友達100人できるかなのレビュー
8点 ゆーやさん
この作者は本当に誠実なんだろうなぁと、どの作品からも感じ取れます。
喜怒哀楽の全てが詰まっていて、
そのストレートさに心を揺さぶられます。
ポジティブになれます。
基本一話完結のストーリーものなんですけど、
見事に捨て回が無し!
駄菓子屋のお婆ちゃんのエピソードと、虫を殺す男の子のエピソードが大好き。
巻数もちょうど良く、本当に良作だと思いますよ。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2015-05-19 00:00:46] [修正:2015-05-19 00:00:46] [このレビューのURL]
6点 大富豪ボックスさん
絵がポップで好き。
結構特徴ある絵だけど最近の新人漫画家(特に少年誌)の人たちの線がキレイなだけの絵よりも万倍魅力がある。
内容もほっこりするような心が熱くなるような、それでいてちゃんとSFしているそんな感じ。1話完結型だけどどの話もドラマチック。
疲れた現代人に息抜きに読んでもらいたい。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2012-09-02 00:50:22] [修正:2012-09-02 00:50:22] [このレビューのURL]
6点 臼井健士さん
「ラブロマ」のとよだ先生の新作です。
36歳の小学校教師が妻の出産の直後に唐突に現れた宇宙人によって過去の世界に拉致される。
彼等は地球を侵略に来た宇宙人。けれど、彼等には独自のルールがあり、「愛」を持っている生命体を侵略することは叶わない。
そこで、人類が愛を持った生命体であることを主人公が過去の世界、この場合は主人公が小学校3年生の時代で示さねばならない。
「友達100人を作ること」
リミットは小学校卒業まで。
それが直行、ほんのちょっと前までは妻の出産に立ち会っていた36歳の小学校教師が行わねばならないことだった。
謎の宇宙人でナビゲーターの「道明寺さくら」(桜餅から命名)を従えて、過去の世界で友人作りに勤しむ直行。
元の世界では生真面目で融通の利かなかった彼も、過去の小学生の世界では戸惑うことの連続。
「子供の社会」では大人の世界では当たり前のことすら決して当然ではないのです。
そこには彼等だけの独自のルールがあり、理屈だけ正しくても心を通わせた相互理解は有り得ない。
大人になってからは多くのクラスメートたちとは疎遠になり、そして二度とは会えない相手も多々いる。
大人になってからはそれが当然と受け止められることさえも、夢にも思わなかったあの頃。
「人類滅亡回避ミッション」という大風呂敷を
友達作りという日常風景に潜り込ませる作者の手管。
喩え100人分の物語が紡がれなかったとしてもだ!(笑)、見逃すわけにはいくめーよ!
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2010-07-08 21:33:31] [修正:2010-07-08 21:33:31] [このレビューのURL]
8点 punpeeさん
教師となった主人公が、少年時代のパラレルワールドにタイムスリップし、友達100人を作り、愛の尊さを証明するという物語。
20代半ば以上の男性ならノスタルジック感覚もあり、特に楽しめると思いますよ。
「プラネテス」よりももっとシンプルに打ち出した「愛」の哲学ですね。
小手先無しで真心に訴えかけるエネルギーのある作品です。
漫画が本当に好きなんだなぁというのが伝わってくるし、
小手先無しと言ったものの、漫画的な表現力、演出力には非常に長けた作家さんだと思います。
とよ田先生は、漫画界における良心ですね。
一話完結のストーリーもので、続けようと思えば最低100話は引き延ばせる設定の中、
中だるみも無く、描きたい事だけ描き、5冊で終わらせた部分も素晴らしいと感じました。
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2016-03-10 20:37:32] [修正:2016-03-10 20:37:32] [このレビューのURL]
10点 asd5さん
久しぶりに読み返しました。以前も面白いと思いましたが、
私自身の境遇が主人公に近づいたからなのか、最終回なんかはボロ泣きしてしまいました。
ラブロマもそうですが、心を開く、ということを描かれる漫画家さんです。好きです。
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2015-06-17 22:33:56] [修正:2015-06-25 22:29:47] [このレビューのURL]
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