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6.66点(レビュー数:3人)

作者尾瀬あきら

巻数10巻 (完結)

連載誌ビッグコミックオリジナル:2006年~ / 小学館

更新時刻 2009-11-25 06:39:37

あらすじ 松江のある酒蔵に一人のアメリカ人が訪れる。彼の名前はクロード。亡くなった祖母の夢であり、自分のルーツである酒蔵を再建して、ある酒を甦らせるという夢を叶えるため、奮闘する物語。

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蔵人 クロードのレビュー

点数別:
1件~ 3件を表示/全3 件

6点 kikiさん

尾瀬あきら氏お得意の日本酒の蔵元物語。
日系アメリカ人が祖先の作っていたお酒を再現しようと松江で奮闘するんだけど、実際にいるイギリス人杜氏の方がモデルかな?どちらが先か分かりませんが。

夏子の酒と同じく、蔵元が抱える問題や米や酒造りについて語られてますが、この物語ではそれにプラスして”生酛”について細かく描かれてます。うわーマニアックすぎる!けど日本酒好きな身としては勉強になったわ〜!

あと主人公の一人が居酒屋さんの娘なので、お店で美味しい日本酒をお客さんに飲んでもらうべく試行錯誤するんだけど、お酒の温度や合うおつまみなども丁寧に描かれていてこれまたとても参考になりました。

物語自体は途中から色々いきなりすぎることが多いので、尾瀬あきら氏の作品にしたらちょっと微妙かな。けど日本酒好きには素晴らしい作品です。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2014-03-17 20:47:58] [修正:2014-03-17 20:47:58] [このレビューのURL]

6点 bugbugさん

決してハズレの漫画ではないんですが
夏子の酒を読んでいれば、読む必要はない漫画かなとも思います

作者のファン(私のことです)以外はあまりお勧めしません
この作者の世界感はどこか温かくて好きなんですが
もうひとつ何か新しいモノが欲しかった

ナイスレビュー: 0

[投稿:2009-06-23 23:33:36] [修正:2009-06-23 23:33:36] [このレビューのURL]

8点 橙木犀さん

[ネタバレあり]

クロードは主人公ですが、彼が夢を叶えるためのスタートに立つまでに、様々な壁が立ち塞がります。
日本に滞在すること。働くこと。働く中でぶつかる日本語の壁。
一つ一つの問題を、様々な人たちの支えや手助けで乗り越えていく様子が胸を熱くします。
なぜ物語の舞台が松江になったのか、読み進むうちに見えてくることで、クロードの思いに心が揺さぶられるような気がします。

他にあと2人、主人公がいるのですが、彼らの成長も見所です。
自分のしたいことをはっきり見出せずにいた「せつ」が、どんどん成長していく姿は読んでいて爽快感あり。
現実に押し潰されそうになり、夢を見ることを諦めかけていた宏が、どんな次期蔵元に成長していくのかも楽しみです。

酒蔵だけでなく、飲食店や酒屋の心得、努力や工夫など丁寧に描き込んでいるので好感が持てます。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2007-05-30 00:36:09] [修正:2007-05-30 00:36:09] [このレビューのURL]


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