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8.02点(レビュー数:83人)

作者井上雄彦

巻数15巻 (連載中)

連載誌週刊ヤングジャンプ:1999年~ / 集英社

更新時刻 2011-01-18 06:05:07

あらすじ バスケをやめてから何をやっても上手くいかなくなった男、野宮朋美が古ぼけた体育館で車イスの男、戸川清春と出会ったことから物語は始まる。彼らが直面する現実(リアル)とは…?

備考 5年の休載期間を経て連載が再開された。

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リアルのレビュー

点数別:
36件~ 40件を表示/全77 件

7点 もずく酢さん

スポーツマンガと思って買ったら大間違い!
いや、私はそう言うつもりで買ったんじゃないですが…驚く程物語の進行が遅いです。でもそれこそが「リアル」!! 人間の精神恢復について丁寧、綿密に描かれているので、時間がかかって当然なのです。各々の事情で人としての「どん底」を味わう主人公達。読んでいて心にせまってくるものがあります。若干重い物語ですが、自己の再認識に手に取ってみるのはいいのかも知れません。
昨今の人間関係が希薄になった時代、苦しみながらもその中で生きていこうとする登場人物達の姿がひしひしと静かに、心に伝わってくる作品です。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-04-30 14:11:41] [修正:2010-04-30 14:11:41] [このレビューのURL]

8点 ジブリ好き!さん

テンポが遅いって言うよりは、流れゆく日常を丁寧に描いているって言うのが正しいのかな。
漫画や小説の時間の流れって、簡単に「そして3日後」って感じで軽視されちゃうんですが、実際僕らの生活では、1日あれば何かしらの発見なり進展なり、大であれ小であれ、あるものです。
そういったものが、スピード感の重要な少年漫画などでは省略してしまうのはわかるんですが、この漫画はそういった「1日1日の進歩」を排さず描いてくれているから嬉しい!
だからこそリアリティが生まれ、読者との距離が縮まってキャラに感情移入しやすくなるんだと思います。日常という「リアル」を見事に描き切っている!

そして更に凄いのは、あまりに「リアル」な日常を描いているためにスポーツ漫画としての迫力は弱く、また日常的すぎてエンターテイメント性も薄いのに、ここまで一般受けさせた作者の技量です。
井上先生マジパネェっす!

ただ一つ難を言えば、ちょっと発刊(というか連載)ペースが遅すぎ…巻が出るたびいちいち読みなおすはめに。
ま、その価値はあるんですけどw

ナイスレビュー: 1

[投稿:2010-04-05 15:54:39] [修正:2010-04-05 20:27:19] [このレビューのURL]

8点 そうすけさん

3人の主人公それぞれの“リアル"。
彼ら3人を通して彼ら3人の友人や彼らの住む街も好きになりました。
暗くなりそうな時、前向きにしてくれるのがいい!
「あとんす!!」

ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-03-26 11:38:28] [修正:2010-03-26 11:38:54] [このレビューのURL]

8点 ITSUKIさん

井上先生が「またバスケの漫画をやってる」と聞いて非常に喜んだのが中学の時だったと思います。
「SLAM DUNK」の様にまたアツい漫画を期待して1巻を読んだら、驚きました。
今となっては「同じ作者が同じ様な作品をまた描く」事はあまりないと理解していますが当時は作風の変化に戸惑いました。
絵の雰囲気も変わっていたし、バスケの描写自体がメインではなくなってるのがよくわかりました。

不定期連載ということで単行本のペースは一年に一冊。(まぁ、今は一年に一冊とはいえしっかり刊行されるだけマシと思っていますが)
ですが、この作品を今まで買い続けて正解だったなぁと思っています。
3人の主人公を立て、それぞれ自分の「現実(リアル)」と向き合っていく内容は、「感動した」とか「泣ける」とか軽く言葉で言い表せない様な厳しいものとなっています。
とんとん拍子で進まない展開も正に「リアル」だと思いますし、だからといって展開が遅いとかテンポが悪いとも思いません。(不定期連載なのを除けば)

そんな内容でもやっぱりギャグ部分はセンスが良くて面白いし「SLAM DUNK」から変わってなくてホッとします。
ドラマチックに見えるから現実味がないのか、現実味があるからよりドラマチックに見えるのか、自分では判断しかねますが毎年一年待って新刊を読むたびに「やっぱり面白いなぁ」と思っています。

完結してないので8点としてますが、作者補正を抜いても大好きな作品です。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-03-23 00:36:30] [修正:2010-03-23 00:36:30] [このレビューのURL]

9点 フクポルさん

<所持歴:全巻。収集中>

好きな作家が出来ると、その人の作品ってどうしてもフィルターかけて見てしまうんですよ。
自分の中でも、確実に「井上雄彦フィルター」ってのは存在します。
が、そうなるとどうしても作品のみの客観的な評価ってし難くなります。

で、この作品もフィルター通せば当たり前の様に10点な訳です。
頑張ってフィルター外してみると・・・それでも9点は堅いです。

車イスバスケというものの存在を知り、興味を抱かせて貰ったのも事実ですし、
ご都合主義でないリアル(現実)、それに直面した三者三様の葛藤など、
それらを表現出来る作者の技量の高さも間違いなく本物。


これでまた「井上雄彦フィルター」が強固なものになってしまいました。


ナイスレビュー: 2

[投稿:2008-03-21 05:54:46] [修正:2010-02-07 21:52:54] [このレビューのURL]

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