YAWARA!のレビュー
7点 朔太さん
主人公 柔が本当にキュートなので、どんどん応援したくなる。
16歳から23歳までの公式戦で実は、不戦敗1回以外に負けていないけれど、
常に好敵手との戦いが待っていて、ハラハラドキドキです。
スポーツものとしての戦い場面も魅力ながら、柔道よりも普通の女の子になりたい
思いが行きつ戻りつして、ラブコメの要素もたっぷりです。
試合以外での名場面ベスト3です。
1位 渡米が決まった松田耕作との別れ 最終話 /
バルセロナオリンピック準決勝前
・・・ 当初風祭に憧れつつ、しつこい取材記者でしかなかった松田の存在感
に気づくのがラスト1年前です。オリンピック準決勝前に会えてその
気持ちに気づいた時、さらに渡米する松田へその気持ちが伝えられない
柔の表情、心の表現が見事でした。
2位 花園の男泣き
・・・不甲斐ない自分を鍛えに鍛えて、それでもなお届かない優勝
に男泣き。しかし、富士子はそんな花園に「あなたは私にとって
世界一のチャンピョンよ」と背中を抱きしめる。
3位 父 虎滋郎 との再会
・・・少し身勝手な父だが、柔の会いたい思いを切なく表現する。
ナイスレビュー: 2 票
[投稿:2011-08-18 14:43:54] [修正:2011-08-18 14:45:25] [このレビューのURL]
9点 kitanoさん
名場面・名台詞の嵐。コマ割り、編集も既に熟練の域。細部における技巧を凝らした演出が冴えに冴えてる。キャラクターが活き活きしている。漫画はやっぱりキャラクター第一だなと。とりわけ少年漫画においては。本作は青年誌で連載された作だけれど、その構造において、王道を行くストーリーや最強の主人公、お決まりのあれこれやラブコメに帰結するプロットといい、紛れもなく立派な少年漫画だと断言できる。お決まりやお約束って、何やかんや堪らない。言うまでもなく本作は、運びが手際良く、演出も達者という、しっかりとした土台ありきで傑作たり得ている。構造に目を懲らせ。必読。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2016-03-13 20:27:07] [修正:2016-03-13 20:27:07] [このレビューのURL]
7点 かずーさん
テンポがよくとても面白い作品ですね。
浦沢氏のスポーツマンガは、モンスターや20世紀少年のような膨大な
伏線がないので、非常に分かり易く読みやすい。
よって浦沢ワールド(ミステリー)が苦手な方も、素直に入れると感じる。
また悪役や味方、ちょい役キャラ設定の絶妙な味付け、ストーリー展開が
非常に上手なので、ワクワク夢中になれる秀作になっていると感じます。
まあ良者と悪者がハッキリしていて、ベタと言えばベタなんですけど・・・。
ただ間違いなくお奨めできるマンガです。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2010-02-22 10:36:44] [修正:2010-02-22 10:41:56] [このレビューのURL]
8点 まれらさん
実に爽快な傑作。スポーツ漫画としてもラブコメとしても相当の出来だと思うが、作者に対する期待が大きすぎるのか、意外と点数が伸びていないようにも感じる。
確かに柔が強すぎて試合展開が単調になるきらいはあるが、メンタル面の脆さと併せて描かれるためそう飽きずに読めた。また花園夫妻やライバルたちが思い切りスポ根しており、一種の群像劇として捉えればなかなか良いバランスだと思う。
難点を言えば中盤以降の恋愛関係の描写がしつこく、やや雑味として感じられる点が挙げられる。柔や富士子がモチベーションを取り戻し、せっかくテンポ良く進んでいたあたりで三角関係の話が挟まると、何か話がぶつ切りになったようで、せっかく生まれていたドライブ感がそがれるように思う。青年誌なのでやむを得ない部分もあったのだろうが、バルセロナ前あたりで人間関係を一旦精算しておいた方がクライマックスに向けて集中できたかも知れない。
もしこれが昭和40〜50年代に完全なスポ根ものとして描かれていたら、凄いことになっていたのではないかと思ってしまう。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2008-02-11 01:01:36] [修正:2008-02-11 01:01:36] [このレビューのURL]
7点 k0e3n2t0aさん
主人公最強の無双漫画。
読んでて気持ちがいい、スカッとする漫画。
作中主人公が負けるシーンは不戦敗以外でなく現実味としては薄いが、ギャグもまぁまぁ面白くペースもいいので読みやすい。
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2016-01-21 17:48:52] [修正:2016-01-21 17:48:52] [このレビューのURL]
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