「paperina」さんのページ

総レビュー数: 27レビュー(全て表示) 最終投稿: 2005年04月29日

ぶっとんだ高いテンションで繰り広げられるギャグ。
そんなヘタをすればどこにでもあるような
ギャグマンガになってしまうようなこの作品。
しかし、根底には深く重いものが潜んでいる。
どこまでも自由に自分のことを表現する「ニア」と
実は心の奥に悩みを抱えている「まゆ子」。
まゆ子がひとりで思い悩むシーンでは
まるで別のマンガを読んでいるような重苦しい空気に包まれる。
読み終わったあと、祭りの後のような少しの切なさを感じさせる。
そんな作品。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2005-05-09 22:27:56] [修正:2005-05-09 22:27:56] [このレビューのURL]

4コママンガ界に新たなる風を送り込んだ作品。
読み手は選ぶと思うけど、
ハマったらその中毒性は恐ろしいほど高い。
未読の方は1度、読んでみてはいかがでしょうか。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2005-04-29 18:12:55] [修正:2005-04-29 18:12:55] [このレビューのURL]

[ネタバレあり]

初期は笹原がオタクとして成長(?)していく過程を
咲ちゃんの一般人としての視点をとおし見ていく。
中盤は咲ちゃんがオタクたちと一緒にいることに慣れはじめる。
後半は荻上さんのイタ可愛らしさとツンデレが
前面に押しだされはじめる。


1番、オタクの生態を描いていたのは初期でしょうか。
仲間内でマンガについて語り合ったり、
エロゲーがどうしたこうしたなんていうのは
オタ友人を持っているオタクとしてはよくあることです。
「あるある〜」となりつつもイタくなりすぎないようにしている
バランスは見事。


このマンガを最後まで読んで感じたのは
序盤は男オタクの姿を
後半は女オタクの姿を描いていたのだということ。
笹原と荻上さんの恋愛はその描き方の
副産物であると僕は解釈しています。
そして、・・・・・このマンガの真のヒロインは
やっぱり咲ちゃんだったのだということ(苦笑
最後のあの笑みは・・・・・。
あなたはどう解釈しますか?

ナイスレビュー: 1

[投稿:2005-08-16 17:15:55] [修正:2007-01-07 12:44:04] [このレビューのURL]

[ネタバレあり]

ひょっとしたらF先生の作品で1番好きかもしれない。
ドラえもんやパーマンなどの他の有名作品と比べると
若干対象年齢は高めでしょうか?
(どの作品も大人だって楽しめる作品だとは思っていますが)
どのF作品にも言えることですが、
毒・ブラックユーモア・コメディ・考えさせられる部分などが
随所に込められています。
特に魔美が超能力を持っているという
「普通の人間と違う」点が周囲の人間にバレそうになり
迫害を受けそうになる話があったり、
周囲の人間が魔美のことを信じない状況になっても
友人であり良き理解者である高畑さんだけは
魔美のことを信じてくれたりする展開などは
胸に訴えかけるものがあります
(「理屈じゃないんだよ。信じるっていうことは」)
魔美の父が絵描きという設定は
作者のF氏と重なる点が少し見られ、
自分の絵を酷評された魔美の父の言葉は
F氏の心の声かもしれません。
(「誰にだって絵を批評する権利がある。
だけれど僕にだって怒る権利がある。
けなされた。僕は怒った。
それでこの件はおしまい」記憶に頼ってなんで正確じゃないかも)

誰にでも勧めることが出来る名作。
ちなみに今、廃刊になっていないF作品で
全ての話をちゃんと読めるのは
このエスパー魔美だけです。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2006-06-22 22:28:37] [修正:2006-06-22 22:28:37] [このレビューのURL]

椎名高志氏が「一番湯のカナタ」で打ち切りをくらってから
3年かけて通した企画がこの「絶対可憐チルドレン」。
これだけでも椎名氏がこの「チルドレン」にどれだけ愛着を持ち
また、賭けているかがわかるというものです。

この作品は「力に恵まれた者の未来」ということを
丁寧に描いています。
大きな力を持った存在は周りから疎まれることがある。
そう遠くない未来、大きな力を持った少女達は
世界を破滅させる悪魔にだってなれる・・・。
しかし、お目付役である皆本は少女達と対等に接し、
ときにはちゃんと叱って諭します。
少女達に健全な心を持ってもらうために。
少女達はこの世界、人類にとって天使になるのか、
悪魔になるのか。

しかし、この作品。
「子供に読ませたいマンガ」ではあるけれど、
「子供向けマンガ」ではないよなぁ。
週刊少年サンデーの今の方向性に真っ向から立ち向かっていくさまは
まさに椎名氏ですね(苦笑)

ナイスレビュー: 1

[投稿:2005-10-19 08:23:18] [修正:2005-10-19 08:23:18] [このレビューのURL]

幼なじみの女の子の精神年齢が6歳に戻ってしまうという
一見するとただの萌えマンガのような設定に
嫌悪感を覚える方もいるかもしれない。
しかし、このマンガにはしっかりとストーリーがある。
「いったいどうすれば大人になれるのか」
「そもそも大人とはいったいどういうことなのか」
17歳の「七華」と6歳の「ななか」は
「大人」ということについて考え、悩み、揺れ動く。
アニメ化決定により連載が延長され
若干疑問に思う展開もでてきたりするが、
根本はしっかりと作られている。
怒濤の最終巻の展開には息をのんだ。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2005-06-07 20:01:15] [修正:2005-06-07 20:01:15] [このレビューのURL]

南春香(ハルカ)・・・高校生の長女
南夏奈(カナ)・・・中学生の次女。
南千秋(チアキ)・・・小学生の三女。

タイトル通り、「南家」の3人姉妹の日常を描いた作品。
絵が白い点が気になったりもしますが、
話自体は非常にツボです。
ただ、ノリが若干独特なせいか、
受けつけない方は受けつけないと思います。
友人2人に貸して読んでもらったところ、
ひとりは爆笑してましたが、
もうひとりは「ネタがちょっと・・・」と言ってたので
私はそう感じたのですが。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2005-05-06 20:12:14] [修正:2005-05-06 20:12:14] [このレビューのURL]

確かに説教臭い。
しかし、なんらかの真理をついていると思わされる。
読んだものの心を掴んで放さない力がある作品。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2005-04-29 17:50:27] [修正:2005-04-29 17:50:27] [このレビューのURL]

[ネタバレあり]

ヘタレた感じの萌え絵のせいで
ただの萌えマンガだと思っている人が多いのではないでしょうか。
この作品はまったりとした日常を描いているなかにも
時折、非常に大きな重い問題を織り交ぜているのがポイント。
3巻くらいまで読んでみれば
自分に合うかどうかわかるのではないでしょうか?

余談:連載誌の看板マンガになってしまっているので
   長々と連載をさせ続けられるのではないかと心配しております。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2005-04-29 17:17:01] [修正:2005-04-29 17:17:01] [このレビューのURL]

たしかにかわいいロリ少女たちが繰り広げる日常を描いた作品です。
しかし、ただそれだけの作品ではありません。
とにかく、不条理ギャグのオンパレード。
その手のギャグが好きな人なら絶対にハマること間違い無しです。
ロリマンガだと思って敬遠していたら損しますよ。

最後にひとつ、注意を。
1巻に収録されている話は不定期連載の頃からのものも
収録されているので、
1巻の最初と最後ではキャラの絵柄がかなり違います。
なので2巻から読んでみるのもいいかもしれません。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2005-04-29 17:04:50] [修正:2005-04-29 17:04:50] [このレビューのURL]

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