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7点(レビュー数:8人)

作者山下和美

巻数30巻 (連載中)

連載誌モーニング:1989年~ / 講談社

更新時刻 2011-01-12 13:49:14

あらすじ Y大経済学部教授、柳沢良則は、道路は右端を歩き、横断歩道以外で道を渡らない。安くてうまい“さんま”のためなら、足を棒にしても歩きつづける。本書は、道路交通法を遵守し、自由経済の法則に忠実な学者の、克明で愉快な記録である。

備考 2003年、第27回講談社漫画賞一般部門受賞。またその前年2002年には松本幸四郎主演により実写ドラマ化された。

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天才柳沢教授の生活のレビュー

点数別:
1件~ 5件を表示/全8 件

9点 Suzzさん

人間観察の妙、その集大成といっていいほど完成された良作。
理解と探求を基礎とした人間(時として動物)ドラマは読むたびに違った印象を与えてくれる。

見開きこそ使わないものの非常に情熱的・情緒的表現で静かに盛り上げているのも面白い。
読みやすく、暖かく。読後感が良いのも本作の魅力であろう。

ナイスレビュー: 2

[投稿:2008-02-20 15:55:16] [修正:2008-02-20 15:55:16] [このレビューのURL]

9点 パンダマンさん

 正直、これのレビューは難しい
 初めてこれを読んだときは、あまり面白くなかった
しばらくして読み返したら、すごく面白かった
レビュー書くにあたり、また読んでみたら、もっと面白く感じた
また、この先読み返したらもっともっと面白く感じるんだろう
 間違いなく自分の中では、このマンガは「本物」だからだろう

 しかし、うーん、どこが面白いというとちょっと説明しにくい
 4巻途中くらいまでは、規則正しい教授の生活をユーモアに描いている
 化け始めるのは、この後だ

 段々とヒューマンドラマとして色濃くなってくる
 柳沢教授が、人の心の中に発見したビューティーというのかな
 美だとちょっと堅いし、美しいだと詩的すぎる。まとめたビューティーがなんか一番近い気がする
 これを魅せられた時、ものすごい感動があるのだ

 でも、人によっては美しく感じないかもしれない
 最初読んだ時のオレのように
 美は難しく、感じとれればすごい熱狂できるが、ダメな人はダメなのだ
 バトル漫画のようにわかりやすい燃えるような展開があるわけでもない
 感じ取れた人だけ熱狂できるのだ
 たぶん、これが自分の感じた柳沢教授の面白さだと思う

 はっきりしてるのは、これを読んだとき、自分はものすごく幸せな気分になれたという事だ

ナイスレビュー: 2

[投稿:2006-11-22 22:57:52] [修正:2006-11-22 22:57:52] [このレビューのURL]

8点 背番号18さん

このマンガ読むたびに違う印象を与えてくれる。自分の成長に応じて
メッセージの受け取り方が変わる。
出てくる人物の人間らしさを見ているとかわいいと思うし。
人間が好きになるし、自分のダメなところも認めれるようになる。
読んだ後のなんとも言えない清涼感は他のマンガではなかなか味わえない
ところですよ。。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2007-11-08 15:32:56] [修正:2007-11-08 15:32:56] [このレビューのURL]

5点 朔太さん

道路は右端を歩き、横断歩道以外で道を渡りません。
安くてうまい“さんま”のためなら、足を棒にしても
歩きつづけます。
道路交通法を遵守し、自由経済の法則に忠実な
学者生活を滑稽と笑い飛ばします。

今の時代、学者でなくとも変人は山ほど町にあふれる
時代になりましたので、連載開始の1989年には
滑稽と笑えたことも個性の時代となった現代では、
さほどそうでもない、と冷静にみてしまいます。

時代の変化にとても影響を受ける作品でしょう。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2019-06-05 20:03:06] [修正:2019-06-05 20:03:06] [このレビューのURL]

6点 columbo87さん

結構説教臭くなってきたり、ほのぼのな感じでお茶を濁したりと作風が随分変わってきました。
柳沢教授のキャラクターは果たしてブレてないのか?と最近は不安になりつつ読んでいます。一巻のエピソードは捻りがあってかなり心を掴むものがあります。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2011-07-11 12:47:40] [修正:2011-07-11 12:47:40] [このレビューのURL]

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