「でろりん」さんのページ

総レビュー数: 29レビュー(全て表示) 最終投稿: 2010年05月06日

タイトルだけは知っていたが、ボクシング漫画とは知らなかった
ストーリーは父シャーク堀口が試合中の死闘が原因で亡くなってしまう
母方の祖父母に育てられた一人息子の元気は父と同じ世界チャンピオンを目指す、簡単に言ってしまえば満田拓也の「MAJOR」とほぼ同じだ

ボクシング漫画なので試合について書くつもりだが駄目な所しか思い浮かばない、正直かなり面白くない
一方的に殴られるもワンパンチで逆転するし
何回倒されてもゾンビの様に立ち上がる主人公元気
終盤はまるでパンチドランカーの様な目をになっちゃってるし怖い
強さに説得力がなさすぎる関拳児、20秒で予告KOて・・・
漫画的なボクシングの描き方で好みじゃない
それでも熱さがあればいいんだけど、それもない

しかし試合以外はなかなか面白い、人と人との繋がりを描くのがうまい
あえて突き放す祖父母だったり、岡村との友情もいい
恋愛パートも火山尊と関拳児以外の恋愛は凄く丁寧に描かれていて好き

自分は最後がやや消化不良だった
名作と呼ばれる作品だが点数はこの程度に留めておく

ナイスレビュー: 0

[投稿:2011-09-21 21:07:39] [修正:2011-09-21 21:13:26] [このレビューのURL]

基本は脱走漫画ですが、福本先生が描きたかったのは
最後の涯のスピーチではないでしょうか
「人間なのに」から涯の意思が伝播する流れは迫力があった
ただ「孤立せよ!」の意味は私には理解できなかった

脱走にも迫力があるのはいいけど、ちょっと大人達がまぬけ過ぎますね
もの凄くバレそうな所に隠れても気づかれなかったり
あっさりビデオ奪われたり(金庫あるなら金庫だろ・・・)
何回か読み直す面白さがあるからこそ、駄目な点も目にいきがちになる
正直そんなに気になる所でもないけど、おかしい事はおかしい

個人的にどうしても残念なのが課長の澤井
彼は彼なりに彼等を真面目に教育しようとしていた
のにもかかわらず、平田自身の自白により涯の無実の罪が明白になった後も
平田の犬を続けてしまった点だ
この作品は打ち切りで終盤は急速に終わらせていたのは分かる、分かるが
これじゃあ3巻の「洗脳ではなく改心です」「どうも平田様は少し誤解なさっている様だ」になんの説得力もないし、かなりがっかりした

全5巻でよくまとまっていて最後まで勢いは衰えない
しかし荒い部分も目立つ作品だと私は思った

ナイスレビュー: 0

[投稿:2011-09-19 10:14:35] [修正:2011-09-19 10:14:35] [このレビューのURL]

オサレなバスケット漫画、系統で言えばテニスの王子様(ぶっ飛ぶ前)
辺りと似た雰囲気を感じさせる作品です

まずバスケット漫画を描く画力で足りてない様に思えます
試合中の動きが静止画になってしまっていて
迫力がまるでない、この作品を見て
初めて某有名バスケット漫画の画力の高さが分かった

肝心の試合の内容はどれも印象が薄い
最後の試合も一番しっかり描いてあるはずなのに
盛り上がる場面がない、終始平坦なまま終わってしまう

一昔前の作品なのでしょうがない部分もありますが
ファッションやセリフが背中に痒さを感じさせてくれます
更に書かせて頂くと、この漫画のイケメン達には
「あざとさ」を感じます、すかしたセリフ、八重歯等々・・・

基本的には女性読者に向けた作品だと思います
男性はちょっと読み辛いんじゃないかな、少し厳しめの評価を下します

ナイスレビュー: 0

[投稿:2011-09-16 20:06:05] [修正:2011-09-17 12:35:08] [このレビューのURL]

決してパクリではないはずだが
終始ついて回る既視感が心にモヤを生む
そしてやっと自分の中で納得のいく答えが出た
これはドラマ「世にも奇妙な物語」と似ているのだ
同じ様な話があったかどうかは知らないが
ストーリーの作り方、そしてオチのスッキリするようなしないような
少し奇妙なオチの感じがとても似ている印象を受ける

全1巻で綺麗にまとめている
絵にも魅力があり何より緊張感を生む画力である
だがしかし平凡なサスペンスという評価で止まってしまう
それはやはり既視感から来るものであり
少々物足りなさを感じてしまった
まあうん5点かなあ、結構面白いけどね

ナイスレビュー: 0

[投稿:2011-09-09 10:26:20] [修正:2011-09-09 10:26:20] [このレビューのURL]

リアリティーはありそうでない
実際には起きない様な問題が多発している
なのに真に迫るこの迫力はなんだろう!
分からない・・・とても説明できる文章力は自分にはない

設定はいたって普通の中学教師
どんな些細な問題も大きな問題フラットな目で見て解決に導く
そんな真摯な姿勢に好感がもてる鈴木先生

特にその魅力が存分に出てくるのが1巻、中でも「教育的指導」が一押し
自分がもし彼の立場ならどう解決に持っていくか・・・
という思考でこの話を見て欲しい
軽くそのはるか上をいく「解答」を示してくれるはず
少なくとも自分はそうだった、そして感嘆した

しかし読み進めていくと話のキレが落ちてくる印象がどうしてもある
竹地とカーベの件はかなり中途半端な締めに見えて
解決まで持ってこれなかった気がする
そして後半の演劇、うーん最後の数巻は「教育」じゃなくて「演劇」
にすり変わった感じがするのが残念
最後の事件も鈴木先生が問題を解いて欲しかった
あれじゃあ主人公小川蘇美だよ、にしても彼女は人間卒業してるなあ

ナイスレビュー: 0

[投稿:2011-09-08 09:47:34] [修正:2011-09-08 09:47:34] [このレビューのURL]