リアルのレビュー
5点 腹ペコKUMAさん
かなりデリケートな題材を扱っている。
井上さん独特の世界が展開されているとおもう。
ただ自分には漫画的な面白さがどうも感じられず、
あまり先が気になるということもない。
よってこの点数で。
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[投稿:2008-10-04 08:59:17] [修正:2008-11-11 08:14:09] [このレビューのURL]
9点 右から左へ。さん
この作品は深いのだろうか、浅いのだろうか。
評価は分かれると思う。
リアル、という題名どおり、身体障害者の現実が、作者である井上雄彦の好きなバスケットボールというスポーツをモチーフとして切り取られた作品。
障害者。
普段、同情や憐みといった感情で済まされることの多い、微妙なテーマである。しかし、作者の独自の切り口で障害者の現実が浮き彫りにされる。そこには、同情といった感情は存在せず、ただ現実問題として障害者が存在しているという「現実」だけがあり、兎角すると陥りがちな自己肯定といった感情もない。
暗くなりすぎないように適度にギャグが挟み込まれてはいるが、作品全体には暗い雰囲気が漂う。野宮の存在が救いか。
私がこの作品を読んで感じたことは、彼らの現実を作者から提示された読者が、自分自身に問いかけることを求められているのではないかということ。あなたはどう生きていますか、と。
もちろん、スポーツ漫画として楽しむこともできるように配慮はされている。だが、話の中心は、障害者スポーツをモチーフとした障害者の人間描写である。上記のような問題を感じるかどうかは感性の問題であると思うが(決して悪意はない)、少なくとも私は深いと感じた。エンターテイメントとして楽しめる漫画であると同時に、考えさせられる漫画。色々な評価があると思うが、障害者に対する認識を再考させられた点で、物事の考え方が変わったりするほどの力をもった作品、9点とした。
(追記:2008/11/05)
最新刊まで読了。やっぱりいいなぁ、この漫画。
この漫画の登場人物は、みんな徐々にだが「リアル=現実」と向き合い、その出来る範囲でのベストをつくそうと努力している。それに引き替え自分は・・・と考えつつ、読んでしまうのである。
かといって、作者の井上雄彦は決して説教目的でこの漫画を描いているのではないはずだ。「今の若者は頑張らないのに、この登場人物は・・・」とかそういうメッセージ性はないと思う。とにかく、この登場人物たちはみんな強いんだ。強い。そのことが見ていてしんどくなるときもあるけど、自分もがんばろうって思える。素直に感化されすぎかもしれないけど、それでいいのでは。
障害者や野宮の頑張りっていうのは、自分のできる範囲で頑張れよっていう一種の励まし。みなさんは、どのようにこの漫画を読むのだろうか。
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[投稿:2008-10-13 22:51:36] [修正:2008-11-05 20:55:50] [このレビューのURL]
8点 papico84さん
スラムダンクより、こっちの方が好き。
スラムダンクで高橋みたいなやつ出てこなかったから余計に。
おもしろいです。
野宮が好き。
しかし、救いようがない、目の前の現実。
読んでいる自分が登場人物の気持ちが味わえて、苦しくて涙がこぼれます。
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[投稿:2008-07-27 21:18:37] [修正:2008-11-03 22:42:41] [このレビューのURL]
7点 理不尽みるくさん
バガボンドを終わらせてこっちに専念してほしい。
絵がちょっと手抜きに見える。それでも上手いんだけどね。
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[投稿:2008-09-26 21:48:02] [修正:2008-09-27 01:05:15] [このレビューのURL]
10点 nanoさん
3つのストーリーとキャラ全てに魅力がある。
複雑な思いの葛藤と、時折見せる笑いが、うまく混ざり合っている。
この作品は、まさに「リアル」そのものだ。
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2008-09-16 01:02:37] [修正:2008-09-16 01:02:37] [このレビューのURL]
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