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7.39点(レビュー数:33人)

作者ゆうきまさみ

巻数26巻 (完結)

連載誌週刊少年サンデー:1994年~ / 小学館

更新時刻 2012-08-27 17:52:31

あらすじ 春の北海道を旅行中、駿平は行き倒れ寸前で渡会牧場に拾われた。優しい瞳の馬たちと美人ぞろいの四人姉妹に囲まれて、駿平の青春が発走!!

備考 文庫版全14巻。

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じゃじゃ馬グルーミン★UP!のレビュー

点数別:
26件~ 30件を表示/全31 件

6点 Suzzさん

連載終了後に(まとめて)読むと若干評価が落ちてしまう。
というのもこの漫画は週刊連載であったことに大きな意義のある作品だからだ。

というのも、実際の時間経過と作品内の時間経過がほぼ似通っており(若干作品の方が時間経過が遅いが)、
週刊連載での読み手が牧場生活を疑似体験していけるような構成となっている。
そしてこの「時間経過」というキーワードは競馬において魅力の一つであるともいえる。
長く競馬ファンをしている方なら分かると思うのだが、時代によって好きな馬がいて、
引退してもまた数年後にはその子供が走っていて、思わず応援してしまう。
そういう時間経過にも密接な関係がある競馬という題材であるため、
その魅力を週刊連載という形式で表現した点は本当に上手いと思う。

ただ冒頭でも触れたが、今となっては牧場での出来事をただ常識的に描く
ある種ホームドラマのような展開であるために、人によっては退屈に感じるかもしれない。
それでも僕はよく出来たホームドラマではあると思うが。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2008-02-05 09:37:52] [修正:2008-02-05 09:37:52] [このレビューのURL]

9点 鹿太郎さん

以前、ゆうき先生は横山光輝先生の作品を「頭の良い漫画」、「大人の人が描いた漫画」と評していましたが、自分がこの作品に感じた印象がまさにそれ。
ぶっ飛んだ設定やキャラクターなどは一切無く、ただたんたんと牧場での生活・競馬にかかわる雑多事を描く。
その中で、キャラクターの頭の中から生まれる次の行動がつねに常識の範囲内なので展開にも納得できる。
急転直下で驚きの連続といったものは無いけれど、キャラクターたちをここまで身近に感じることができる作品は稀少。
ゆうき先生自身が永きに渡って競馬を追い続けている「競馬ファン」なのでディティールまでリアリティが行き届いているし、一般的に難解とされる馬の作画もそこはかとなく上手い。

漫画内の空気が心地良くいつまでも作品に浸っていたい、そんな気分にさせてくれる良作。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2007-02-04 09:03:55] [修正:2007-02-04 09:03:55] [このレビューのURL]

牧場を舞台にとびっきりの青春っしょ!

競馬にさほど興味のない私ですが、半信半疑で読んだところ
すっかり面白さにはまってしまいました。
たいして期待してなかったぶん、余計に面白かったです。
馬中心、騎手中心、レース中心の競馬マンガが多い中、
生産者側からみた競馬の世界というアングルは新鮮。

日常の何気ない生活の一コマをそっくりそのまま描いたような
丁寧なストーリー展開とリアルな会話のやり取りは、
他人の人生をのぞき見ているような面白さがあり、
それをぐいぐいと引き込み読ませるテクニックもすばらしいものでした。
時折見せるギャグも、同作者の作品「究極超人あ〜る」の頃に比べると
かなりレベルアップしているのを感じました。

作品全体として見せ場にインフレ感がないので、
いざ見せ場となるといやがうえにも盛り上がります。
その差がなんともいえず心地よく、
次はいつくるかもわからない見せ場に期待し、
ワクワクと待ちわびる気持ちになっていきます。

エンディングまでさほど失速させず、
また、わざとらしいクライマックスをつくらず、
日常的、現実的なストーリーを崩さずに
全26巻きっちり読ませた作者の力が感じ取れる秀作。

しいて言うなら後半のあの事件以降、
ひびきさんの魅力がなくなってしまったことが悔やまれます。

◇この作品の個人的価値=全26巻で 5200円也

ナイスレビュー: 0

[投稿:2005-09-06 20:23:36] [修正:2005-09-06 20:23:36] [このレビューのURL]

9点 noppoさん

日常まんが。
牧場を舞台に狭いながらも温かい人間関係が構成されていく。
その中で主人公の変化(成長?)がとても心地良かった。
主はコメディですが、恋愛要素もありシリアスな要素もあったりで退屈しない。
ゆうきまさみ作品全般に言えることだが、作品に漂う空気を楽しめるか楽しめないかで評価は分かれると思う。
「まいにちが新しい日常」を楽しめました。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2005-06-09 21:43:00] [修正:2005-06-09 21:43:00] [このレビューのURL]

5点 真樹さん

馬や騎手でなく馬産地にスポットを当てた、競馬モノとしては珍しいテーマの作品。
だらだらと続く日常劇なので、内容としては特筆すべき事はあまりない。
作者の馬への造詣を楽しむ作品かと。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2005-06-09 16:12:41] [修正:2005-06-09 16:12:41] [このレビューのURL]

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