MONSTERのレビュー
10点 はるきさん
一度読み出すと、自分の読み進めるペースにイライラするくらい、続きが読みたくなって、ぐいぐい引き込まれてしまいます。
話がどんどん広がっていくんですが、基本的にテンマ寄りの「ヨハンを追う側」の人間が主観となって話が進んでいきます。なのでヨハンを追う人たち同様、少しづつしかMONSTERの正体に近づけません。
だからこそラスト近くなるまで答えが見えてこないし、関係なく思われた寄り道のような話でさえ、どの話もテンマ達が答えにたどり着くために必要な話になっています。
さらにテンマが様々な人たちと関わりながら真相に迫っていく過程で、人間のやさしさとこわさがどんどん引き立てられていくこと、結局最終的にテンマ達が知り得た以上の情報が語られないことで、何度も読んでも面白いと思える作品に仕上がっていると思います。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2009-06-13 09:54:30] [修正:2009-06-18 02:14:39] [このレビューのURL]
0点 そにぃ大麻さん
マスターキートンは大好きだったけど、最終回はガッカリだった。
これはそのつまんなかった部分をずーっと連載した感じ。
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2009-06-16 10:12:31] [修正:2009-06-16 10:12:31] [このレビューのURL]
8点 matsuさん
全体の話はそこまで面白いものではない。
しかし、登場する脇役たちのそれぞれの話は面白い。
浦沢は一話完結の物語のほうが向いていると思う。
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2009-04-23 20:03:06] [修正:2009-04-23 20:03:06] [このレビューのURL]
7点 むーんうぉーかーさん
この人はホントに面白そうに感じる空気を作るっていうか期待させるのが得意ですよね。
最初に読んだ時は結構楽しめました。
でも同じことの繰り返しで冷めてきます。(特に中盤が)
まぁ読んで後悔はしない作品だと思います。
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2009-03-29 17:59:10] [修正:2009-03-29 17:59:10] [このレビューのURL]
8点 パンダマンさん
この漫画は浦沢直樹以外では極少数の作者にしか描けない作品だと思う
ちょっと変わった話の流れで、まぁ普通の一本道のストーリー漫画なら、きれいに起承転結という流れが普通です。しかし、これは起起起と続いたり起承起承たまに転でまた起承といった、まぁ非常にテンポが悪くなりそうな作りになっている。だけど、グイグイ読者を引き込む謎が謎を呼ぶ展開や、ちゃんとその謎を解いた時に納得のいく答えを持ってきてくれるので、テンションは下がらず逆にテンポは上がる一方で一気に読んでしまう力を持っている。
まぁ手法としてはホラーで使われいるのをサスペンスに持ってきているだけなんだけど、問題は謎解き部分に持ってくるコマの絵。
ホラーのように気持ち悪い絵や非日常的な絵でインパクトのある絵をバーンッ!っと持ってこれるならまだしも、サスペンスなので現実の世界でキャラクターなり背景なりに納得のいく絵をバーンッ!とかける人っていうのはそうそういない。
画力とか表現力、想像力とかがトップレベルでその力をフルに出さないと読者が納得いくレベルのものは出せないだろうし、そもそもそこまで期待させるような話作りや組み立てだけで非常に難しい。そういう芸当ができる漫画は、そう何人もいるわけじゃない。手法がわかってもマネできる人が非常に少ないと思う
そんな意味でもこのモンスターは意欲的だったし、緊張感のある良い絵が一杯ある。まぁ、この後にこの手法で味をしめて20世紀少年、PLUTOへと続き、今では「浦沢節」とかいわれてるけど、他にマネできないから「浦沢節」なんて言葉もあるんだろうね。非常に高度な漫画なんだなぁーと改めて読んで思いました
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2009-02-17 11:02:56] [修正:2009-02-17 11:02:56] [このレビューのURL]
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