ベルセルクのレビュー
6点 bkさん
絵の上手さは圧巻。とてもインパクトがあるし、「こりゃすごい」と思わせるものがある。
話の内容も面白い。
ただ、連載・休載期間が長いと、なーんとなく今後の展開が読めてしまう。
むろん、作中で伏線や、今後がわかるような描写がそれとなく入っているからなのだが、
一つ一つの大きな流れがゆっくりゆっくり進んで行く感じなので
毎週読んでいて「おお、今度はこういう展開とは!これは予想外!」という驚きの楽しさがあまり無い。
むしろ「やっと終わったか」という感想の方が大きい。
これではいくら絵や話が良くても、「面白い」という感想が薄れてしまう。
それが残念である。
ナイスレビュー: 2 票
[投稿:2009-07-10 20:14:21] [修正:2009-07-10 20:14:21] [このレビューのURL]
9点 森エンテスさん
作者の逝去という形で不本意にも未完となった作品です。
この名作の物語の続きを読めないと知った時、涙が出ました。
それは作者の「死」が悲しいではなく、ここまで読者を驚かせ続けた作者が物語を収束させるという話をしていた矢先でもあり、きっと凄い衝撃的な物語と絵柄で読者を第2の蝕SHOCKを与えることを楽しみにしていたではないかと勝手に思い、それが出来なかった無念さを感じたのだと思います。
作者の死によって物語が未完になるのは非常に辛い。
しかし、最新巻までの物語でも何度でも読み返して感動できる。
ただ感謝するのみです。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2022-02-07 23:13:13] [修正:2022-02-07 23:26:42] [このレビューのURL]
5点 まさあきさん
かなり昔に一気読みしたが途中で読まなくなってしまっていた漫画
古い漫画を処分しようとしてたら出てきたので久し振りに読み返してみた
うーん、以前も同じく途中で飽きたがやっぱ今回もギブアップ
そもそもこの漫画自体、作者が自身の考えた世界観に酔いまくっているものであり、エログロでありながら実は内容はすごく幼稚
高い評価を受ける画力ってのも、作者の考える最高にカッコイイ戦闘シーンやありきたりな解説的台詞がウダウダ続くせいでパラパラとページをめくるだけになってしまい印象に残らなかった
食傷気味になってきたところで24巻でいよいよ魔法が出てきてしまう
どうしてもこの魔法使いが出てくるところで「もうダメ」って呟いて本を置いてしまった
もしかしたら食わず嫌いでこの作品の24巻以降の面白さをのがしているのかも知れない?
自分には散々作者のオ●ニーワールドを見せ付けられた挙句にいきなり魔法世界はキツすぎる
やっぱ処分する事になりました
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2018-03-08 11:25:33] [修正:2018-03-08 11:25:33] [このレビューのURL]
8点 霧立さん
結局のところ蝕までが「面白すぎた」のがこの漫画の不幸だったのかもしれない。蝕までの面白さの本質はガッツとグリフィスの関係が織りなす夢と絶望、友情と裏切り、人生とは何かという人が一度は思い悩む「人間の内面」にこそあったのだが、盛り上がり過ぎてしまった作品は新たな面白さを求めて「一大ファンタジー叙事詩」を目指してしまった。
結果としてその後の話は世界観も戦闘もスケールアップしてはいるが、作品の生み出す熱量は比較にならない。そして壮大になりすぎた展開は作者の筆の歩みを遅めるとともに、「おそらく完結しないだろう」という緩やかな絶望を読者に与えている。
ゴットハンド達と彼らが創造する世界全てに答えを出す事に囚われず、ガッツとグリフィスだけの決着を描ききっていればあるいは…などと詮無い事を考えてしまうほどに勿体無い作品になってしまった。名作として完結させるというのはこうも難しいのか。とはいえ蝕までで十二分に作品の価値はあるのでこの点数。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2015-05-23 18:46:02] [修正:2015-05-23 18:46:02] [このレビューのURL]
9点 いーらびさん
人間の心に潜む闇の描き方が秀逸。
残虐な描写にも不思議と説得力がある。
これこそが人間の真実。
ただグロイものを描くのとは次元が違う。
それ程に深い人間描写。
『三浦建太郎細密画集』になってしまったのが残念。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2013-04-01 14:15:24] [修正:2013-04-10 10:26:47] [このレビューのURL]
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