹は限られたエネルギーを計算、コントロールし、戦略を考え、有効な集中することによって、天才と渡り合おうとしているように感じる。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2007-06-12 21:08:50] [修正:2007-06-12 21:08:50] [このレビューのURL]

2点 riozousanさん

この作者の最近の作品の特徴ですが、いろんな話をはさみすぎて、本筋わからなくなるパターン・・・
いろんな謎もそんなに解決しないまま・・・
キャンディーの毒殺方法?どうやったの??
最後も微妙・・・
謎のまま、みたいな。
すっきりしない。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2007-05-20 22:17:47] [修正:2007-05-20 22:17:47] [このレビューのURL]

3点 bardさん

世間の評価がなかったら1巻で読むのを止めていたと思う。全巻読んだけどやっぱり評価は変わらなかった。確かに上手な漫画かもしれないけど、自分はこの漫画を面白いと思うことができなかった。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2006-07-28 23:01:59] [修正:2006-07-28 23:01:59] [このレビューのURL]

7点 noriさん

相変わらず表情の書き方が丁寧で感情を表せてる。
モンスターはひとつひとつのエピソードを追っていくとどれも
すごく温かみがあって読んでるだけで和やかな気分になれるものが多い。
特に刑務所にいる息子に会いに行く親子とのエピソードや
グリマーがらみのエピソードなんかは素直に感動できる。
ただ全体的な構成を見るとややまとめきれなかったかなという感じはする。
浦沢直樹は壮大を話を描くより、マスターキートンのような短編完結ものがむいてるんじゃないかなぁ

ナイスレビュー: 1

[投稿:2005-03-28 10:38:22] [修正:2005-03-28 10:38:22] [このレビューのURL]

10点 朔太さん

1、2巻で追う者テンマを紹介した後は、中段あたりまでは1話読み切りとしても十分に堪能できるプロローグ集にも感じます。
最後まで「ヨハン」と「Monster」を遠い記憶のような存在に置いて、テンマをはじめとして追う者の物語として毎号十分に堪能できました。連載誌の宿命として、謎は謎のまま捨て置くわけにはいかず、最後にはその正体は明かされねば読者は承知しないでしょうから、気の毒にも最後は混とんとした世界が残ってしまいました。
Monsterが生まれた過去の経緯には必ずしも意味はなく、浦沢直樹氏の本意として、人間がMonsterに生まれ変わる世界とそれに抵抗する人々との葛藤、戦いを物語にしたかった、とでも解釈致しますが、いかがでしょうか?

いずれにしても、シナリオに関係なく欧州の背景や人情話は楽しめましたし、謎のMonsterの存在に恐怖を感じさせる演出効果ならびにところどころに散りバラめられた人情噺は、まさに浦沢ワールド全開で、素晴らしい名作と言えます。

<追記>
3度目の再読です。すごいです。1巻からどんどん引き込まれます。
初期の設定が半端なく素晴らしい。双子の生い立ちが複雑すぎて、1回目では本当には理解してなかったかもです。
ああ、浦澤直樹氏は漫画家としても一流ですが、小説家としても一流になれたかもです。
生涯忘れえない作品になりました。



ナイスレビュー: 0

[投稿:2016-03-05 17:24:02] [修正:2020-10-02 17:57:51] [このレビューのURL]

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