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7.25点(レビュー数:4人)

作者藤子・F・不二雄

巻数9巻 (完結)

連載誌少年ビッグコミック:1977年~ / 小学館

更新時刻 2009-11-25 06:34:38

あらすじ 明月中学に通う普通の中学生・佐倉魔美は、同じ中学の生徒高畑和夫を助けたことから、自分がエスパーであることに気づく。 高畑の助言の下、自らの超能力を高めていく魔美は、その能力を人助けのために活用する。

備考 1987年よりアニメ化。 全119話+SP1話

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エスパー魔美のレビュー

点数別:
1件~ 4件を表示/全4 件

8点 gundam22vさん

藤子F作品の中でも上位に来る完成度じゃないか
と思える作品。

エスパー少女ものじゃこれは漫画を代表するものでしょうし、
話の方も魔美の年齢がのび太らよりは上のために、
普段より対象年齢があがったSF短編寄りの深い話が多い
です。「魔女狩り」の話を出して、異能に対する多数の人間
の嫉妬をパパが語るシーンは恐怖でした。
魔美が最後まで不可抗力の高畑さん以外には隠し通したことからも、その重さが分かります。
絵も後期よりなので綺麗で安定していましたね。

魔美は色々な能力を身に付け、進化させて行きますが、一番の能力が、普段の超能力じゃなく、「どんな状況
でももう駄目だって時に打開してしまう力じゃないか」
という高畑さんの考察には思わず同意しました。

ナイスレビュー: 2

[投稿:2010-12-20 06:39:11] [修正:2010-12-20 06:39:11] [このレビューのURL]

7点 臼井健士さん

やっぱり藤本先生のほうが作家としての実力では安孫子先生よりも上なんだということが良く分かった作品。

主人公が中学生の女の子という点が異色。しかもあまり売れない画家の父親を持ち、バイトでヌードモデルをしているなんていう設定も。ドラえもん的なキャラの配置がされておらず、アドバイザーの高畑君との二人三脚で事件を解決することで魔美自身の心も成長していくという展開は好きです。

話は重苦しいものも多く、決してハッピーエンドばかりでは有り得ないところもあるものの、いいお話が多かったと記憶しています。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-11-23 13:02:10] [修正:2010-11-23 13:02:10] [このレビューのURL]

6点 ひろっさんさん

話の中で普通に魔美のヌードが出てくるので、子供の頃はドキドキしながら読んでた覚えがあります。

魔法少女ではなく超能力少女という設定がSFマンガの大御所らしい設定ですね。

ストーリーも普通に面白く読みやすい作品です。

あとアニメの主題歌は良い歌でしたねー。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2007-03-14 15:11:30] [修正:2007-03-14 15:11:30] [このレビューのURL]

8点 paperinaさん

[ネタバレあり]

ひょっとしたらF先生の作品で1番好きかもしれない。
ドラえもんやパーマンなどの他の有名作品と比べると
若干対象年齢は高めでしょうか?
(どの作品も大人だって楽しめる作品だとは思っていますが)
どのF作品にも言えることですが、
毒・ブラックユーモア・コメディ・考えさせられる部分などが
随所に込められています。
特に魔美が超能力を持っているという
「普通の人間と違う」点が周囲の人間にバレそうになり
迫害を受けそうになる話があったり、
周囲の人間が魔美のことを信じない状況になっても
友人であり良き理解者である高畑さんだけは
魔美のことを信じてくれたりする展開などは
胸に訴えかけるものがあります
(「理屈じゃないんだよ。信じるっていうことは」)
魔美の父が絵描きという設定は
作者のF氏と重なる点が少し見られ、
自分の絵を酷評された魔美の父の言葉は
F氏の心の声かもしれません。
(「誰にだって絵を批評する権利がある。
だけれど僕にだって怒る権利がある。
けなされた。僕は怒った。
それでこの件はおしまい」記憶に頼ってなんで正確じゃないかも)

誰にでも勧めることが出来る名作。
ちなみに今、廃刊になっていないF作品で
全ての話をちゃんと読めるのは
このエスパー魔美だけです。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2006-06-22 22:28:37] [修正:2006-06-22 22:28:37] [このレビューのURL]


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