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6.8点(レビュー数:5人)

作者高橋ツトム

巻数18巻 (完結)

連載誌月刊アフタヌーン:2001年~ / 講談社

更新時刻 2009-12-27 15:44:40

あらすじ 族(ゾク)なんて、走んなかったらただのヒマな野郎たちだ。だから暴走する。やるからには全開でやる。どこかの誰かが決めた道は退屈だ。悪態と暴力でヒーロー気取りも退屈だ。ホンモノの族は脆(もろ)く儚(はかな)い。暴走族を選んでしまった少年の青春。早くも傑作の声続々!加勢高志、中三。受験して進学して、その後はどうなる?「僕は将来、何になるんだろう」「カッコいい男になりたい。どうすればなれる?」不確かな高志の青春は、友達の付き合いで暴走族の集会に顔を出した瞬間、確かになった。これしかない。そう思ってしまった・・・。

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爆音列島のレビュー

点数別:
1件~ 5件を表示/全5 件

7点 Dr.Strangeloveさん

やはり高橋ツトムの絵が好きだ。
荒々しいが非常にクールな感触の絵。
まるで葬式のような絵。

この「爆音列島」は暴走族についての物語で、
恐らく作者自身の体験を基にしている。
しかし普通のヤンキー漫画のように
不良をカッコよくは描いていない。
逆に徹底して突き放した、冷徹な第三者の視点から
描いているような感じを受ける。

この人の弱点であるストーリーの構成も
克服されつつあるようだ。
地雷震と比べても話の作り方が大分上手になってきた。

改めて読み直したがこの作品は
高橋ツトムの現時点での集大成ではないだろうか。
今後「地雷震」に続く作者の代表作になりうる。

期待を込めて7点。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2007-05-30 22:38:27] [修正:2007-05-30 22:38:27] [このレビューのURL]

6点 朔太さん

素晴らしいのはタイトル。
確かに心を満たすのはマフラーからまき散らす爆音だけ。
これを日本中にまき散らしたい欲求が上手く表現できている。

簡単に言えば、暴走族物語。
英雄視もしないし、刹那的でもない。
走ってないとただの暇人だからという理由で走る。
未来も大人の先も知らない、考えない。

高橋ツトムの絵が好きだ。
説明できない感情を上手く表情にできる人だ。

惜しいと思うのは、やや冗長なストーリー展開。
雰囲気が最高なので惜しい。


ナイスレビュー: 0

[投稿:2019-06-05 05:42:36] [修正:2019-06-05 05:42:36] [このレビューのURL]

9点 デビルチョコさん

これはヤンキー漫画ではなく、暴走族漫画。

暴走族になった経緯や、何を考え走っているのか等、
登場人物達の生い立ちや心理描写が丁寧に描かれていて読み応えがあり、
著者が最後までブレずにこの作品を描いているのが伝わってくる。

また単車を運転している時のクラッチを使うコマや
バイクを改造しているコマ等、細かい所の描写も良かった。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2015-02-12 21:52:39] [修正:2015-03-25 12:09:07] [このレビューのURL]

6点 あんりさん

テンションが好き
族がやたらと美化されず
主人公がまだアホなガキだってとこがなおさら良い
漫画みたいにカッコイイ奴なんて そんなにいないんだろうな。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2007-05-30 23:48:04] [修正:2010-04-15 12:50:20] [このレビューのURL]

6点 Suzzさん

ヤンキー漫画は数あれど、こうも自然な流れで主人公がヤンキーになる
漫画は未だかつて見た事が無い気がする。

内容といえば小さな悩みから大きな葛藤まで、多感な思春期の少年心理を
かなり深く表現できている。
自然体な感じがいいのだろうか。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2008-05-08 20:08:16] [修正:2008-05-08 20:08:16] [このレビューのURL]

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