「みかん」さんのページ

総レビュー数: 29レビュー(全て表示) 最終投稿: 2009年04月27日

[ネタバレあり]

詩的な要素やドラッグが出てくる点などは今思えば厨二っぽいかな?と連載当時(中学生時代に)ハマった自分を振り返ると思いますが、今読んでも全3巻という中で最初から最後まで無駄が無くきっちり収まっていて、大変良質な作品だと思います。
特に終盤の、イヴを引き止めようと必死になる子供たちの素直で純粋な強さは心に響きました。また、子供たち以外、美月を取り巻く友人や家族からも彼女を失いたくないという想いが強く感じられて、改めて、生きる事から逃げることが何故罪なのかと考えさせられました。
少女漫画ではありますがテーマがテーマなので、結構重くも感じられる作品です。(それでも子供たちのキャラクターによって明るい場面もありますが。)でも一晩で読み終えられる長さでもあるし、少女漫画を普段読まない人にもオススメできる作品かと思います。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2009-07-11 04:29:00] [修正:2009-07-11 04:29:00] [このレビューのURL]

[ネタバレあり]

ここを含め色んなレビューサイトを先に見ていたのであまり過度な期待はせずに読んだのですが、個人的には細かいネタ含め面白かったです。特に、悟空が出てくることは予想できても、悟空先生のフィギュアが出てくるなんて思ってもなかったのでツボでした。
「魔人ブウとキャラかぶってる」と自分で言っちゃうのも作者らしくて好感が持てました。たしかにドラゴンボール(特にシリアスな頃)と比較すると雰囲気が違ってはいますが、本来の作者の持ち味というか、こういったのほほんと飄々とした、馬鹿馬鹿しい話をもってくるのも魅力の1つだと思うので、私は読んでてホッとしたというか楽しめました。
それから作画方法が回によって異なっていて、作家として模索しながら描いてるんだなぁと見て取れてよかったです。やっぱり付けペンの方が単調も迫力も、効果に幅が出ていて、個人的には作画はやっぱり後半のようにアナログが良いなと感じました。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2009-07-11 04:02:14] [修正:2009-07-11 04:02:14] [このレビューのURL]