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6.6点(レビュー数:20人)

作者かわぐちかいじ

巻数43巻 (完結)

連載誌モーニング:2000年~ / 講談社

更新時刻 2012-09-06 05:40:29

あらすじ 海上自衛隊のイージス護衛艦みらいが演習の途中に第二次世界大戦中のミッドウェイ海戦直前の太平洋上にタイムスリップし、そこで日本海軍の将校、草加拓海を助けてしまったことから、歴史の流れに関わってゆく。

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ジパングのレビュー

点数別:
11件~ 15件を表示/全17 件

8点 souldriverさん

自衛隊の新鋭イージス艦「みらい」がそのまま太平洋戦争真っ只中のミッドウェー沖にタイムスリップし、アメリカ軍と壮絶な戦いを繰り広げる…。
戦争や兵器に興味があるなら誰もが一度は夢想したであろうこんな活劇が、この作者の手にかかると深い倫理観を内包した複雑な群集劇に変化する。
今まで歴史を扱った作品は数あれど、こういった形で大戦を振り返った切り口はある意味で斬新。

また実在の人物の捉え方には卓越したものがある。彼らと「未来人」である主人公たちの接触によって生まれた変化はリアリティーに満ちており、良い意味で非常に思い切った歴史の改変がされている。
各者の思考は互いに影響力を持っており、常に先が読めない展開にドキドキしっ放し。

問題は「沈黙の艦隊」でも感じた、主要人物たちのキャラの薄さ。それはもう、しばらく読んでないと名前すら思い出せないほど。(今思い出せない)
むしろ現代人ではない草加の方が圧倒的に存在感が大きく、しかし草加は行動や思考の全てが明らかにされない「鍵を握る人物」として描かれているため、強力に感情移入させられる対象が見つからず、読者が宙ぶらりんな状態に置いて行かれる。
もっとも今作の場合は第三者的な視点に置かれることではじめて見えてくるものもあり、それが作者の狙いなのかもしれない。

非常に今後の展開が気になる作品の一つ。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2007-06-21 19:12:13] [修正:2007-06-21 19:12:13] [このレビューのURL]

8点 ひろっさんさん

面白いですね。

きちんと歴史的事実に基づいているSFものなので、ストーリーに説得力があります。好き嫌いは分かれるマンガでしょうが、日本人なら読んでおいてもらいたい作品です。

視点が一方的でないのも好感が持てますね。戦争は殺し合いだけではなく、政治の延長だという事を再認識します。

ただ他の人も指摘しているように人物の描写はあまり上手くないですね。作品完成後に実写映画化したら面白いかも。

自分の中で最終回を読むまで死ねないマンガの一つです。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2007-03-07 16:24:47] [修正:2007-03-07 16:24:47] [このレビューのURL]

10点 assdさん

熱烈なファンのいる作者だけども、
これまでのは個人的にはマニアックな描写が多くて読むのに疲れた。
今回の舞台背景は最もエキサイティングな第二次世界大戦中で、
イージス艦の魅力もあって疲れを感じず、
ガンガン気軽な気持ちで読めるSF大作。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2006-08-19 23:26:54] [修正:2006-08-19 23:26:54] [このレビューのURL]

6点 hide1205さん

歴史IF系としては面白いが登場人物がたまに目をつぶって
話す態度が生理的に嫌だ。
個人的には今の日本はどうかとおもうけど
敗戦しなかった日本は内政面でさらにダメになってたでしょう。
終戦後の植民地・内政までIFできるなら期待したい漫画です。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2006-03-09 08:01:29] [修正:2006-03-09 08:01:29] [このレビューのURL]

7点 kenjiさん

「いきなりタイムスリップしてその時代を必死に生き抜こうとする」って、どこかで見たり聞いたりしたネタですよね。
あんまり新鮮味はないんですが、この作者は良いです。
戦闘一色じゃないし、その時代の重要人物を登場させて政治をも動かす大胆さ。
だけど昔を大きく変えてしまったら、現代は消滅してしまうかもしれないという、常にがけっぷちでの戦略。
現代の自衛隊がどこまで本物の兵隊とやり合えるかというのも見物。
今の兵器って凄いんですね・・
7.5点!

ナイスレビュー: 0

[投稿:2005-06-23 23:32:53] [修正:2005-06-23 23:32:53] [このレビューのURL]

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