藤田和日郎短編集 夜の歌のレビュー
6点 fasterさん
「からくりの君」や「夜に散歩しないかね」など、レベルの高い短編も載っていて楽しめる。
が、個人的には「メリーゴーランドへ!」などは何が良いのかよくわからなかった。
藤田和日郎の原点を知るのにはいい短編集だと思う。
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[投稿:2009-09-13 22:32:14] [修正:2013-07-24 23:14:41] [このレビューのURL]
6点 s-fateさん
どんな文豪でも全集を読めばハズレと思える作品は必ずあるので、こういった短編集には過度の期待はしませんが、コレを読むと藤田さんの作品は昔も今も根っこは変わってないなぁと思います。拳法へのこだわり、怪異への傾倒、そしてからくり。後の藤田さんの作品に絡んでくるものばかりです。で、意外と根っこの中心的なものがメーリーゴーランドの話に出ているような気がします。
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[投稿:2010-09-26 03:15:14] [修正:2010-09-26 03:17:45] [このレビューのURL]
5点 ITSUKIさん
作者の短編集でも初期の作品を集めたものです。
それ故に、作画面はかなり未熟な所が見られ、正直かなり古臭い。
しかし、「からくりサーカス」の原型となった「からくりの君」などはファンなら一読の価値ありと思います。
まぁ、長編で人気を博している藤田和日郎ですが、実は短編もうまいんだよって事を知っていただけたら幸いです。
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[投稿:2009-12-19 18:12:27] [修正:2009-12-19 18:12:28] [このレビューのURL]
6点 まれらさん
バラエティに富んだ作品群だが、どの作品もいい素材の味をうまく引き出している。特に巻頭作「からくりの君」は好きな話で、よくこんな短い中でここまでファンタジックな世界が構成できるものだと思った。
あえて苦言を言えば、全体を通じてどことなく消化不良気味で読後感にすっきりしない部分が残る感じがするところか。キャラクターの肉付けがしっかりして来て、さあこれからという辺りでページが尽きてしまう。どの作品も続きが読みたくなる出来ということでもあるのだが。
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[投稿:2008-03-26 21:51:48] [修正:2008-03-26 21:51:48] [このレビューのURL]