ONE PIECEのレビュー
7点 右から左へ。さん
この漫画はまさに王道漫画そのものである。
常に前だけを見つめて苦しみながらも敵と戦い、勝利して、仲間と共に成長していく。逆境の中でも決してあきらめない。掲載されている週刊少年ジャンプの「勝利、友情、努力」の三大テーマを盛り込んだ秀作である。いや、だったと言うべきか。
なぜ過去形か。
もちろんその三大テーマはブレていない。特に、前半部(偉大なる航路に出るところ辺り)までであれば、歴代の週刊少年ジャンプの作品群の中でも1,2を争うほど、ジャンプの求める理想像を追求し、かつ面白さを兼ね備えた漫画であったであろう。私自身とても熱く読むことができ、毎週欠かさず楽しみに読んでいた。登場人物の背景描写が丁寧で、戦闘での能力の応用もなかなかに秀逸であったからだ。特にサンジの話は魅力的だった。
だが、途中からテンポが著しく悪くなりはじめた。ひとつの節というか章というか、の戦闘が長くなる余り、登場人物の描写や主人公たちの住む世界の奇妙で興味深い世界観の描写がいい加減になった。そのため、冒険をしているという感覚がなくなってきたのである。偉大なる航路を旅する主人公たちの面白い冒険が読みたかった。
また、戦闘も能力の二段化(このあたりから読まなくなったので詳しくはないが。)や、七武海がゴロゴロ出てくるようになってから、巻数が増えていくにつれて不可避的に生じてくる問題ではあるが、能力のインフレ化、それに伴う戦闘の大味化で、戦闘の持つ緊張感が薄れてきた。
ゆえに、序盤の爆発的エネルギーは最近では鳴りをひそめ、看板漫画として、編集部の給油抜きには走れないような漫画となってしまった。よって前半は9点、後半は4点で、全体的に見て7点、という評価とした。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2008-10-09 22:33:05] [修正:2008-10-09 22:33:05] [このレビューのURL]
10点 ザレゴトさん
私が一番好きな漫画です。
しかし、この漫画についてはしばしば否定されていますね、いろいろと。
そりゃ否定しようと思って読んでいては、いくらでも否定できるでしょう、どんな漫画でも。
否定しようとする前に、一度は真剣に楽しもうと思って読んでほしい作品です。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2008-10-03 14:57:08] [修正:2008-10-03 14:57:08] [このレビューのURL]
8点 りゅうせんかさん
現ジャンプの中で一番良い漫画です。
ただ、最近はジャンプ編集部のせいでグダグダになりました。
昔、アニメを見て泣きました。
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2008-09-12 20:44:51] [修正:2008-09-12 20:44:51] [このレビューのURL]
7点 デスぺラードさん
アラバスタ編までの展開は「王道」を地で行く展開。
様々な仲間と出会い、冒険して、戦って…。
ベッタベタなんですけどやっぱり感動してしまう。
最近の漫画ではなにかと「王道」を非難する風潮があると思います。
「王道」は素晴らしい物です。
もちろん変化球を多用しても、読者を魅了できれば良いんです。
しかし、全部直球で抑える方が遥かに難しいはず。
それをこの漫画はアラバスタ編までの5年間では、やってのけた。
変化球一切なしの直球勝負のみで読者達を魅了し続けました。
これはまさに偉業であり脱帽物でしょう。
この偉業に敬意を表して7点を献上したいと思います。
しかし、デービーバックファイト辺りから作者の魔法は解けてしまいました。
テンポが悪くなってしまった。
そろそろ直球だけで勝負するには辛くなってきたのでしょうか。
「若さ」がなくなってきた。
そろそろこの作者も魅せ方を変えるために試行錯誤が必要になってきた頃か…と思います。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2008-08-29 00:19:00] [修正:2008-08-29 00:19:00] [このレビューのURL]
8点 canさん
ジャンプで第一話を読んだときの衝撃は今でも忘れられません。
50巻までその面白さを維持してるのはやっぱりすごいと思います。
紛れもなく少年漫画の王道。
まだまだ先だと思いますが、ラストがどうなるのか楽しみです。
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2008-08-28 20:19:10] [修正:2008-08-28 20:19:10] [このレビューのURL]
PR