リアルのレビュー
9点 はと時計さん
ため息が出る。
井上雄彦はなんてすごいんだろう。
障害者バスケを題材にしてこんなにも熱い物語を創る。
悲しいだけの話なら、他の誰かにも描けるだろう。
だが、ここには井上雄彦にしか描けないものがある。
生きようとする姿が熱いのだ。
生きるのは難しい。
だけど、生きなければならない現実の中、
生きるために強くなろうとする登場人物たち。
そして一人のうだつの上がらない青年の目線を通して読み手に問いかけてくる。
「あなたは?」
圧倒的な画力。物語の構成も申し分がない。赤裸々に描かれた登場人物たちがぐいぐいと物語の世界に引き込んでいく。
またもや傑作の予感。
ナイスレビュー: 2 票
[投稿:2006-11-11 14:14:43] [修正:2006-11-11 14:14:43] [このレビューのURL]
9点 えびりんさん
◆いまさら絵がどうの、ストーリーがどうの言うまい。障害者スポーツを扱っているが、それはたまたまに過ぎない。男が、何かに、打ち込む、アツい、魂が、ここにはある。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2006-05-07 15:11:07] [修正:2006-05-07 15:11:07] [このレビューのURL]
9点 ジェームスAさん
この作品は、単なるディサビリティースポーツを広めるためのものではない。かといって、単なるスポーツ漫画でもない。こう言うと複雑であるが、ストーリーの現実性と井上先生の画力のおかげで、割と感情移入のしやすい作品になっていると思う。
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2005-11-02 10:55:27] [修正:2005-11-02 10:55:27] [このレビューのURL]
9点 butcherさん
まだ連載中なんで点数は決めがたいけど現時点では間違いなく人に薦められるオモシロさ。
スラムダンクと違うのは試合をメインではなく車椅子バスケの周りをメインに置いてあるところ。
偏見、リハビリのつらさ、そしてそれを支える側の辛さもつらいまでにもうまく表現してある。
読んでて今までの誤解などがとけてくるんじゃないでしょうか。
主人公の同級生がダンプカーに跳ね飛ばされるシーンは見てる側からも『圧迫感』のある
迫力のシーンで恐怖感を感じるほどの絵のクオリティはさすが。
バスケ漫画を欠かせたら敵なしの井上氏に拍手。
ナイスレビュー: 2 票
[投稿:2005-06-02 21:40:53] [修正:2005-06-02 21:40:53] [このレビューのURL]
9点 団背広さん
井上雄彦はいい奴だ。スラムダンクで売れた名前を、車椅子バスケの知名度向上のために使うなんて…
大抵この手の障害者を扱った作品は説教っぽくなったり、変に感動ドラマっぽくなったりして一般層からは干されるのがオチなのだが、この作品はそうなるのを上手く避け、普通に読めるヒューマンドラマとして描いている。
笑いもある。感動もある。スポーツの興奮もある。魅力的なキャラクターも多い。
俺は障害者を扱った作品でここまでレベルの高いものを初めて見た。流石だ。
俺は障害者について描かれたものにはあまり客観的になれないので、極個人的な視点から9点をつけさせていただく。
それにしても、井上雄彦はいい奴だな。
ナイスレビュー: 6 票
[投稿:2005-05-13 20:26:42] [修正:2005-05-13 20:26:42] [このレビューのURL]
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